あらすじ
地下より現れし漆黒の天守閣内へ母・守美子と共に潜入した良守達。異形の者達が闊歩する城の内部で殿の居場所を求めて彷徨う一行だが、気配はすれど肝心な姿が見当たらない。そんな時、何かに気付いた良守のとった意外な行動とは!?そして、物語の歯車は激しく動き出し、結界師達の運命にも大きな変化が起ころうとしていた…。
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心に眠った厨二病を呼び起こす、妖退治物語!
物語の舞台は烏森(からすもり)という土地。そこには、「妖を引き寄せ、力を与えてしまう」という厄介な性質があります。土地の力を受け、時に狂暴化する妖を、人知れず退治して平穏を守る存在…それこそが「結界師」!
この作品の魅力のひとつは、個性豊かで深みのあるキャラクターです。
主人公の良守や幼馴染の時音もさることながら、絶対に外せないのが数多くの敵キャラたち。人間に裏切られた過去、この世への悲しみ、昔の仲間への怒り…どの敵にもしっかりと動機があるので、倒すべき相手にも関わらず、思わず感情移入してしまいます。良守や時音がかっこよく見える理由は敵キャラにもあるのかも?
そしてもうひとつの大きな魅力が、巻を追うごとに広く、深く展開していく物語です。
序盤は短いエピソードが多い本作品ですが、平穏な日常とバトルを繰り返しているうちに、気づけば大きく深い事件に巻き込まれることになります。ミクロもマクロも練り込まれた展開は、読了後もきっと読み返したくなること間違いなし!
烏森はなぜ強力なのか?結界師とは何なのか?数々の謎の真相を、ぜひ確かめてみてください!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
時期というのは、多分、二つの家が結びつく時期みたいな意味のような気がします。だから、良守と同時に時音のポジションも大切みたいになっていくと思うのですが、どうなんだろう。
しかし、結界師が力を利用するためにお殿様をとじこめたような感じもします。
Posted by ブクログ
烏森を離れて話が大き進む様な展開です〜。
良守も作中で言ってましたが、こんな風に学校から離れるとは思わなかったです。終わりがあるとは理解していたけど、分かってはいなかった。そういった気持ちには私も心覚えがありまして、特に印象深かったです。
Posted by ブクログ
日々の生活を守る妖バトル漫画30冊目。
30巻で節目の巻。
ついに舞台が烏森から離れ、物語の終結の方向も見え始めた感じ。
烏森から離れるときの、良守と時音の感慨と、やりとりの感覚がとてもらしくて良かった。
これもこれまでの積み重ねだろう。
Posted by ブクログ
お母様怖ぇとか烏森テララブリーとか良守くんは巻を追うごとにかっこかわいくなっていくなあとか色々あるんですが、時音ちゃんいい子すぎるよ! 私速攻守美子さんのこと疑ってたよ!
十中八九「奴ら」とは「墨村」のことだと思ってるんですが……あのすっげえいいお父さんだった時雄さんが守美子さんを「化け物」って……もしや妖の幻術で錯乱した時雄さんが守美子さんを殺そうとして正当防衛? 墨村と雪村の因縁も単純な後継者問題じゃなさそうだしなあ。
あと結界師の持ち味だった「防衛戦」の工夫は凄いと思ってました。これからはどんなシチュエーション(制約)の戦いになるのか楽しみです。