仁木英之のレビュー一覧

  • 僕僕先生 零(新潮文庫nex)

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    僕僕先生シリーズの前日譚がスタート。
    まだ完全に新米で特別な能力を殆ど持たない僕僕がどのような過程を経て成長していくのか楽しみです。
    日本の記紀でも神様は決して完全無欠ではなく悩みや悪意すら持った存在として書かれていますが、本書に登場する中国の神仙は輪をかけて欠点だらけ。永遠の生命を持つにも関わらず悠然としていないところをどう描くかの加減がいまのところ上手くいっている印象です。
    ただ、登場人物?が一新されて皆んな漢字が難しいこともあって、途中で誰が誰だか分からなくなるのが玉に瑕。巻頭に一覧表が欲しいです。

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    2020年11月17日
  • まほろばの王たち

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    乙巳の変前を起点に異変の起こる飛鳥京と山々の怪異を、物部氏の娘・広足と役小角が解きほぐしていく飛鳥時代ファンタジー。

    中大兄皇子や中臣鎌足、賀茂氏の長の大蔵という朝廷側の国造りの思惑。
    その国に組み込まれることを拒む山の人々と神々。
    互いの存在を脅かすことなく、暮らしていけるのか…。

    鬼が跋扈し験力が飛び交う、という描写は歴史モノのエンターテイメント小説としてライトなイメージを受けます。
    が、その深いところにあるテーマはもしかしたら、「多様性を認め合う」ということなのかもしれません。

    アニメ化が似合いそうな小説です。

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    2020年10月29日
  • 朱温(下)

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    下っ端のうちは信念を持っていた人でも、権利が高まるにつれて誰もが欲と猜疑心の塊になっていくということか。
    あまりに似たような名前と地名が多過ぎて、かつ直ぐに裏切りで敵味方が逆でするので、展開についていけず文章を追うだけになってしまった。

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    2020年10月11日
  • 朱温(上)

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    仁木氏が中国の歴史小説を書く以上は、ユニークな人物像を描いたり、陰で神仙思想活躍したりといった、何らかの個性を期待していたのですが、今のところ出来事を表面的になぞっている印象が強い。
    この時代の中国に対する知識が無いために史実に忠実なのかもよく分からず、また似たような名前が多いのに加え、誰もがすぐに寝返るので敵味方の区別もつかない。
    とにかくこの作品中では全く他人を信用できない事だけはよく分かった。

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    2020年10月04日
  • 胡蝶の失くし物―僕僕先生―

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    次巻に向けてストーリーの種を巻いている巻なのかなってくらい人が増えたり事件が起きたりする。
    読みやすいので隙間時間にがんがん読み進められる

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    2020年08月09日
  • 薄妃の恋―僕僕先生―

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    僕僕先生2作目。
    短編集になったのね。
    王弁くんが普通にできるやつになってきている。
    魏夫人って1作目から出てたっけ?と思ってぱらぱら読み返してみた。けっこう忘れるもんよ

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    2020年07月14日
  • 撲撲少年

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    撲撲は僕僕じゃなくて「なぐる」の方ですね。
    格闘技の練習や試合の描写は緊張感があって良いのだけれど、鉄也君がなぜそんなに性格が悪くなったのか、その割にジムの人からは可愛がられているっぽいのはなぜか、湊ちゃんとの三角関係は本当のところどうなのか、勇吾は将来どうするのか、などイマイチ腑に落ちない部分が多過ぎて不完全燃焼でした。

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    2020年05月08日
  • 高原王記

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    昔の中国とチベット辺りをイメージさせる舞台で、人間のレベルを超えた英雄と精霊と神の化身のような存在が妖魔と戦いながら国を守るといった感じのファンタジー。
    独創性があって面白いのだけど、なんせ固有名詞が覚えにくく設定も複雑なので、途中ですぐに混乱しそうになる。
    一気読みしたからまだ良かったものの、巻頭に人物像紹介のページが必要だと思います。

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    2020年05月03日
  • 魔王の子、鬼の娘

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    本能寺の変で亡くなった信長と信忠の不思議なその後
    鬼とか魔王とか変な世界観
    昔ならともかく今では?

