仁木英之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ5作目
2017年「小説屋sari-sari」初出の5話と、書き下ろしの最終話で、これで完結かな?
初めて読んだ人は、はじめのうち、強い未練を残して死んで三途の川を渡れずにとどまっている人を車の姿になった速人が運ぶという状況設定が理解できないと思う。
身重の娘が小学生の身代わりに事故死したことを悔やんでいた柔道の捨て身技が得意な元警察官。
7年間引きこもりのネットゲーマー。(死んでない?)
子供の頃自分のせいで行方不明になった女の子を探し続ける認知症の男性。
通り魔に殺された状況を知らず、毎日自宅に帰って家族と食事する男子中学生と、その子を好きなまま病死した女の子の話がとっても切ない。
速人の生前の記憶が消えていく前に、玉置の女神と結婚させて、小学生の娘と妻を招待するという、村人たちの企てはよく理解できないなあ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ出すなら文庫ですが・・・って言われているのだろうか?~2ヶ月振りに出勤した吉祥寺のビルは、どうやら隕石の直撃を受けた。蒲田の一軒家を新たな根拠地としたが、隣は佐原孝枝という女性のゴミ屋敷。本を取り寄せては行方不明になっている夫・敏明のために切り抜きをしている。ポリスから殺害指令が与えられて着実にこなすカシラは、その佐原敏明をハカセと呼び、母親にオイと鹿呼ばれなかったカシラはジョシュと呼ばれていたのだ。新しい事務所には機械式で潜り込む繭の代わりのシャム猫のまゆが出入りし始めた。羽田沖で釣りをするという室長の枝田千秋に付き従っていくと、羽田空港で大規模停電が起こり、無灯火の船が爆発して火の玉が飛んでいった。千秋は小名浜で伊勢エビが釣れると一行を連れて行くが、大きなフグ、発電用のガスタービンが火力発電所に運び込まれる前に強奪され、ライオース号というLNG船に載せ替えられて姿を消した。その船上には通島武志の妻・沙織が乗っていたような気がする。沙織は中東の芥子畑の学校で爆発物の講義をしていて母と呼ばれ人気があるらしい。嘘だった妻の故郷を訪ね居酒屋で一人呑んでいる武志の携帯に妻から電話が掛かり、理想の国ポリス建設の為に力を貸せという。調査室に戻った武志はクジラを見に行くという千秋と、魚住桂樹・木内亮介と見張りの警官が消えているのに気づき、隕石が警察庁に落ちたことを知る。クジラが見える品川のタワーマンションを覗ける岩崎局長のマンションに入り込み、暗視ゴーグルを付けると閃光が走り、猫のまゆが目的のマンションの22階に走り出した。停電中のマンションで千秋を追い越して階段を上るがジョシュに担がれた千秋に追いつかれる。最上階に辿り着き、そのマンションが発射台になって隕石を打ち出していることに愕然とする。部屋の鍵は通島だけに反応した。ライオスの剣と呼ばれるレールガンが設置されていた。そこに現れたのは妻の沙織…SB369を飲んだ~文庫書き下ろし。まゆは生きているシャム猫になった
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Posted by ブクログ
時代は関ケ原から、大坂冬の陣、夏の陣へと進んでいく。
秀吉、三成から引き継いだ大きな「志」のため、最後まで大坂方に立って戦い続けた勝永の活躍が描かれる。
残念なことに、今一つ、武将としてのキャラが立っていないというかなんというか。
大勢の武将たちの間に埋もれてしまったというか。
五歳の太郎兵衛の頃の、強烈な印象が感じられなかった。
会話の言葉遣いが、現代人っぽい。
例えば。
「戦の前みたいだな」(統久)
「みたいじゃなくて、まさに戦の前なんだ」(勝永)
三十を超えた戦国武将にしては…と思わなくもないけど、今の時代小説はこんな感じなのかな?