あらすじ
突如、烏森に現れた青年・金剛毅。彼は大きな釘を媒介に魔物を封じる封魔師で、師匠の仇である魔物・邪煉を追っているという。だが、良守が協力しようとしても金剛はこれを断り、力を見くびられたと感じた良守は勝負を挑むが、結界を釘で押し返されあっさり敗北…。
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心に眠った厨二病を呼び起こす、妖退治物語!
物語の舞台は烏森(からすもり)という土地。そこには、「妖を引き寄せ、力を与えてしまう」という厄介な性質があります。土地の力を受け、時に狂暴化する妖を、人知れず退治して平穏を守る存在…それこそが「結界師」!
この作品の魅力のひとつは、個性豊かで深みのあるキャラクターです。
主人公の良守や幼馴染の時音もさることながら、絶対に外せないのが数多くの敵キャラたち。人間に裏切られた過去、この世への悲しみ、昔の仲間への怒り…どの敵にもしっかりと動機があるので、倒すべき相手にも関わらず、思わず感情移入してしまいます。良守や時音がかっこよく見える理由は敵キャラにもあるのかも?
そしてもうひとつの大きな魅力が、巻を追うごとに広く、深く展開していく物語です。
序盤は短いエピソードが多い本作品ですが、平穏な日常とバトルを繰り返しているうちに、気づけば大きく深い事件に巻き込まれることになります。ミクロもマクロも練り込まれた展開は、読了後もきっと読み返したくなること間違いなし!
烏森はなぜ強力なのか?結界師とは何なのか?数々の謎の真相を、ぜひ確かめてみてください!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最初、何気なく読んだ結界師なのですが、ここまでハマルとは思いませんでした…。
アニメも放映されて、ますます盛りあがっている感じがありますね。
1月には、新刊発売予定ですし…。
Posted by ブクログ
最近TVアニメが開始しましたね。最初はなんだこのヘタレは!って思ったけど、14巻にもなると、力をつけてきていて段々面白くなってきました。けど、お友達が死んじゃった時は本当にどうにかしてよ!!!とやるせなさを感じました・・・。
Posted by ブクログ
テレビアニメがはじまったようで、子どもが手のひらに「伝承者の印」をかいておりました(笑)
それを見て、
「おー、それは、アレだ、アレた、『封印師』?」
とか、なんか違うなーと思いながら言っていたのはわたしです。
年齢とともに記憶力が……本当に……。
封魔師という存在は、なかなか、世界が広いことを感じさせて面白かったです。
物語としては、どうしても1つの組織とかに集中させた方が動かしやすかったり、考えやすかったりするのだと思いますが、こういう、自分たち以外にも、いろんな組織や、考え方があるというのは、なかなかよいです。
多分、あやかしの本質の理解の仕方についても、それぞれの組織で違っていたりするのだと想像できます。
でも、それが、いろいろな可能性の社会のなかで生きるということかなぁと思います。
Posted by ブクログ
金剛編完結。
別系統の能力者ってのは今まで出てたけど、彼はなんかそのまま主人公でもよさそうだ。
封魔師で一本描けるよ、先生。
ギャグネタっぽいけど、絶界や結界の特性を説明したりと抜け目ない感じ。