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    2020年03月22日
  • 黄泉坂案内人

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    元社長のタクシー運転手が、妻子を残して現世とあの世の狭間で成仏できない人間をあの世に案内する仕事に就く話。

    死者の成仏に関わる話なので重い話が多いが、
    妖怪や神様含む登場人物のカラッとした口調が雰囲気を中和している。

    ただ、いまいち物語のジャンルがどっち付かずでインパクトに欠ける印象。妖怪たちのキャラがなんだか薄め。

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    2020年03月05日
  • 真田を云て、毛利を云わず(上) 大坂将星伝

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    仁木氏の作品は僕僕先生や千里伝といった中国が舞台のライトなものばかり読んでいたので、日本の戦国時代をこんなにしっかり描くとは良い意味で予想外でした。
    出足は単なる1人の知らない子供が勝手な行動をしているだけであまり惹かれなかったのですが、途中からどんどん面白くてなってきました。黄母衣衆という存在も初めて知りました。
    ただ、同じ武将の呼び方が名字だったり官位や幼名など、いろんなパターンを使い過ぎてややこしく、よく考えないと誰のことか分からなくなる。
    実際はどうであれ、歴史にくわしくない読者には不親切だと思います。

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    2020年02月22日
  • レギオニス 勝家の決断

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    久々の戦国時代
    大好きな信長の物語をまさかの勝家サイドから除くこの作品
    レギオニス・・・なんだか似つかわしくないけど意味不明
    目から鱗でした

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    2019年11月21日
  • ていん島の記

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    ラピュタ、ガリアン、地球へ、…

    ♪よくあ~る、はなし~じゃ、ないか~

    もうちょっと丁寧に綴ってくれれば、ねぇ…

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    2019年11月18日
  • レギオニス 秀吉の躍進

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    不遇だけど織田家では古くから重鎮だった権六も国もちになりました
    気のいい権六もムッとする秀吉の豹変
    また、だんだん狂気を帯びて来た信長
    案の定、我儘な性格を出してきた義昭
    面白くなってきた

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    2019年10月04日
  • レギオニス 興隆編

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    なんだかカッコイイ「レギオニス(軍団長)」
    お間抜け猪武者にしか描かれない柴田権六勝家
    なんだか思慮深いし、魅力的な女性が近くに…

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    2019年09月30日
  • レギオニス 秀吉の躍進

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    足利義昭の「信長包囲網」を打ち破ろうとする軍団。
    「天下布武」を実践する信長。次々と戦いが行われる。
    軍団の中の体制や力関係も変化してくる。

    この巻は、歴史の流れを追うのに忙しく、もう少し、勝家を描いてほしかったな。

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    2019年06月02日
  • ていん島の記

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    聖山アマンディをいだき、遙か上空、雲の海に浮かぶ島“ていん”。民は山と川と空の三つの部族に分かれ、互いの領分を守って暮らしていたが、天が荒れて作物は育たず、獣の数も激減。長きにわたる凶作と飢えの末、部族間のいがみ合いは深刻化していた。「ウカミダマを求める者は変を呼ぶ」占い師から忠告されるも、仲間を飢餓から救うため、封じられし狼神の力を望んだ山人のムウマ。山と川の会合が行われた日、彼は、川人のライラとともに、狩りに失敗して川の村の聖地に墜落する一人の空人の姿を目撃し―。

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    2019年05月26日
  • 撲撲少年

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    読んでいて、ジム独特の汗が何重にも染み込んでいるような臭いを思い出した
    幼なじみのライバル、鉄也はなんであんなキャラクターになってしまったんだ

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    2019年05月25日
  • 立川忍びより 忍ビジネスはじめました!

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    忍びかぁ、かっこいい。
    でも、そこへ居候する普通の人間からすると、心休まらない。常に気を張っていないといけないだなんて。訓練で慣れるものなの?
    ま、退屈な毎日って飽き飽きすることはなくなりそうだけどね。

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    2019年05月25日
  • レギオニス 興隆編

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    「レガトゥス・レギオニス」とは、古代ローマ軍の軍団司令官のこと。
    戦国時代という歴史小説で数多く書かれてきた時代。
    柴田勝家という、どちらかといえば歴史の脇役の眼を通して戦国時代が描かれる。
    興隆編は、信長が帰蝶を娶るところから桶狭間の戦いまで。
    歴史の主役たる信長が描かれる場面が少ないせいか、何となくもどかしい感じがする。

    まだ柴田勝家に肩入れできていない。

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    2019年03月17日