仁木英之のレビュー一覧

  • 王の厨房―僕僕先生 零―(新潮文庫nex)

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    僕僕先生シリーズの本と同時購入。こちらは黄帝、炎帝、西王母が天地を創造した太古を舞台にしたファンタジー。2作目だがファンタジー度が高い分、前作の記憶があいまいな部分がある。
    そこそこ面白かったけれど、やはりイメージが掴みづらいのと、本編はテンポが鈍い感じがする。高位の神仙がそんな悪だくみするのかね、と一寸すっきりしない。

    料理の公開対決の厨房が一段高く、舞台になっているとあり、料理の鉄人を連想してしまった。

    少し文句を書いたが、僕僕先生シリーズとからまって、謎が解明されていくんだろうから、ゆっくり付き合うつもり。

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    2016年08月22日
  • 王の厨房―僕僕先生 零―(新潮文庫nex)

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    料理対決、勃発! 宝具「一」を手に入れろ。調和が崩れ始めた世界を救うため、炎帝から宝具「一」の探索を命じられた拠比と僕僕。そうした中、炎帝と世界を二分する神仙の王・黄帝は、異変を解消する手段として「人」を創り出し、彼らの国の整備に力を注いでいた。「一」の欠片が人間の国・栄陽にあると突き止めた拠比たちは、王都へと潜入。人の王に近づくため、側近の厨師と料理対決に臨む……! グルメ冒険ファンタジー、第二弾。

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    2016年08月09日
  • 童子の輪舞曲―僕僕先生―

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    外伝のほうがおもしろかったかな。
    それにしてもやはり僕僕の「ボク」と言う言い方にはなじめない・・・・

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    2016年08月07日
  • 僕僕先生 零(新潮文庫nex)

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    その少女、名を僕僕。後に伝説となる仙人なり。天地が今よりもずっと熱く、神々がその主人だった頃のお話。成熟を迎えた神仙たちの社会に、突如異変が襲った。水を司る神・拠比は、相棒の料理仙人・僕僕とともに異変を解消すべく、創造主・老君が天地開闢に用いた宝具「一」を探す旅に出る。時を同じくして、黄帝は「人類」を創り出し、世界を変革しようと試みるが……。美少女仙人×ヘタレ神コンビによる新たなファンタジー冒険譚、開幕。

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    2016年08月05日
  • 童子の輪舞曲―僕僕先生―

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    短編集。僕僕先生と王弁が登場しないものも二篇。
    最後は「福毛」。なんと舞台と登場人物は。

    主人公は、まったく何が起こっているのか判っていない。伏線の回収という言い方は好きではないが、このままじゃ可哀想すぎるし、読んでる当方も疑問だらけだ。

    時空を超えて僕僕と王弁の旅は完結していないということなのか。何処までが夢だったのか。いつかちゃんと教えて欲しい。

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    2016年08月02日
  • 王の厨房―僕僕先生 零―(新潮文庫nex)

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    僕僕先生 零 第2作

    生きるためにとる食事と食事を楽しむこと、違うことのようで、合わさったものだ。食事そのものが楽しい行為だからこそ、食事によってエネルギーを補給する気になる。しかし、楽しいものだからこそ、手段が目的化し、そこに間違いが起こる。

    神々の対立、神の意向と人の進化、僕僕の成長、「食」とは何かの追求、未だ先は長そう。

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    2016年07月17日
  • 真田を云て、毛利を云わず(下) 大坂将星伝

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    秀吉没後、三成から国外の情勢にも目を向けた秀吉の遺志を引き継ぎ、その志を貫き、家康の国家運営方針に反対し、最後まで戦った武将として、描かれている。

    戦闘場面は詳しく描かれているけれども、その志は、どういうものであったのか、秀頼に味方してどうしようとしていたのかは、書かれていない。少しもの足らない気がする。

    時代小説にして、もっと自由に描いてもらった方が、良かったかもしれない。

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    2016年06月26日
  • 真田を云て、毛利を云わず(上) 大坂将星伝

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    戦国時代末期 豊臣の家臣として最後まで戦った、毛利勝永の少年期(信長暗殺)から大阪城落城までを描いた歴史小説

    大河ドラマで真田丸が放映されているが、大阪城で肩を並べて家康と戦った毛利勝永、真田丸で勝永が再評価されるかもしれない。

    感想は下巻で。

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    2016年06月26日
  • 童子の輪舞曲―僕僕先生―

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    僕僕シリーズ、番外編ともいえる短編集。
    ここ数作の長編に比べるとより読み易いが、没頭具合は堕ちた。
    シリーズ初期の連作短編より、ストーリーはきれいになっていると思うが、どこかさっぱりし過ぎていて物足りない。
    最後の一編などは面白い設定だが、長編でやってもよいのでは?と思う。
    3

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    2016年04月07日
  • 鋼の魂―僕僕先生―

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    僕僕先生シリーズ

    列強の国に囲まれた小さな里
    そこにある湖には、「鋼人」という宝が埋まっていると言い伝えられている

    里のピンチを救うため、「鋼人」を起こしに
    湖底へと向かう僕僕一行
    そこで見たものは・・

    劉欣と蒼芽香が覚醒?
    医師ドルマも旅に加わり、この先どうなっていくのか

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    2016年04月05日
  • 先生の隠しごと―僕僕先生―

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    僕僕先生シリーズ

    人間に戻った蚕嬢とわかれ
    次へ向かったのは、蛮族たちのユートピア「クラシア」
    ここは一見自由で縛られない里だった???

