仁木英之のレビュー一覧
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僕僕先生シリーズの第3弾です。今回は前回までに登場した人物も合間に登場するので、記憶を一旦巻き戻す必要があります。
タイトルにあるように”胡蝶房”と呼ばれる最強の暗殺集団に属する劉欣(りゅうきん)が次の標的仙人暗殺に向かうところからお話しは始まります。この狙われる仙人というのが僕僕先生ですから、血なまぐさい戦闘場面がたびたび登場するところが今回の特色です。そうはいっても僕僕先生と王弁との絶対的な師弟関係は崩れるわけもなく、毎回漫才でいうボケと突っ込みのような平和なやり取りが繰り広げられます。
旅の途中で色々な事件が発生してお伴する仲間も増えていきますから、この辺りは孫悟空のお話に雰囲気が似てい -
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僕僕先生の第2段。少女のように見える僕僕先生と王弁の旅が再開。目的は無さそう。第1段のときほどの驚きはないかな。
料理対決:読み直したら、王弁が料理人2人に結果的にアドバイスしたことが判ったが、最初は気がつかなかった。頭の悪い読者のことも考えてほしい。料理人弟子の屈折した気持ちは納得しづらかった。
雷神の子と少年の話:子供2人の気持ちを語ってほしかったな。行動を見れば判るじゃないか、と言われそうだけれど、他の短編では良く登場人物が自分の気持ちを語っているから、ちょっと物足りない。王弁との絡みも少なかったし。
文句をつけたけれど、薄妃が登場してから、面白くなってくる。結局、楽しんで読み終えた。 -
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大学を休学中の佑介は、ある夕方歩いていると、丘の上から聴こえてきたピアノの音に導かれ、とある洋館にたどり着く。洋館には沙良と名乗る女性が、奏弾室というピアノ教室を開いていた。祐介はその奏弾室の手伝いのアルバイトをすることを決意する…。
亡くなった娘のためにピアノを習う男性や、ピアノをやめた友人のために一曲覚えようとする人などその一曲で人生が変わる人たちと、佑介の関わり合いを描いた7つのストーリー。
なのだけど、1本目は良いとして、2本目からストーリーにも、全体の構成的にも、オチの付いた話という意味でも、モヤモヤと暗雲が立ち込め始める。というか、それでオチでいいの?という話が現れる。5~6本 -
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和製ホラーアニメ『モノノ怪』のスピンオフ。全6話で構成される短編小説。
怪異ものとしてなら面白いが、アニメの『モノノ怪』を期待して読むと物足りない。薬売りさんの出番が小説だと少くなく感じちゃう。アニメと出番はそんなに変わらないんだろうけどね。アニメの華やかな描写と声優さんの巧みな技術で、薬売りさんのあの存在感は作られているんだなーと思いました。
「玉藻前」と「ぬっぺらほふ」は『モノノ怪』らしいお話で良かったです。逆に「鎌鼬」とか「亀姫」とかは文章だけでは難解だったな。どちらもぜひ映像化して欲しい。もうすぐ劇場版の完結『蛇神』が公開されますが、その後にでもアニメシリーズ2期発表とかされないか -
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飛鳥時代、都を広げ中央集権を押し進めようとする中大兄皇子と側近の中臣鎌足は、都の人々を脅かす鬼の出没を山の民の叛意とみなし、征伐すべきものと考えていた。
一方で、山に住まう古き神々が姿を消し、山は精気を失い、山の民は散り散りになっていた。
賀茂の修験者・役小角と、小角に仕える飯炊の広足は、両者の間の対立をおさめ、異変の真の原因を探ろうとするが…
主人公の広足は、物部の末裔の姫。相次ぐ政変に翻弄されながらも清い心根を持つが故に、作る食事は聖餐となり、神を喜ばせる大いなる力を持ち、小角に見出される。
陰陽道とか修験道とかの話になると、とかく安倍晴明がイケメンで役小角は奇怪な山伏風…という、多分漫 -
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短編小説で6話程入ってました。
1話ごとに出てくるキャラが違いそしてキャラをわかりやすくする為、簡単な設定が書かれていてキャラ達の会話が読みやすく臨場感しやすい感じがしました。
話の世界は異世界ぽいけどどこぞなく江戸時代を舞台にしているような感じがしました。所々出てくるキャラの名前や暮らしなどからそのような感じが取れました。
他の評価や感想にはアニメと比べているのですが、私はアニメを見てないので小説を読んでの感想を書きます。
世界観やキャラ設定などはよく作り込まれていて時代を感じながらもどこかファンタジーのような雰囲気があり色んな世代でも読めやすいと思いました。
ただ、残念な点もありました。