【感想・ネタバレ】先生の隠しごと―僕僕先生―のレビュー

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僕僕先生の過去が少しだけ明らかになる。
ストーリーはやや沈鬱で重め。ラクシアという光の国を作ろうとするラクスが曲者。過度な理想主義者は権力を握るとおかしな方向へ行ってしまう。
今回は一押しキャラの劉欣が大活躍。劉欣がいなくては旅は続行できないんじゃないかというくらい有能で優しい人。薄妃のセリフに照れて怒り、吹き矢でぱん!と薄妃を割ってしまう場面がおもしろかった。

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2023年05月20日

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久方ぶりに。てか1年くらい出てたの気づいてなかった。。。

旅路は続くものの、まさかそこにつなげていくとは。なるほど、おかしくはないけれども、ファンタジーだなと。

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2015年04月01日

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超越した仙人と思っていた僕僕先生も、見えない事や分からないことがあるのね。少しホッとしました。王弁クン、まだ希望はあるよ、何の希望か分からんけどね。

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2014年02月09日

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今回は結構深い話。
僕僕先生が王弁をからかうシーンとかは、全然ありません しかも、僕僕先生「ぼくはラクスの妻になることにしたよ」とか…大ショックの王弁ですが、かわいそうな人たちの為に薬師としてがんばりますよ。かっこいい王弁が見られます。(^^)

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2014年02月04日

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今回は、王弁の成長物語。
今までは、かわいいなぁと思って見ていた先生と王弁のじゃれ合いが、物語の最後では、しみじみとよかったねぇと思ってしまった。
瀏斤の拗ね方もかわいかった。
薄妃はみんなのお姉さんになってきたね。
次が楽しみ。

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2014年01月23日

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本作は賛否分かれそうだけど自分は好き。

虐げられるレジスタンスが立ち上がる話ってなんか堪らなく刺さるんです。
『バーティミアス』とかゲームの『幻想水滸伝』とかみたいな。

先生抜きでもがんばった王弁くんもえらかったし、他の仲間たちも各々の仕事をしていて良かった。
特に劉劤は人間的に成長している。ピッコロのようで好き。

ただ先生には前作までと同様の他を超越した存在であってほしかったのも事実。

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2021年03月01日

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まさか僕僕先生が人間と結婚するなんて。。。
表面的に全てが綺麗に見える理想郷を目指す独裁者の危なさと、いざという時に踏ん張れる普通の人の強さが印象的な作品でした。

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2019年05月26日

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シリーズを読み進めて来て、前作辺りからか?段々とシリアスというか、重めの内容になって来た。
序盤の設定を描かれた部分を読み進めるのにも、ちょっと疲れるようになってきたかな。
初刊の緩いノリが影を潜め、登場人物の過去とか核心的な成長とかが描かれるようになって、面白いし先への展開をいろいろと想像させられる...。

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2017年03月14日

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第1作からすると、スケールアップ。
ただ、2作目以降、バトル色が強くなって、ちょっとついていきづらいなあ・・・と思ったのも事実。
今回もそういう側面はあったけれど、でも、大唐帝国の周縁世界が舞台になっていて面白かった。
歌垣の習俗や、苗族の衣装の描写の鮮やかなこと。
極限状態で治療にあたる王弁くんの成長ぶり。
今回は、一つ一つのエピソードに納得しながら読み勧めることができて、満足。

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2014年07月12日

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僕僕先生シリーズの5作目ですが、今回はこれまでの様相と少し異なります。いつもは旅を続ける可憐な乙女姿の僕僕先生(実は仙人)と怠け者で意気地なしの王弁青年との辛辣かつほのぼのとした道中でのやりとりがミソのお話なのですが、今回の僕僕先生はこれまでとは人が(仙人が!?)違ったような言動の数々で、王弁青年は心中穏やかではありません。そのため、却って王弁青年の先生に頼れないという覚悟した行動が目覚ましいものになりました。
今回のお話の舞台理想の国家(ラクシア)は光のまぶゆい部分だけで成り立つ国でしたが、この国の王、ラクスのことばや人々の様子に胡散臭いものを感じた王弁です。ところが、あろうことか僕僕先生はラクスに魅入られたように彼の求婚を受け入れてしまうのでした・・・僕僕先生は仙人ですから先生の記憶の奥底にある、遠い昔にあったできごとを呼び覚ますものがラクスにはあったのです。すっきりしない僕僕先生の言動に、王弁とともにイライラ感が募った今回の成り行きですが、最後にラクスのその後の行状が明かされ納得しました。「キミは危険すぎる」と僕僕先生が言ったとおりの人物になっていたのでした。

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2014年02月01日

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このペースで読み進めているのは、銀河英雄伝説以来かな?と思うほど没頭しています。物語が1冊ずつ完結していながら、その前後はしっかり話がつながっている。なので、このあとすぐに何が起きるのか?気になって仕方がない。

そして、巻を追うごとに活躍の場を広げる王弁の姿を見ていると、じ~んと来てしまうんですよね。ほんと、いいヤツです。

また二木さんのストーリー転換も見事ですね。これだけの登場人物がいながら、性格も、行動原理も全く違うから、味の違う調味料を一段落ずつ味わっているような気分になります。だから話がだらけない。何本もの色違いの糸が紡がれながら、物語の最後に集約する流れはお見事です。

このあとすぐに6冊前に手をだしてしまうんだろうな・・・お酒片手に楽しみます。

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2021年04月18日

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僕僕先生シリーズ

人間に戻った蚕嬢とわかれ
次へ向かったのは、蛮族たちのユートピア「クラシア」
ここは一見自由で縛られない里だった???