    「ボクはクラスの妻になることにしたよ」

    僕僕先生の衝撃のひとこと
    王弁は茫然(笑)

    劉欣がいい感じに人間くさくなってきたなぁ
    今回の僕僕先生は、乙女チックで煮え切らず
    ちょっと好きじゃないかも

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    2016年03月25日
  • 鋼の魂―僕僕先生―

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    僕僕シリーズ六作目。
    安定した読みやすさはあったが、前作や前々作と比べ、シリーズとしての発展に欠けた。
    これなら、短編や中編でもよかったのではないだろうか、と思う。
    3

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    2016年02月19日
  • 薄妃の恋―僕僕先生―

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    仁木英之による古代中華ファンタジー、シリーズ第二作。
    冒険譚のシリーズものとして王道を踏むように、旅の道連れを増やしつつ、主要登場人物の過去が明かされ始めたり、成長しだしたりする。
    他方で、正義とはなんたるかという、ありがちだが良し悪しの表れるテーマを丁寧かつ分かりやすく織り込んでいる。白けるほど綺麗事ではなく、絶妙なバランスといえる。
    自分の読書範疇から外れている気もするが、たまにはよい。
    3+

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    2016年02月15日
  • 先生の隠しごと―僕僕先生―

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    僕僕先生シリーズ五作目。
    シリーズものとして展開が固定されてきた一方で、仙人のキャラクターがたゆったり、断片的に過去が明かされたりと、長期連作ならではの楽しみがでてきている。
    今作は特に、為政者の理想と危険性をファンタジーに乗せながらもシンプルに描いているとも思った。読み物としてバランスよくできている。
    3

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    2016年02月15日
  • 薄妃の恋―僕僕先生―

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    僕僕先生シリーズ

    姿を消して5年後
    戻ってきた僕僕先生と王弁の旅が再び始まる

    料理対決したり雷の子供と出会ったり
    恋路の邪魔をしたり・・・
    短編集で前作よ読みやすい感じ

    旅の仲間も増えて、ますます楽しみです

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    2016年02月11日
  • 僕僕先生

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    舞台は中国唐の時代
    父親の財によりかかり、働くのも学ぶのも大嫌いな
    ぐうたら息子が
    ひょんなことから、仙人の弟子となる

    この仙人が、17歳くらいにみえる美少女なので
    話がややこしくなる(笑)

    仙人と弟子の成長物語というべきか
    恋愛(?)というべきか

    シリーズ続くらしいので読んでみます

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    2016年01月18日
  • 黄泉坂の娘たち

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    仁木さんの僕僕先生シリーズだけが好きだって言いたくなる~速人は車デューセンバーグと一体化し,大国を追い出した彩葉は村長代理を務めていたが,やよいという村長が川向こうから送り込まれてきた。両親を失った女性は建築会社で営業をやっていて,契約先の担当者と男女の仲になったが,彼女は自分の勤め先が不正を働いているのが許せない。死んだ父が特撮物のヒーローとして応援に来てくれて,男が自分を利用しようとしていることを知り,父は川向こうに旅立った。大坂方についた木村長門守重成は,剣道で勝てない相手に運動会の騎馬戦で勝ちたいと願う小学生の願いを叶えさせるため,自分の首を探させた。重成を狙う山口伊豆守重信の相手をし

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    2015年12月03日
  • 僕僕先生 零(新潮文庫nex)

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    あの僕僕先生の来歴が描かれるということだが…。
    やたらたくさん出てくる神仙たちの個性が把握しきれない。
    たいそうスケールが大きな話ではあるのだが。
    中国の(というより、神仙思想の中での)天地創造神話のイメージが、私の中で大層貧弱なせいかもしれない。
    正直、何が何だかわからないうちに、読み終わってしまった感覚。

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    2015年11月22日
  • 僕僕先生 零(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    このシリーズは初めて読んだが、中々面白かった。特に僕僕の作る料理の描写はとても美味しそうだった。この調子でシリーズすべてを読み終えられるようにしたいと思う。

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    2015年11月04日
  • つちくれさん

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    仁木英之さんの小説は、僕僕先生シリーズを読んでいましたが、これは普通に現代のお話でした。

    読んでる間中、なんとなく「仁木氏もこういう本を書かれるんだなあー」と思いつつ読んでました。

    考古学の大御所?つちくれさんにロマンを感じるものの、やはりなんだか自分の中で違和感を感じつつ読み終わりました。

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    2015年11月01日