仁木英之のレビュー一覧

  • 鋼の魂―僕僕先生―

    Posted by ブクログ

    シリーズでもトップクラスの面白い作品でした。
    史実かどうか判断する知識はありませんが中国西南部の領土問題にまつわる個々の民族の事情、人間と神仙の絶妙な距離感、主人公 王弁の成長と脇役達の活躍など、読みどころが満載です。

    0
    2019年10月17日
  • さびしい女神―僕僕先生―

    Posted by ブクログ

    僕僕先生シリーズ第4弾。
    これまでと一転して、数千年前の神様同士の戦いの様子を時空を超えて体験するというあまりにも壮大なファンタジーに発展した。
    ストーリーが大きく変化したのにシリーズとして繋がりを少しも失わないのは、王弁君の真っ直ぐさと、優しさや厳しさや愛らしさなど多彩な面を見せる僕僕先生、少しずつ何かが欠けているにもかかわらず何故か好感を持てる脇役たちなど、バラエティ豊かな登場人物たちの魅力のおかげかな。

    0
    2019年03月25日
  • 胡蝶の失くし物―僕僕先生―

    Posted by ブクログ

    シリーズが進むにつれてこなれてきたようで、登場人物たちが活き活きと自由に個性を主張し始めた印象を受けます。そのおかげもあってか、シリーズで最も面白い一冊だと思います。

    0
    2019年01月07日
  • 僕僕先生

    Posted by ブクログ

    超越した力を持ちながらも愛らしく悪戯っぽい少女然とした仙人と、お気楽でうだつが上がらないが運と素養と憎めない一途さのある男子の冒険ストーリー。
    毒のない世界観が微笑ましく心地よい。登場人物それぞれを丁寧に多面的に、ときにギャップのある側面を見せながら描くから、非常に引き込まれやすくスルスルと読めます。恋心も垣間見えて展開が楽しみになります。

    0
    2018年10月16日
  • 恋せよ魂魄―僕僕先生―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    これは、シリーズの一つのハイライトだな。

    今巻の半分は王弁の物語、残りの半分は長く一緒の旅をして来た劉欣の物語。
    王弁が薬師としてこれだけ真剣に人の生き死にに関わったのも初めてのような気がする。
    なんとかして患者を助けようとするその真摯な彼の成長を嬉しく思うとともに、どうしようもない人の生き死に関わってしまう様が辛い。
    そういう意味で、今巻はいつもよりも真摯でシリアスだ。
    それでも王弁と僕僕先生とのやり取りではほのぼのニヤニヤさせてもらったわけだけど。

    一方、劉欣の物語ではかなり大掛かりな陰謀が見えて、この物語はどこへいくのだろうかと思ってしまった。
    そして、劉欣。
    まさか、ここで彼との別

    0
    2018年10月08日
  • 僕僕先生 1

    購入済み

    原作未読なのだが…

    多分読むだろうな。
    この豊かな景色を原作はどう描写しているんだろう?

    0
    2018年03月11日
  • 童子の輪舞曲―僕僕先生―

    Posted by ブクログ

    直前の巻までに至る、&+1編の複線的な短編集。
    著者自身が"あとがき"に書いている通り、"せっかく思い付いたサブストーリーとか設定とか、本編に書くとわき道に入り過ぎてしまうので書けないけど、捨ててしまうのは勿体ない!" 集。
    面白い。下手をすると本編より面白かったりする。
    登場人物の、本編では細かくは描かれない掘り下げもあって楽しめる。
    最後の1編だけが、未だ本編では描かれていない遥か未来を舞台にしている。
    ひたすら本編だけを読み進むよりも、やっぱり本作もちゃんと読んでおいた方が、先を楽しめると思いますー!

    0
    2017年04月08日
  • 薄妃の恋―僕僕先生―

    Posted by ブクログ

    2008年の作品で、シリーズ第二弾。
    美少女の姿をしているが実は齢数千年の仙人と、元ニート青年・現在は仙人の元で修業?中の弟子が、中国の広大な舞台を縦横に巡りつつ繰り広げる物語り。
    とってもツンデレな仙人だが、デレのさじ加減が厳しくて、それでも魅かれ続ける青年・王弁。 以前に比べれば薬師として幾分かの成長も遂げ、本書には描かれていないが数年の異界の一人旅も経験して経年値は積んでいるらしい...。
    それでも、依然として仙人であり師でもある僕僕との距離は縮みそうで近付けない...
    人間のみならず、天界、仙界の様々なドロドロに巻き込まれながら、段々と美少女仙人との距離が近付きつつある...
    仙人:僕

    0
    2017年02月05日
  • 僕僕先生

    Posted by ブクログ

    既に250件以上のレビューが有るので、箇条書きで簡潔に。
    ・中国の1000年以上前?を舞台背景として利用している。
    ・個人名とか地名とか、最初はとっつき難かったが、段々と惹き込まれる。
    ・いわゆるツンデレか?、外見は少女で実は数千年以上の単位で生きている仙人が主人公。
    ・茫洋とした青年(22歳からスタート)も主キャラ。
    ・精神面・人間的に成長しつつ、微妙な距離と関係で仙人少女との距離が縮まっていく。
    ・終盤での展開が早い!(この1冊でストーリー終わるのか?と心配になった)
    ・中国らしい歴史展開や人間関係、的な表現も多々あり(現実よりは大分薄めに描写していると思うが)、ファンタジーなのに ”現実

