あらすじ
あれから5年目の春、ついに先生が帰ってきた! 生意気に可愛く達観しちゃった僕僕と、若気の至りを絶賛続行中の王弁くんが、波乱万丈な二人旅へ再出発。さっそく道中の漉水のほとりで、男女の熱愛現場に遭遇した一行。しかしそれは、人間の男と、すでにこの世のものでなくなった女との、悲しい恋の目撃だった──新しい旅の仲間も増えて、ますます絶好調の僕僕シリーズ第二弾!
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Posted by ブクログ
2008年の作品で、シリーズ第二弾。
美少女の姿をしているが実は齢数千年の仙人と、元ニート青年・現在は仙人の元で修業?中の弟子が、中国の広大な舞台を縦横に巡りつつ繰り広げる物語り。
とってもツンデレな仙人だが、デレのさじ加減が厳しくて、それでも魅かれ続ける青年・王弁。 以前に比べれば薬師として幾分かの成長も遂げ、本書には描かれていないが数年の異界の一人旅も経験して経年値は積んでいるらしい...。
それでも、依然として仙人であり師でもある僕僕との距離は縮みそうで近付けない...
人間のみならず、天界、仙界の様々なドロドロに巻き込まれながら、段々と美少女仙人との距離が近付きつつある...
仙人:僕僕の本心や如何に?
...が、ほんの1行のセリフだが、想いが描かれていて、次を読みたくさせられてしまうのであった...
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中国の古典文化の深い愛情を持つ作家・仁木英行の大ヒットシリーズの第二作。大人になっても働きも学びもせず、のんべんだらりとニートのような生活を送っている青年・王弁が、少女の姿をした仙人・僕僕と修業の旅から戻ってはや5年。薬師(くすし)として日々を送っていた王弁は、再び目の前に現れた僕僕と一緒に、中国国内を旅して回ることになる。相変わらずしゃっきっとしない王弁に呆れながらも、毒舌を交えながらも師として面倒を見る僕僕。二人の関係は「師弟」から「恋人」の関係に発展していきそうな予感。だが、師匠の本当の姿を知っている弟子と、自分の正体をどう思っているか気になる師匠は、最後の一線をなかなか越えることができない。この時点では「薄い」と表現されている彼女の胸が、年頃になったら豊満になるのか気になるところ。仙人だから、その気になれば「妙齢の美女」に化けるのはたやすいはずなのに、そうしないのはなぜ?個人的には老人というのは「擬態の一種」であり、実は絶世の美女である、という展開になることを希望しているのだが。
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王弁が可愛くない年になっちゃったよ・・・
しかも薬師のようなことしてしっかり生計を立ててるし。
でもやっぱり僕僕先生といっしょにいると1巻の可愛い王弁に戻るのかな。
今回は恋愛メイン。
内容(「BOOK」データベースより)
あれから5年目の春、ついに先生が帰ってきた!生意気に可愛く達観しちゃった僕僕と、若気の至りを絶賛続行中の王弁くんが、波乱万丈な二人旅へ再出発。さっそく道中の漉水のほとりで、男女の熱愛現場に遭遇した一行。しかしそれは、人間の男と、すでにこの世のものでなくなった女との、悲しい恋の目撃だった―新しい旅の仲間も増えて、ますます絶好調の僕僕シリーズ第二弾。
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今回は短編集だったが、全体として一つのストーリーになっている。
難しい漢字がちょっと減ったので、もともと読みやすい文章がより読みやすくなった感じ。
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サクッと読める中華ファンタジー2巻目。
ほんとすっと読めて楽しいので、疲れた頭でも無問題。
後書きにも書かれてる通り「世界一健気な空気嫁」薄妃が登場します。
何気に物語の背景は結構重いのですが、
それをするする読ませてしまう力量は大したもの。
今巻も大変楽しめました。
Posted by ブクログ
面白かった!
読みやすいです。
あと、表紙の王弁の顔がおもろい。ぽけーとしてて。
あとね、前々からなんだけど、手玉にとられてる王弁が可哀想だったりおもろかったり(酷)。
何千年にも生きている仙女さまには勝てないですよね。
第一巻のほうが、やや恋人っぽいかんじが しました。
なんというか、焦らしプレイの超上手い仙女さまw
王弁、がんばれーーーー!!!!
