あらすじ
ある日、良守のクラスで教える黒須先生の肩に、黒猫の霊が取り憑いていた。なんとか成仏させようと考えた良守が原因を調べたところ、以前校庭によく来ていた黒猫を先生が「ノワール」と名付けて可愛がっていたことが判明する。この時まで黒猫が死んだことを知らなかった先生だが…。
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心に眠った厨二病を呼び起こす、妖退治物語!
物語の舞台は烏森(からすもり)という土地。そこには、「妖を引き寄せ、力を与えてしまう」という厄介な性質があります。土地の力を受け、時に狂暴化する妖を、人知れず退治して平穏を守る存在…それこそが「結界師」!
この作品の魅力のひとつは、個性豊かで深みのあるキャラクターです。
主人公の良守や幼馴染の時音もさることながら、絶対に外せないのが数多くの敵キャラたち。人間に裏切られた過去、この世への悲しみ、昔の仲間への怒り…どの敵にもしっかりと動機があるので、倒すべき相手にも関わらず、思わず感情移入してしまいます。良守や時音がかっこよく見える理由は敵キャラにもあるのかも?
そしてもうひとつの大きな魅力が、巻を追うごとに広く、深く展開していく物語です。
序盤は短いエピソードが多い本作品ですが、平穏な日常とバトルを繰り返しているうちに、気づけば大きく深い事件に巻き込まれることになります。ミクロもマクロも練り込まれた展開は、読了後もきっと読み返したくなること間違いなし!
烏森はなぜ強力なのか?結界師とは何なのか?数々の謎の真相を、ぜひ確かめてみてください!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
第7巻で、ついに黒幕らしき動きが本格的になってきます。
学校のほのぼのした話もありますが、「黒芒楼」が出てきたことで戦闘シーンも多くなりそうですし、中ボスらしき人物(妖?)も続々登場で面白くなってきました。
そして、お兄ちゃんも独自に動き出しています。お兄ちゃんにしか出来ないことをして、良守とは違った形で守ろうとしている気がします。烏森を守るとは言い難いのですが・・・。家族を守りたいだけなのかもしれませんね。
でもちょっとダークな雰囲気も持っているので完全な正義とはいえませんし・・・。だから正統継承者の証が出なかったのかも?
Posted by ブクログ
十二人会の時のまっさんは超絶エロいと思う。普段もですがとくにこんときはね!
そして人型に入ってるときの火黒たんがすごい好きです。
あんだけ性格わるいですが最後まで受けとのたまってました(うわ)
Posted by ブクログ
ようやく色々火がついてきました!結界師、油が乗ってきた!もー良守は枕だきしめて赤らんだりとか逐一かわいいし、正兄はクリームソーダでざぶとんにドッ!だし、時音は「ハッ」で女王様だしラブにまったく気が付いてないし、志々尾は「これはこれで大変」だし瞬殺だし。たまっらん!!もだえる!!
Posted by ブクログ
七巻に入り、妖の集団である黒芒楼が大々的に出てくるようになりました。
また、正守も裏会の幹部会である「十二人会」に昇格し、物語も核心に近づいてきていると思います。
ですが、七巻の段階では黒芒楼からの刺客である火黒と、良守たちとの戦いがメインだと思っています。限が傷つけられ、それに憤る良守など、二人の関係が少しずつでも違ってきているのが目に見えてわかります。
Posted by ブクログ
390円(税別) ISBN4091270670
2005年6月15日初版
【ストーリー】
先生に黒猫の霊体がとりついた「最後の称賛」、八王子くんが時音を連れ出す「中高のプリンス」「八王子君也」「烏森で一番」、風邪で寝込んだ良守の代わりにじいさん大ハッスルの「じじいの夜」、裏会最高幹部会合に正守が初参加する「十二人会」、時音が一瞬良守の男としての成長を考える「ずっと・・・」、烏森の地を狙う輩が組織立って襲来する「宣戦」「交渉」「火黒」。
【感想】
黒猫の話は泣けました。いい話や・・・・。時音かっこよすぎ!!好きだ〜〜姉御!!良守と志々尾の関係がなんだかちょっと微笑ましいです( ^▽^)良守の母健在で現役だったんですね。。。。
Posted by ブクログ
笑い話も含めつつ、だんだんと不穏な空気へ。
時音さんを怒らせたらだめだと確信した巻でした。
シリアスパートでは裏会に十二人会なるものが出てきたり、だんだんと烏森以外の外も騒がしくなりつつ。
黒芒楼のメンバーも出始めたりと徐々に本格的に。
でも進みが遅くてちょっとイライラ。