「ボクはクラスの妻になることにしたよ」

僕僕先生の衝撃のひとこと
王弁は茫然(笑)

劉欣がいい感じに人間くさくなってきたなぁ
今回の僕僕先生は、乙女チックで煮え切らず
ちょっと好きじゃないかも

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2016年03月25日

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僕僕先生シリーズ五作目。
シリーズものとして展開が固定されてきた一方で、仙人のキャラクターがたゆったり、断片的に過去が明かされたりと、長期連作ならではの楽しみがでてきている。
今作は特に、為政者の理想と危険性をファンタジーに乗せながらもシンプルに描いているとも思った。読み物としてバランスよくできている。
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2016年02月15日

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 劉欣さんと薄妃さんが良いコンビだよなと思うようになった昨今。キャラクターや各人の設定がどんどん増えて、そろそろ分からなくなってきたな……(汗)

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2014年02月28日

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シリーズ五作目。今回も少しシリアスな内容。そして、意外にも心が揺れ動く先生の様子も見られます。
それにしても、王弁は話が進むごとに成長していくな〜。

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2014年01月19日

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この巻の先生はきらいだ。でも、王弁に関しては、医師になるということが、本当はどういうことなのかってことが分かって、一回り大きくなったので、☆一つおまけしました。
綺麗事ばかり言う奴は、ろくでもないと昔から決まってます。ラクスを最初っから胡散臭いと思った王弁や劉欣は、かなーりいいところついてたよ、と褒めてやりたい。王弁は、人を見る目が育ってきたのかもしれないね。
彼は、最初から他者に感情移入しやすい性格してたけど、そういうところ私もあるから、今回の苦しみは、すごく辛かった。
自分にできることって、本当に本当に少ないね。それが情けないね。でも、そういうのを情けないとすら思わない人種もいるんだよ。そういう人が多分本当のニートなんだよ。
王弁は、出来ること全部全部やって、今までは結構失敗もしたけど、今度こそ納得いくまでやって、もう全然昔の自分とは変わったんだなぁ。
いつもいつも、他人任せで、先生がなんとかしてくれる、なんて言って、それが結構しょーもない奴と思ってたりしたんだけど(酷い)、今回は見直したよ。
それから、劉欣!!あんたツンデレじゃん!でも、毒矢吹いちゃダメだって!!たとえ、薄妃が死ななくてもあかんて!!爆
いつの間にか、王弁も大事になってたんだね。ご両親が育ててきた心が、どんどん花開いてくのが見えるようで、彼の成長を見守るのも、とても楽しいです。

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2014年01月18日

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理想の社会とは何か?人は理想の社会を気づけるのか?

理想のために前回は神々と、今回は自分と戦った僕僕

僕僕が初めて自分の弱さを王弁に見せる。
これは、僕僕が王弁を対等な立場に引き上げようとする策略か?

がんばれ王弁、みんなが応援している。

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2014年01月11日

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仁木英之の先生の隠しごとを読みました。
僕僕先生シリーズの5作目です。

前作の最後で僕僕先生はいにしえの神々の戦いに参戦していたということが語られましたが、今作ではその続きでその時の戦友の生まれ変わりのような青年ラクスが登場します。
ラクスの作るユートピアのような理想の国は、その裏に奴隷のように働いている人間たちや、非人間的な殺人者たちによって維持されているのでした。

僕僕はそのような事を知ってか知らずかラクスの妻になることを了承してしまいます。
王弁たちは僕僕の目を覚ますために行動を起こすのですが、僕僕はもちろん全てを知っていたのでした。

このシリーズは僕僕や王弁たちのいろいろな人たちとの出会いが面白いのですが、今回はちょっと失敗作かな、と思いました。

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2014年01月08日

Posted by ブクログ

僕僕先生シリーズ5冊目。
民族の区別もなく、平等に暮らせる理想郷を作る王、ラクス。前作までとは違って、ジワジワ違和感、緊張感が高まってくるよう。
楽しいだけのファンタジーではなくなってきている。読書中の高揚感がいつもより足りないかな。なにより、ラクスの理想に捕らわれてしまったかのような僕僕がじれったい。それというのも僕僕の遥か昔の秘められた過去の所為。

僕僕は只の仙人ではない。最後の独白には、このシリーズを読み続ける気にさせられた。
「はるか昔、たった一人の友であり兄であり、夫であった人よ。これが最後の墓参りだ。ボクは行くね、キミが残した〝大いなる無意志とともに〟」

追記。
蒼芽香とか灰雲樹、黄銅革と登場人物に色に関係した名を持つのが多く、読みやすかった。

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2014年01月18日

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