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前巻を読んでファンになりました。
ほのぼのとしていて好きです。
僕僕、王弁以外の登場人物?もそれぞれ個性的で物語を楽しくさせてくれます。
次巻が楽しみです。
Posted by ブクログ
青年が美少女に心底惚れ込んでいるものの、美少女の側は満更でもない感を出しつつもいなす…というパターンは割合珍しくもないが、女性の側が道士で師匠だ、というのが、そういう「乳繰り合いかねない関係」を陳腐でなくするし、2巻目にしてそのやり取りがシリーズの魅力だと、はっきりと出してきた感じ。飄々とした人の会話、読んでいてクセになる。
前作は長安から世界の果てまでひとっ飛びしたが、本作では「ゆったり江南都市巡り」といった趣で、料理と酒もフィーチャーされ、旅小説感もよい。オトナな関係を王弁に見せつけてきた新キャラ・薄妃の登場と同行が2人の関係性を変えそうで全然変えないのも悪くない。
Posted by ブクログ
5年ぶりに書いた二作目にして、以前の作風そのままに、目的のない二人(?)旅をする物語。一冊目同様楽しめました。
以前と違うのは、話がオムニバス形式になったことでしょうか。1話完結で小さな物語が語られます。そしてその1つ1つが場所や登場人物を織り交ぜながらつながっていく。さながら中華風水戸黄門といった風です。
この雰囲気、いいですね。悪人はいるのか?みんな実はいいやつなんじゃないかと信じてしまいそうになります。
そして、僕僕先生が良い。日々旅を楽しみながら、主人公王弁への気遣いも忘れない(概ね、いじっている)
肝心な時にはよい采配をし、時には王弁全てを任せる。
なにより、可愛い。
小説を読んでいてその色艶、仕草を想像させてくれる文章に引き込まれます。これは絵ではなくて、活字の中で自分の中の僕僕先生を大事にしたいですね。イラストにされたら幻滅してしまいそうです。
作中好きな言葉は、
『人間は自信がないから、目的地がないと不安になる、もっと無目的に旅を楽しめ』(意訳)
私は当面目標無しには生きられそうにありません。
最後に、作者仁木さんの行きつけのカレーやさんは、私も大好物です。
あとがきを読んだら食べたくなってしまいました。。。
しかし、仙骨もないのでひとっ飛びというわけにもいかず。歯ぎしりして、本を閉じます。
Posted by ブクログ
シリーズ第2弾。
様々な街を訪れ、そこで出会うトラブル?を解決していきながら王弁が少しずつ成長していくという構成なのですが、全体に漂うどこかほのぼのしたゆるい雰囲気と登場人物やトラブルのアイデアのユニークさから、マンネリ感を全く感じることなくワクワクしながら読みました。
Posted by ブクログ
うんうん
可愛い話だ
帰ってきた僕僕先生と王弁がまた旅に出て困った人を助けてまわる話
最後の薄妃と歌姫のくだりが次巻を匂わすな~
王弁の5年とか
今はすごい続きを読みたい!!ってわけじゃないけど
機会があれば読みたいな~
Posted by ブクログ
僕僕先生②
相変わらずのゆる~い感じ。
いいですね。
でも、前作よりも少し冒険してたかな。王弁くん。
僕僕先生との進展具合は相変わらずでしたが(笑)
ちなみに、夏川草介さんの解説がツボでした。良かったです。
Posted by ブクログ
薄妃が切なくて切なくて…。好きすぎて、つっぱしる若かりし日の恋。私にもあったなぁー…思い出したくないけど、こっぱずかしくて苦笑。
待ってて…ねぇ。嫌な予感。こういうの待ってられる程、人って純粋じゃないんだよねぇ。
Posted by ブクログ
シリーズ2作目
先日、Fantasy Sellerで読んだ雷の子どもが登場して
なんとなく、嬉しい
薄妃は、姿を保つ為に男性と交わることを必要としているのだけれども
でも、誰とでも良いわけじゃない
どうして彼じゃなくちゃいけないんだろう
それが、恋というもの
Posted by ブクログ
見た目は美少女の仙人「僕僕先生」と
彼女を師として仰ぎつつも恋心も隠せない王弁くん。
最初は不気味な存在だった薄妃も途中から
いいキャラになるんよね~。
お料理対決の話が好き。
関係ないけど、この年の新潮文庫の新刊は
66冊中3分の1が読んだことある作品だった。
思わず手に取りたくなるものが多くって。
豊作♪豊作♪
Posted by ブクログ
■僕僕先生シリーズ2作目。
■1作目より、読みやすくなった印象。テンポもよくなってる。慣れたのかな。
■王弁くん、あれから5年もたってるのに、なんにも変ってない感じのヘタレっぷり。でも、癒される。人間そんな簡単に変われるものではないのです。
■師弟・友人・恋人・兄弟・夫婦・スターとファンと様々な関係が1章ごとに見れて飽きずに読める。
■敵をも仲間にしちゃう僕僕先生の自由人っぷりが素敵。薄妃には幸せになってほしいな。
Posted by ブクログ
僕僕先生の第2段。少女のように見える僕僕先生と王弁の旅が再開。目的は無さそう。第1段のときほどの驚きはないかな。
料理対決:読み直したら、王弁が料理人2人に結果的にアドバイスしたことが判ったが、最初は気がつかなかった。頭の悪い読者のことも考えてほしい。料理人弟子の屈折した気持ちは納得しづらかった。
