仁木英之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
もーこの巻大好き!魃ちゃんをぎゅっと抱きしめて、代わりにワンワン泣いてあげたい←死ぬけど。
私でよかったら、仙骨や仙縁があったら、話し相手になってあげたいって思って、泣けてくる。
だって、彼女、こんなになっても人を恨んでないんですよ。チカラ抑えてるんですよ。細細と続く人の営みを見るのは実に楽しく、飽きぬって。
あんな事されても…親の都合で生まれて、彼女だって別のチカラの神だったら、どれだけ良かったかって思ってるのに…。
使い終わったらさっさと捨ててさ。まるで、人でなしに飼われてしまった愛玩動物みたいな仕打ちと思いませんか?
親の都合で産んどいて、生まれてから捨てる、ふざけた虐待親みたいじゃないですか。好きで生まれたんじゃないんだぞ!
それでも、彼女自身は当たり前のこととして受け入れてたんですよ。なんて酷い…実は日本の神話でも、ギリシャや北欧の神話でも、そんな話いっぱいあるんですけど、現代の人間の所業でも似たような事してるのが、哀しくてなりません。
でも、彼女が最後に選んだ結末は…それは読んでのお楽しみですけど、彼女のような人(神だけど)は稀で、似たような人でなしに育つ可能性の方がずっと多いんですよ。
暴力は、次世代に連鎖するのですから。どうして、こんなことされたら自分ならどう思うか?って視点を、人は忘れてしまうのかなぁ…。
王弁はこの巻辺りから、どんどん成長していきますなぁ。それがすごく好ましく、楽しいです。星の彼方の天地に向かって、こわーい古の神を叩き起こして、恐ろしい古代の戦の記憶に身を投じる。並大抵のことではありません。たとえ、吉良や童子ちゃんたちがいても、彼らが止めるほど危険なことでも、挑んで行きます。昔の彼とは本当に違う。
先生がなんとかしてくれるって、いつも先生に寄りかかってばかりで、このヒモ男が!ってたまーに思っててごめんよ…orz←
それがうまくいくかどうかは別にして、彼が成長したことは確かです。そのご褒美がなんであったのか、それは読んでのお楽しみ。 -
Posted by ブクログ
仁木英之のさびしい女神を読みました。
僕僕先生シリーズの4作目です。
普段は美少女の姿をしている仙人僕僕と仙縁のある道楽青年王弁が唐の時代を旅するというファンタジーでした。
今回は、いにしえの神々たちの戦争で最終兵器として召還された魃という女神が登場します。
魃は全てのものを乾燥させ消し去ってしまう力を持っているため、彼女を召還した陣営が勝利を収めると、とある場所に封じられてしまったのでした。
蚕嬢がかかわった出来事によりその封印が解かれてしまい、魃が地上に現れてしまったため、水が豊かだった場所が旱になってしまいます。
王弁は魃がおだやかに過ごせる場所を見つけるため東奔西走するのでしたが...
今回は神代の時代まで物語が広がり、また僕僕先生の正体も明かされたので、物語の続きが読みたくなります。 -
Posted by ブクログ
サクッと読める中華ファンタジー3巻目。
今巻で、
これだけの幅のキャラクターをさっくり描く手腕は本当に半端ないなあとしみじみ思わされました。
「僕僕先生」の立ち位置のニュートラルっぷりが凄い。
実際に作者の方が中国に留学経験があるそうで、
各地域の名産、気候などもなかなか真に迫った感じで楽しいです。
さて、このシリーズはまだ続くのですが、
後の続刊はハードカバーしかない、
しかもこの巻はそれなりに引きのあるオチ、という、
なんともモヤモヤする状態にさせられます。
調べてみたら、最新刊まで後3冊も続くよう。
楽しい話が続くのは嬉しいのですが 笑、
一気読みできないのはちょっと残念。
早く文庫ででないかなぁ。。