あらすじ
合体して強烈な攻撃を繰り出す3つ子の白羽児を封じた良守と時音。しかし、この戦闘を密かに観察する男がいた。時音の放った式神に不意をつかれた男は、思わず邪気を漏らしてしまい、それを感じ取った良守の追跡を受けることに。異様に長く伸びる手で遠くをつかんで逃げる男を良守は…。
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心に眠った厨二病を呼び起こす、妖退治物語!
物語の舞台は烏森(からすもり)という土地。そこには、「妖を引き寄せ、力を与えてしまう」という厄介な性質があります。土地の力を受け、時に狂暴化する妖を、人知れず退治して平穏を守る存在…それこそが「結界師」!
この作品の魅力のひとつは、個性豊かで深みのあるキャラクターです。
主人公の良守や幼馴染の時音もさることながら、絶対に外せないのが数多くの敵キャラたち。人間に裏切られた過去、この世への悲しみ、昔の仲間への怒り…どの敵にもしっかりと動機があるので、倒すべき相手にも関わらず、思わず感情移入してしまいます。良守や時音がかっこよく見える理由は敵キャラにもあるのかも?
そしてもうひとつの大きな魅力が、巻を追うごとに広く、深く展開していく物語です。
序盤は短いエピソードが多い本作品ですが、平穏な日常とバトルを繰り返しているうちに、気づけば大きく深い事件に巻き込まれることになります。ミクロもマクロも練り込まれた展開は、読了後もきっと読み返したくなること間違いなし!
烏森はなぜ強力なのか?結界師とは何なのか?数々の謎の真相を、ぜひ確かめてみてください!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
第6巻では、今後に大きく関わってくる人物が登場します。
志々尾限
彼がチームに加わることで新たな化学反応が期待できます。
そして良守の力もさらに発揮できるような気がして楽しみ。
夜行、裏会だんだん世界が広がってきました~!!
Posted by ブクログ
この六巻では、志々尾限が登場してきますが、私は基本的に志々尾君が好きなので六巻もとても面白く読めました。
やはり目玉は減と良守の衝突だと思います。良守は兄である正守と比べられるのは気に入らないし、減は減で正守を尊敬しているし、本当に「ライバル」としての関係性なので見ていてあきません。
Posted by ブクログ
扉絵の限がすごく好き。
というかこ回で出てくる最初の人皮の性格が大好き。
あれ火黒たんと同じ容姿なもんだから、火黒たんもあんなふうに媚うるときだけあんなしゃべり方したら超絶萌えるとか一人でもんもんとしてます(現在進行形かよ)
火黒たんも「白様!」とかいってくれればまじ悶える。
Posted by ブクログ
異類婚の話も、実は好きです。
アウトサイダーであること、どうやって受け入れられるか(または、受け入れられないか)ということは、わたしが物語を選択するときの大きなテーマになっているかも。
いい感じです。
Posted by ブクログ
ISBN4091270662 2005年3月15日初版 390円(税別)
【ストーリー】
三つ子の妖怪・白羽児を退けその背後で監視をしていた妖との対決、さらにはそのバックの謎の男も登場する。志々尾という、良守にふくみのある挑発的な転入生が現れる。烏森を狙う妖組織の片鱗が垣間見える。
収録内容は下記の通り。
「監視者」「研究」「爪跡」「志々尾限」「生家」「招かれざる客」「正守と限」「大首車」「正統継承者」「賞金首」
【感想】
時音の急接近にドキドキの良守がすごく可愛かった!!志々尾、良守、正守の微妙な関係がこの先気になります。正守は相変わらず影があって奥が深くて気になるキャラです・・・。
Posted by ブクログ
限初登場。
本格的に動き出す黒芒楼編。だんだんと普段とは違う戦いへ。
それにしても初読み時、主人公にやたらと肩入れする悪い癖が出ていたため
限があんまり好きじゃなかった。ごめん。
Posted by ブクログ
兄ちゃんでた!正守!……ほら、やっぱりわたしは胡散臭いヤツが好きなんだ(笑)志々尾も好きです。……これ、時音をめぐってのバトルとかになりませんかね?(ええ?)