仁木英之のレビュー一覧

  • 神仙の告白 旅路の果てに―僕僕先生―(新潮文庫)

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    今回、神仙同士の戦いが多くてちょっとしんどかった。
    人間とは命のあり方が違うからハラハラしにくいというか。
    また、たくさんの神仙が、敵になったり味方になったりとコロコロ立場を変えるので、読みにくさもある。後半は勢いで読み進めた感がある。
    相変わらず次の巻へのヒキは凄まじい引力を持っているので、続けて最終巻も読むことにする。

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    2021年07月03日
  • レギオニス 信長の天運

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    桶狭間にて今川義元を討ち果たしてから、美濃を平定し、足利義昭を奉じて京へ上洛するまでを描く。
    信勝のもとで、織田信長に反旗を翻していた柴田勝家は、当初は信長の信頼を得られなかった。
    織田信長も尾張の中にいるうちは、子飼いの精鋭、小姓衆と馬廻衆を中心とした精力にて戦っていたが、次第に次第に柴田勝家も信頼を取り戻していく。

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    2021年06月09日
  • 童子の輪舞曲―僕僕先生―

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    王弁と劉劤のボートレースの話が特におもしろかった

    最後の一編は次回作以降への伏線でしょうか
    よくわからないまま終わった
    タイムリープ?

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    2021年05月31日
  • レギオニス 興隆編

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    このような視点で信長を語る作品を初めて読んだ。
    出足はキレがイマイチでしたが、だんだん面白くなってきた。
    若い頃の魅力と怖さのバランスが彼のその後の活躍を予感させます。

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    2021年05月29日
  • 王の厨房―僕僕先生 零―(新潮文庫nex)

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    神仙の世界から人の世界へ。
    仙人の目線から人の風俗を見つめる目線が新鮮です。

    僕僕先生のサイドストーリーの二冊目。既にメインを読み終えているので、物語を補完するつもりで読みました。

    僕僕さん、キャラクター違いすぎでは?と思うときもあり。場を茶化すかのような立ち振る舞いは、本編の見所である王弁とのやりとりは同じかなとも思う。
    深刻ではなく、その場に臨む真剣さ、楽しむ心は数千年前から変わっていないのかもしれません。

    さて、今回の話は主に人の世。蓬莱から離れ、王(辺火)が住まう都市で繰り広げられる料理対決です。
    拠批、僕僕は、人の中に交わりながら、少しずつ人の本質、不安定ながら神仙をも脅かす力

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    2021年05月29日
  • 王の厨房―僕僕先生 零―(新潮文庫nex)

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    これは僕僕先生シリーズの前日譚のはずですが、まだ能力が低い僕僕先生は料理人への道を邁進中。
    この後どのように本編に登場するような彼女に成長してゆくのか、神仙と人間の関係がどうなっていくのか、いろいろと興味があります。

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    2021年05月19日
  • 師弟の祈り 旅路の果てに―僕僕先生―(新潮文庫)

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    1日で小説4冊は個人的に初めて。
    天地がどうなるか、よりも、王弁君と僕僕先生の結末が気になって読み終わった方が強いかもしれません。

    終結に近づくにつれて、神仙の超常的な力がより卑近なものになって、王弁のような意思や思いの強さが価値を持つ。同じく空を飛べない人の身として、共感できる(したい)ストーリー展開でした。
    読み慣れない中国、唐代という舞台設定でありながら、ここまで踏み込めたのは、根底に感じた躍動感、ストーリーの快活だったと思います。さがながら少年ジャンプやサンデーを読んでいる気分になりました。
    絶望渦巻く世界にあっても必要なものは、策略でも、謀略でも、欲深さでも無い。
    勇気と友情。そし

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    2021年05月15日
  • 仙丹の契り―僕僕先生―(新潮文庫)

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    気づいたらもう8冊も読んでいることに驚きました。

    そう言えば舞台はとうの昔に中国から離れているし、メンバーも入れ替わっている。

    一番の変化は王弁の立ち振る舞いです。RPGのような目に見える強化ではありません。明らかな強さ、例えば戦う力や、奇妙奇天烈な技がバンバン使える訳ではない。
    それでも、彼が成長していると感じるのは、心のあり方。人との接し方が変わってきたからでしょうね。
    あのドルマから、あそこまで賞賛される姿は一巻では想像できません。立場や生い立ちよりも、望まれるもの。王弁はそんなキャラクターの塊です。

    そんな彼は、最後僕僕先生とどうなるのか、、、気になります。

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    2021年05月15日
  • 黄泉坂案内人 愛しき約束

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    シリーズ3作目
    前作はちょっと亜流に流れたけれど、また本流に戻って彷徨うタマシイの連作と主人公の物語と。
    重いテーマなのに軽く読み進められる。
    タマシイを救済する側にいる主人公が救われる側になっていくのか?次回作も楽しみたい。

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    2021年05月12日
  • 童子の輪舞曲―僕僕先生―

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    三作目から六作目まで。長編の合間に起きた、小さな出来事(致命的な場面もいくつかありますが)を中心にかたられた短編集です。

    僕僕先生よりは、これまで登場したサブキャラクターが話の中心。前作までを楽しめた人ならば、見知った人物が活躍する新たなエピソードにニヤニヤしてしまいそうです。

    個人的には天気の子、ならぬ、雷の子になったトウケンが活躍する『雷のお届けもの』が好みです。
    恋愛パートも好みですが、友情を語る話も悪くないんですよ。一読の価値ありです。

