仁木英之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
もーこの巻大好き!魃ちゃんをぎゅっと抱きしめて、代わりにワンワン泣いてあげたい←死ぬけど。
私でよかったら、仙骨や仙縁があったら、話し相手になってあげたいって思って、泣けてくる。
だって、彼女、こんなになっても人を恨んでないんですよ。チカラ抑えてるんですよ。細細と続く人の営みを見るのは実に楽しく、飽きぬって。
あんな事されても…親の都合で生まれて、彼女だって別のチカラの神だったら、どれだけ良かったかって思ってるのに…。
使い終わったらさっさと捨ててさ。まるで、人でなしに飼われてしまった愛玩動物みたいな仕打ちと思いませんか?
親の都合で産んどいて、生まれてから捨てる、ふざけた虐待親みたいじゃない -
Posted by ブクログ
仁木英之のさびしい女神を読みました。
僕僕先生シリーズの4作目です。
普段は美少女の姿をしている仙人僕僕と仙縁のある道楽青年王弁が唐の時代を旅するというファンタジーでした。
今回は、いにしえの神々たちの戦争で最終兵器として召還された魃という女神が登場します。
魃は全てのものを乾燥させ消し去ってしまう力を持っているため、彼女を召還した陣営が勝利を収めると、とある場所に封じられてしまったのでした。
蚕嬢がかかわった出来事によりその封印が解かれてしまい、魃が地上に現れてしまったため、水が豊かだった場所が旱になってしまいます。
王弁は魃がおだやかに過ごせる場所を見つけるため東奔西走するのでしたが. -
Posted by ブクログ
サクッと読める中華ファンタジー3巻目。
今巻で、
これだけの幅のキャラクターをさっくり描く手腕は本当に半端ないなあとしみじみ思わされました。
「僕僕先生」の立ち位置のニュートラルっぷりが凄い。
実際に作者の方が中国に留学経験があるそうで、
各地域の名産、気候などもなかなか真に迫った感じで楽しいです。
さて、このシリーズはまだ続くのですが、
後の続刊はハードカバーしかない、
しかもこの巻はそれなりに引きのあるオチ、という、
なんともモヤモヤする状態にさせられます。
調べてみたら、最新刊まで後3冊も続くよう。
楽しい話が続くのは嬉しいのですが 笑、
一気読みできないのはちょっと残念 -
Posted by ブクログ
シリーズ物3作目。
以前よりもムフムフ感はなくなったものの、痛快なストーリーはそのまま。
劉欣の話も、完結するのかと思ってたら、続くんですね。楽しみが増えたからいいけど。
薄妃は残念といえば残念なのかもしれないけど、こればっかりはしょうがないのかもしれない。どうしようもできないし。でも、その後の薄妃の行動はダメですね。こういうのがあるから女性って怖って思っちゃう。まー、女性が「女はこえーよ」って言ってる時点で気づいてるけどね。
僕僕先生と王弁の旅自体は仲間を増やしながら、広州へとたどり着いたわけですが、いいなー。中国は北京西安付近しか観光したことないので、この小説で軽い中国旅行してる気