雷神の子と少年の話:子供2人の気持ちを語ってほしかったな。行動を見れば判るじゃないか、と言われそうだけれど、他の短編では良く登場人物が自分の気持ちを語っているから、ちょっと物足りない。王弁との絡みも少なかったし。
文句をつけたけれど、薄妃が登場してから、面白くなってくる。結局、楽しんで読み終えた。色々謎も出てきたし、今後の展開が楽しみ。
王弁の持っている何かについて、チョッとヒントが出てくる。陰と陽を包んで余りある虚無とか、僕僕先生の台詞「だから、ボクは帰ってこられた」とか…。本人は全く気付いてないみたいだけど、何でしょうね。
Posted by ブクログ
シリーズ第二弾。
星は3つだろうなぁと思いながら読み始め、読み終わった今、星は3つだと思うに至る。
つまらなくはないが、大して面白い訳でもない。
好きでも嫌いでもない。
まるで、倦怠期のカップルの意見のようだ。
Posted by ブクログ
1巻よりも断然面白かった。
連作短編で読みやすかったし、これなら続きも読んでみたいかも。
仙人や神様?妖かし?が出てきてそう言うのが好きな人はハマりそう。
ただ私はやっぱり中国舞台よりも日本舞台のほうが好きだから、しゃばけシリーズのほうが好きかもしれない。
でも予想よりも楽しめた読書でした。
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僕僕先生2作目。
短編集になったのね。
王弁くんが普通にできるやつになってきている。
魏夫人って1作目から出てたっけ?と思ってぱらぱら読み返してみた。けっこう忘れるもんよ
Posted by ブクログ
仁木英之による古代中華ファンタジー、シリーズ第二作。
冒険譚のシリーズものとして王道を踏むように、旅の道連れを増やしつつ、主要登場人物の過去が明かされ始めたり、成長しだしたりする。
他方で、正義とはなんたるかという、ありがちだが良し悪しの表れるテーマを丁寧かつ分かりやすく織り込んでいる。白けるほど綺麗事ではなく、絶妙なバランスといえる。
自分の読書範疇から外れている気もするが、たまにはよい。
3+
Posted by ブクログ
僕僕先生シリーズ
姿を消して5年後
戻ってきた僕僕先生と王弁の旅が再び始まる
料理対決したり雷の子供と出会ったり
恋路の邪魔をしたり・・・
短編集で前作よ読みやすい感じ
旅の仲間も増えて、ますます楽しみです
Posted by ブクログ
多くの方々も書いていたように、一作目より読みやすくはなったかも。でも一作目のほうが、なんかワクワクした覚えがある。
色々と気になる面々も出てきたので、三作目以降も楽しみ。
Posted by ブクログ
最初の料理がモチーフになっている章は楽しく読めたけれど・・・。
やはり第1作『僕僕先生』を読んだ時ほど惹かれない。
キャラと世界観が決まってしまい、その部分の清新さがなくなるのが二巻の宿命。
もう唐代の中国でなくてもよいような感じがする。
もう一つ、個人的にはバトル物っぽくなると、興味がなくなってくるようだ。
Posted by ブクログ
物語がテーマとか起こっている事象の割りにはサラサラと進んでいくのは、
僕僕先生が無敵に思えるからかな。
旅の仲間が増えました。
そのせいか、恋の話がいっこうにすすみません。
Posted by ブクログ
僕僕先生シリーズということで、2巻目読破。
個人的には、王弁の言う、5年間の間に起きた出来事が気になります。
2人の邪魔になるのかなと思ったけど、ひらひらの薄妃かわいいですね。
あと、雷の子と人間の子が愛らしくいじらしいので好きなんですが、最後の人外になってしまうのにあまりにも抵抗感がなさ過ぎてちょっとアレ?ってなりました。
子供の真っすぐさな友愛がそうさせたのか、それとも単に後ろめたさがなかっただけなのか。小さな違和感が残ります。
前巻よりも面白いと感じましたが、それでも1巻と同様、再読するほどでもない…かな?
するとしても全部じゃなくて、お話単位になりそう。んー惜しい!
Posted by ブクログ
「僕僕先生」の続編です。
やっぱり面白い~。
さすがに心で僕僕先生呼び(下記参照)はしなくなりましたが。
五年ぶりに再会した師匠と弟子の旅の行く先々でアクシデントが巻き起こる!毎回王弁の横山(GS美神)ばりのやましい妄想は師匠の読心であっさり撃墜されてばかりですが、なんだよ、結局仲良しじゃん。で終わってしまうじゃれ合いも可愛くてしょうがありません。
ただ、連作短編の形で進む今作は、ちょっと展開が急なように思います。ここで盛り上がるのか! なところで肩透かしを何度かくらいましたよ。トホホ……
王弁が怠惰な普通の元ニートなので、大活躍! をしないのはわかるのですが今回、あまりにしなさすぎ。
僕僕先生のいなかった五年間にいろんな事があったと示唆されているわりに、その話はどこにも(たぶん)出てないので、こっちにはわかりません! 短編集とか番外編が出る布石なんだろうけれど……
気に入っているのであえて疑問を書きましたが、話の最後になるにつれ前回の登場人物も出てきて華がとてもあります。特に雷様のお話はあの短い話でじんっときたで。読んでた電車の中で。
続巻も購入して読書中。
僕僕先生はつんデレだよね。ぜったい。