【感想・ネタバレ】結界師 33のレビュー

あらすじ

間時守から聞かされた烏森の地を巡る因果の始まり…。完全封印を目指す良守の胸中にやるせない思いが去来する。一方、なりふり構わぬ覚悟で、陥落した裏会総本部を救うべく正守が動く。総帥との戦いの刻がいよいよ間近に迫る。物語の扉は今、最終章に向けて大きく開かれた!!

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心に眠った厨二病を呼び起こす、妖退治物語!

物語の舞台は烏森(からすもり)という土地。そこには、「妖を引き寄せ、力を与えてしまう」という厄介な性質があります。土地の力を受け、時に狂暴化する妖を、人知れず退治して平穏を守る存在…それこそが「結界師」!

この作品の魅力のひとつは、個性豊かで深みのあるキャラクターです。
主人公の良守や幼馴染の時音もさることながら、絶対に外せないのが数多くの敵キャラたち。人間に裏切られた過去、この世への悲しみ、昔の仲間への怒り…どの敵にもしっかりと動機があるので、倒すべき相手にも関わらず、思わず感情移入してしまいます。良守や時音がかっこよく見える理由は敵キャラにもあるのかも?
そしてもうひとつの大きな魅力が、巻を追うごとに広く、深く展開していく物語です。
序盤は短いエピソードが多い本作品ですが、平穏な日常とバトルを繰り返しているうちに、気づけば大きく深い事件に巻き込まれることになります。ミクロもマクロも練り込まれた展開は、読了後もきっと読み返したくなること間違いなし!

烏森はなぜ強力なのか?結界師とは何なのか?数々の謎の真相を、ぜひ確かめてみてください!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ちゃんと生活も大事にする放課後あやかしバトル33冊目。

宙心丸の生い立ちが分かって、良守たちがひと通り覚悟を定めて、正守があがいた挙句に割とやりがいの良い立ち位置を手にいれて、ついに総帥最終決戦の開始。

皆それぞれに目的を持って人生を生きているところが良くかけていて素晴らしい。
カバー折り返しの時音の笑顔が最高です。

0
2011年03月16日

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