仁木英之のレビュー一覧
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僕僕先生の第2段。少女のように見える僕僕先生と王弁の旅が再開。目的は無さそう。第1段のときほどの驚きはないかな。
料理対決:読み直したら、王弁が料理人2人に結果的にアドバイスしたことが判ったが、最初は気がつかなかった。頭の悪い読者のことも考えてほしい。料理人弟子の屈折した気持ちは納得しづらかった。
雷神の子と少年の話:子供2人の気持ちを語ってほしかったな。行動を見れば判るじゃないか、と言われそうだけれど、他の短編では良く登場人物が自分の気持ちを語っているから、ちょっと物足りない。王弁との絡みも少なかったし。
文句をつけたけれど、薄妃が登場してから、面白くなってくる。結局、楽しんで読み終えた。 -
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飛鳥時代、都を広げ中央集権を押し進めようとする中大兄皇子と側近の中臣鎌足は、都の人々を脅かす鬼の出没を山の民の叛意とみなし、征伐すべきものと考えていた。
一方で、山に住まう古き神々が姿を消し、山は精気を失い、山の民は散り散りになっていた。
賀茂の修験者・役小角と、小角に仕える飯炊の広足は、両者の間の対立をおさめ、異変の真の原因を探ろうとするが…
主人公の広足は、物部の末裔の姫。相次ぐ政変に翻弄されながらも清い心根を持つが故に、作る食事は聖餐となり、神を喜ばせる大いなる力を持ち、小角に見出される。
陰陽道とか修験道とかの話になると、とかく安倍晴明がイケメンで役小角は奇怪な山伏風…という、多分漫 -
Posted by ブクログ
短編小説で6話程入ってました。
1話ごとに出てくるキャラが違いそしてキャラをわかりやすくする為、簡単な設定が書かれていてキャラ達の会話が読みやすく臨場感しやすい感じがしました。
話の世界は異世界ぽいけどどこぞなく江戸時代を舞台にしているような感じがしました。所々出てくるキャラの名前や暮らしなどからそのような感じが取れました。
他の評価や感想にはアニメと比べているのですが、私はアニメを見てないので小説を読んでの感想を書きます。
世界観やキャラ設定などはよく作り込まれていて時代を感じながらもどこかファンタジーのような雰囲気があり色んな世代でも読めやすいと思いました。
ただ、残念な点もありました。