仁木英之のレビュー一覧
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ネタバレ前回は短編集で薬売りさんが全然目立たないというか、ただモノノ怪を斬るためだけに出てくる通りすがり以下の話もあって物足りなさもあった。
それに比べて今回は四話構成の長編(もしくは連作短編)で、ちゃんと薬売りさんと登場人物たちの絡みもあったし、形、真、理の解明、ハイパーさんへの変化と『モノノ怪』のお約束を踏んでくれていたので、ちゃんと『モノノ怪』を読んでいる気になれた。
同じ場所でこうも連続してモノノ怪出てこられては、たまったものではないが。
島津と戦う若君と「鬼御前」の恋や家族の話をメインに、そこに薬売りさんが絡んでくる仕様。
鬼御前など作中に出てくるキャラの一部は実在の人物の模様。
状況的に -
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★全てはご飯の後さ(p.317)
僕僕が王弁に語る過去。炎帝の命で人の姿をとらされ極端に弱体化した拠比と彼の腹を満たすことを使命として産み出された弱い神仙の僕僕はエネルギー不足解消のためエネルギー源の欠片をさがす使命を与えられた。スフィアを探すアサキムみたいなもんかな。黄帝の不穏な動きのなか、とりあえずもの探しの神仙、導尤を探す。なんのストレスもなく読みやすかったです。
▼僕僕先生についての簡単なメモ(本編含む。気まぐれに累積。あとから記述したのも多いので読みを間違えてるかもしれません)
【阿難陀/あなんだ】天竺から来た仏教の偉い人。
【霰】雷神の国の後宮を守っている者の頭。子どもの頃 -
Posted by ブクログ
個人的にはちょっと物足りなく感じてしまいました……(期待が大きすぎたのかもしれません……)
やはりこの作品は映像の魅力のひとつであるビジュアルでの表現が小説ではできないのが一つ大きなポイントでした。お話は面白いのですが、やはりアニメの美しい映像と合わさってこその「モノノ怪」であることを痛感させられました……
何よりも、想像を絶するレベルに薬売りさんの登場が少なかったことショックでした……!!薬売りさんの活躍が見たくて今作を買った私にとって、これは一番大事なことでした。常に外野で傍観といった形で困った時には助太刀する程度の登場だったのでかなり悲しかったです……
薬売りさんの登場が少ないこと -
Posted by ブクログ
シリーズ最終巻。
なのだけど、正直、満足感よりも戸惑いの方が多い。
え? こう言う終わり方なんだ、と思った。
前巻から続く最終話のエピソードはこれまでの僕僕先生とはかなり雰囲気が違っていた。
ちょっとスケールが大きいと言うか、いや、スケールの大きさは今までもそうだったな、むしろステージが違うと言う印象。
へえ、こっちに話を持っていくんだと思った。
だってね、これまで王弁くんが先生とずっと一緒にいられるように仙骨を集めていて、その影響で彼が眠りに陥って先生がそれをなんとかしようと薬種を探し求めると言う前巻の展開までは分かる。
でも、いきなり神仙が人を滅ぼそうとするなんて、いままでそんな伏線あっ