    0
    2017年01月29日
  • 薄妃の恋―僕僕先生―

    Posted by ブクログ

    中国の古典文化の深い愛情を持つ作家・仁木英行の大ヒットシリーズの第二作。大人になっても働きも学びもせず、のんべんだらりとニートのような生活を送っている青年・王弁が、少女の姿をした仙人・僕僕と修業の旅から戻ってはや5年。薬師(くすし)として日々を送っていた王弁は、再び目の前に現れた僕僕と一緒に、中国国内を旅して回ることになる。相変わらずしゃっきっとしない王弁に呆れながらも、毒舌を交えながらも師として面倒を見る僕僕。二人の関係は「師弟」から「恋人」の関係に発展していきそうな予感。だが、師匠の本当の姿を知っている弟子と、自分の正体をどう思っているか気になる師匠は、最後の一線をなかなか越えることができ

    0
    2016年04月29日
  • さびしい女神―僕僕先生―

    Posted by ブクログ

    僕僕先生シリーズ

    蚕嬢の故郷へ向かった一行
    そこは、旱魃に見舞われ、乾ききっていた

    原因は、最強最悪、だけれど寂しがりやの女神「魃」の
    封印が解けかけていたことだった。

    魃と里を救うため王弁が奔走する

    時空を超え、宇宙へとび
    今回の王弁くんは大活躍!
    その純粋さと、必死さ、そして成長と
    相変わらずの朴念仁ぶりが素晴らしい(笑)

    魃が、可愛くて切なくて・・・

    0
    2016年03月14日
  • 僕僕先生

    Posted by ブクログ

    おもしろくて、一気に読み終えた(^^)
    でもここで完結でもいいように思えて、シリーズ作品を読むかは現時点では微妙…といいつつ結局読むとは思うけど、すぐではないかもしれないな。

    0
    2016年07月26日
  • 僕僕先生 1

    Posted by ブクログ

    とにかく画力のすばらしさ!!
    まずはそこに目が行きました。
    内容は、仙人に弟子入りする話。
    まだまだこれからなんだろうという1巻で、どう話が進んでいくのかわからないですが、とっても今後が楽しみです!

    0
    2015年09月01日
  • 我ニ救国ノ策アリ

    Posted by ブクログ

    この一冊を読むと、「“佐久間象山”?何者?」が判る…
    “傲岸”と言われ、好き嫌いがハッキリ分かれるような人物だったのかもしれないが、非常に“ピュア”に何かを目指した生き様が痛快だ。なかなか面白い!

    0
    2015年06月28日
  • 先生の隠しごと―僕僕先生―

    Posted by ブクログ

    久方ぶりに。てか1年くらい出てたの気づいてなかった。。。

    旅路は続くものの、まさかそこにつなげていくとは。なるほど、おかしくはないけれども、ファンタジーだなと。

    0
    2015年04月01日
  • 薄妃の恋―僕僕先生―

    Posted by ブクログ

    王弁が可愛くない年になっちゃったよ・・・
    しかも薬師のようなことしてしっかり生計を立ててるし。
    でもやっぱり僕僕先生といっしょにいると1巻の可愛い王弁に戻るのかな。
    今回は恋愛メイン。

    内容(「BOOK」データベースより)
    あれから5年目の春、ついに先生が帰ってきた!生意気に可愛く達観しちゃった僕僕と、若気の至りを絶賛続行中の王弁くんが、波乱万丈な二人旅へ再出発。さっそく道中の漉水のほとりで、男女の熱愛現場に遭遇した一行。しかしそれは、人間の男と、すでにこの世のものでなくなった女との、悲しい恋の目撃だった―新しい旅の仲間も増えて、ますます絶好調の僕僕シリーズ第二弾。

    0
    2015年02月22日
  • 鋼の魂―僕僕先生―

    Posted by ブクログ

    相変わらずよかったー。もう一気読みです。捜宝人と、彼に父を討たれた娘。その二人が、旅の果てに得たものは何だったのか。生きるとはどういうことなのか。人生そのものが宝探しなんだなぁと、しみじみ思いました。

    0
    2014年12月24日
  • さびしい女神―僕僕先生―

    Posted by ブクログ

    僕僕先生シリーズです。
    仙人の僕僕先生と、弟子の王弁くん。
    仙人だけど、見てくれは甘い香りのする美少女
    でも、王弁には厳しい先生です。

    今回は、旱(ひでり)続きの国を救うべく、王弁君が活躍します。
    宇宙空間にまで飛んで、なんとも壮大なスケールの
    話になっていきますが、何処へ行っても王弁君の優しさが際立ちます。
    どんな残酷な神であっても、王弁君はその懐に飛び込んでしまいます。
    彼の真っすぐな想いが、頑なな神様達を動かしますが……。

    ちょっと鈍くさい、朴念仁の王弁君、仙人になる修行はまだまだ
    この先も続きそうです。

    0
    2014年08月18日
  • 乾坤の児 千里伝

    Posted by ブクログ

    千里伝最終章
    時間のゆがみの中に入ってしまった 滅びたはずの隋の王と闘うことに 今回もバソンや絶海 趙帰真たちと心通わせ一丸となって戦う 気持ちの揺らぎとか絶望感とかがうまく伝わってきてドキドキした。
    ピキ…泣いちゃいました。

    フャンタジーです!すごいです!!この世界観!!

    0
    2014年05月27日
  • 海遊記 義浄西征伝

    Posted by ブクログ

    天竺取経で名を知っていたのは、法顕・玄奘のお二人だけでした。海路を行かれた方もいらっしゃったんですね。だから西遊記じゃなくて海遊記!こんな坊さんが居るのか??と思いながらも楽しく読めました。海の男達もカッコよかった♪

    0
    2014年05月03日