あらすじ
幕末の激動期、黒船襲来で異国の脅威に晒された日本の危機に、海軍編制を訴え、砲術塾を開き、国防に全てを捧げた男・佐久間象山。幕府や藩の重鎮に真っ向から対立し、奇人と謗られても信念を貫き通し、誰も考えなかったアイデアで国を守ろうとするが……。勝海舟、吉田松陰をも傾倒させた孤高の天才の、知られざる生き様を描いた傑作歴史小説!
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Posted by ブクログ
この一冊を読むと、「“佐久間象山”?何者?」が判る…
“傲岸”と言われ、好き嫌いがハッキリ分かれるような人物だったのかもしれないが、非常に“ピュア”に何かを目指した生き様が痛快だ。なかなか面白い!
Posted by ブクログ
天才とはこういう人のことか?本人独特の世界が見えているとしか思えない。思い付くことは当時では突飛なことでも今から見ればうなずくことが出来る。それにしても、
100人が100人とも彼を支持する事態にならなかったのは、それだけ柔軟性を持った社会だったということだろうか?
ところで、ずっと「さくま しょうざん」と読むと思っていた。「ぞうやま?」(象山書院‐ぞうやましょいん から号としたと本文には有るのですが‥‥?)とか「ぞうざん」と読む説もある様でした。