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    2021年05月05日
  • 先生の隠しごと―僕僕先生―

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    このペースで読み進めているのは、銀河英雄伝説以来かな?と思うほど没頭しています。物語が1冊ずつ完結していながら、その前後はしっかり話がつながっている。なので、このあとすぐに何が起きるのか?気になって仕方がない。

    そして、巻を追うごとに活躍の場を広げる王弁の姿を見ていると、じ~んと来てしまうんですよね。ほんと、いいヤツです。

    また二木さんのストーリー転換も見事ですね。これだけの登場人物がいながら、性格も、行動原理も全く違うから、味の違う調味料を一段落ずつ味わっているような気分になります。だから話がだらけない。何本もの色違いの糸が紡がれながら、物語の最後に集約する流れはお見事です。

    このあと

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    2021年04月18日
  • 胡蝶の失くし物―僕僕先生―

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    かわいい僕僕先生と王弁くんとの旅物語三段。血生臭い話が少し混じる、緊迫感あるエピソードと、ボーイミーツガールが混ざるお話しでした。
    全く新しい土地へ足をのばしつつも、過去出会った人の縁を生かす語りぶりに好感触です。この調子で経験を積んだら、王弁くんも最後にはさぞかし大物に成長するのでしょうね。
    既に出ている最終巻が今から楽しみでなりません。

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    2021年04月11日
  • 黄泉坂案内人

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    現世に心残りがあり成仏出来ない人を、黄泉の世界へと連れて行く・・・
    そんな世界に連れ込まれた八方塞がりのハヤさん。

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    2021年03月14日
  • 師弟の祈り 旅路の果てに―僕僕先生―(新潮文庫)

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    シリーズ最終巻。

    物語の舞台があっちこっちに飛ぶ上に2001年宇宙の旅ですか?みたいなテツガク的展開で。。。

    よーわからんけど、カンドーした。

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    2021年02月20日
  • 神仙の告白 旅路の果てに―僕僕先生―(新潮文庫)

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    のんびりほんわかした冒険旅行奇譚のイメージの僕僕先生シリーズ、第10弾は今までの旅で出会った顔ぶれが勢揃いです。
    前作からも間が開いているし、第一巻から数えると干支一回りなので「誰だっけ?」な人(?)もいますが、ほんわか感はそのままに、ドラマチックな展開でクライマックスを盛り上げます。
    ささ、次読まなきゃ。

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    2021年02月20日
  • 神仙の告白 旅路の果てに―僕僕先生―(新潮文庫)

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    神仙、妖、人が入り乱れて相争う。
    話が大きくなって、有名人もたくさん出てきて、なんだか落ち着かない。完結に向けて、どの様に展開するのか?
    期待します。

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    2021年01月30日
  • 神仙の告白 旅路の果てに―僕僕先生―(新潮文庫)

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    このシリーズの第1巻を読んだのは、10年以上前。前巻「恋せよ魂魄」を読んだのは2年半前。登場する神仙の名前がかなりうろ覚え。
    王方平、司馬承禎、蔡経とかの敵役(?)が、はっきり思い出せなくて少々隔靴掻痒。
    まあ、読みなおせばいいんだろうけれど。
    正直、登場人物の紹介ページか、ガイドブックが欲しい処。

    稀有壮大な物語なんだけど、どこかゆったりした空気がある。本当は僕僕先生を利用しようとする神仙の思惑の中で、次々に危難が訪れているんだけど。
    僕僕が滅びを齎すとは、どういうことなんだろう。

    王弁君は早々と眠りについてしまい、彼を助けるために動き出した僕僕も眠りについてしまう。その点にどうしても物

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    2021年01月24日
  • 僕僕先生 零(新潮文庫nex)

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    僕僕先生シリーズの前日譚がスタート。
    まだ完全に新米で特別な能力を殆ど持たない僕僕がどのような過程を経て成長していくのか楽しみです。
    日本の記紀でも神様は決して完全無欠ではなく悩みや悪意すら持った存在として書かれていますが、本書に登場する中国の神仙は輪をかけて欠点だらけ。永遠の生命を持つにも関わらず悠然としていないところをどう描くかの加減がいまのところ上手くいっている印象です。
    ただ、登場人物?が一新されて皆んな漢字が難しいこともあって、途中で誰が誰だか分からなくなるのが玉に瑕。巻頭に一覧表が欲しいです。

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    2020年11月17日
  • まほろばの王たち

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    乙巳の変前を起点に異変の起こる飛鳥京と山々の怪異を、物部氏の娘・広足と役小角が解きほぐしていく飛鳥時代ファンタジー。

    中大兄皇子や中臣鎌足、賀茂氏の長の大蔵という朝廷側の国造りの思惑。
    その国に組み込まれることを拒む山の人々と神々。
    互いの存在を脅かすことなく、暮らしていけるのか…。

    鬼が跋扈し験力が飛び交う、という描写は歴史モノのエンターテイメント小説としてライトなイメージを受けます。
    が、その深いところにあるテーマはもしかしたら、「多様性を認め合う」ということなのかもしれません。

    アニメ化が似合いそうな小説です。

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    2020年10月29日
  • 朱温(下)

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    下っ端のうちは信念を持っていた人でも、権利が高まるにつれて誰もが欲と猜疑心の塊になっていくということか。
    あまりに似たような名前と地名が多過ぎて、かつ直ぐに裏切りで敵味方が逆でするので、展開についていけず文章を追うだけになってしまった。

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    2020年10月11日