仁木英之のレビュー一覧

  • 魔神航路 肩乗りテューポーンと英雄船

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    ギリシャ神話の時代に迷い込んでしまった幼なじみ7人の冒険譚なんですけど、あちこちに伏線を張りっぱなしで終わった感じ。主人公二人の関係性変化も唐突だし。続編を希望します。

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    2012年07月12日
  • 魔神航路 肩乗りテューポーンと英雄船

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    高校卒業後、半年ぶりに故郷で旧友たちと集まった信之だったが、ある事故によって突然、ギリシャ神話の世界に時空移動してしまう。しかも頭の中から、信之と融合したという「魔神」の奇妙な声が聞こえてきて…。仲間たちはどうなったのか、果たしてもとの世界に戻れるのか、そしてこの不思議な現象に隠された秘密とは?神々と英雄たちが入り乱れる、奇想天外な新感覚冒険小説。文庫書き下ろし(「BOOK」データベースより)

    仁木さんはさぁ、設定は面白そうなもの書くのに、終わりまでにその話に飽きちゃうの?
    それとも単純に話の収束がうまくないだけ?
    最近読んだ『黄泉坂案内人』しかり、『海遊記』しかり、この人の作品って、

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    2012年05月25日
  • 千里伝

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    ネタバレ

    人間の姿をしていながら、5歳から一向に成長しない千里と、吐蕃人のバソン、山奥の僧侶、絶海の三人の奇妙な珍道中の物語。
    それぞれはてんでばらばらな志で、一つのものを目指して旅をする。彼らに求められたものは、そんなばらばらな互いのことを認め合うこと。
    自分と違うものを認めるのはどんな試練よりも難しい。けれど、そんな自分こそが他と違うのだと気づくことで、受け入れることはとても簡単なことになる。
    主人公たちとともに、気持ちを一つにしていける物語です。

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    2012年09月13日
  • 魔神航路 肩乗りテューポーンと英雄船

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    「わしに性など小さきことよ。男のものでも女のものでも望みのものを好きな場所に作ってやるぞ」おいまじかうちにもテューポーンさま手配たのむまじでまじでまじで。

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    2012年05月01日
  • 魔神航路 肩乗りテューポーンと英雄船

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    他の本を探していたところで、表紙が可愛らしかったので買いました。
    神話の世界の人々の描写が魅力的です。
    しかし、どうも肝心のところに描写不足があるような…。盛り上がるシーンがつるっと終わってしまい、また何がどうなったか今一つわからず。
    先が気になるけど、何となく腑に落ちない話でした。
    ちょっと展開が都合いいかんじですし。
    あと、主人公にいいとこが見いだせませんでした。テュポーンはいい子なのに…
    続きを期待。

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    2012年04月13日
  • 千里伝

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    傲慢すぎね?千里。
    二木さんは中国に造詣が深いんでしょうね。だから御曹司の傲慢や異民族に対する態度にリアルさが出るのかと。だけど小説の主人公としてはちょっとなー。
    最終的に和解っぽくなっても、今までこんな態度だった奴が、、と違和感を覚える。
    結局悪い奴はいないんだぜ的な終わり方もちょっと食傷気味だ。

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    2012年03月04日
  • 千里伝

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    鳥山明の『ドラゴンボール』の原作だよ、と言われたら信じてしまいそう。そういうお話しです。
    一度ジャンプ的な価値観と親和性が高いと感じてしまったのが運のつき、楽しめません。
    はじめは敵だったけど、闘ううちに友情が芽生える。とてつもなく強い相手と戦い、弱かった主人公が強くなる。敵の強さはインフレ気味。
    や、モチロン、著者のベースラインはかなり高いので普通には面白いんですが、『僕僕先生』シリーズの面白さとは違います。

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    2012年02月09日
  • 千里伝

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    第一章 高家の御曹司  第二章 それぞれの事情  第三章 図の在り処  第四章 風山の戦い  第五章 道士の本音 第六章 器の資格、図の選択

    御曹司の千里 仲間とされた者たちとともに、図を求めて旅をする

    なんてなまいきなガキだこと というのが千里の第一印象。ず~~っと生意気なんだ これが。終盤近くである出会いがあって、人が変わる。変わりすぎじゃない??と思うほど劇的に変化する。それだけの素養があったということか。図をめぐる最後の場面は手に汗を握りました。
    千里のその後を目にしたくなりました。

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    2012年01月20日
  • 耶律徳光と述律(下)

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    人間というもの、頂点に立つとかくも愚かになるものなんでしょうか。いや、無為な政策を繰り返す民主党や、保身と天下りの事しか考えない官僚を見てたら今も昔も同じってか。それにしても、作中に登場する地名がほとんど記されていない添付地図に何の意味があるのやら(笑。とりあえず大団円のようですが、このシリーズはもういいかも。

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    2011年12月01日
  • 耶律徳光と述律(上)

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    「李嗣源」に続く中華歴史物語シリーズ第3弾。相変わらず登場人物は多いのですが、前作ほどではないので何とか付いていけました。今回の主人公は耶律堯骨(やりつぎょうこつ)。上巻では彼が契丹の国王となり、中原に迫るまでが描かれます。

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    2011年12月01日
  • 千里伝

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    某「×竜伝」に昔はまったことがあるが、筆の遅さと加速する社会批判のくどさに投げ出した人に勧めたい。中国の伝説上の怪物・仙人・神様がどっさり登場し、しかもこちらはどっぷりファンタジー世界に浸らせてくれる。
    活劇なのだが、筆運びのせいなのか、登場人物の軽さのせいか、どこかふわふわした雰囲気の漂う癒し系。二巻目に期待したい。

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    2011年11月24日
  • 胡蝶の失くし物―僕僕先生―

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    これまた短編集で、またしても旅仲間が増えてます。
    一体いつになったら、2人で旅が出来るのでしょうか…?w
    何だか、かなり遠い現実、のような気がします。

    増えた旅仲間は、通常ならお目にかからない…というよりは
    かからなくてもいい職業の方が1人。
    人ではない存在がひとつ。
    どちらも何だか一筋縄ではいかないような正確ですし。

    前に出ていた、記憶喪失兄とその嫁と弟のその後も
    ちらっとでしたが分かりました。
    そして…最初の旅仲間になった彼女の彼氏のその後も。
    まぁ、気持ちは分からなくないですけどね…。

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    2012年01月02日
  • 李嗣源(上)

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    ネタバレ

    上下巻あわせての感想です。

    李嗣源がとても地味で黙々と任務を果たすタイプなので、あまり主人公っぽくはありません。上巻は、拾った少女とのロマンスなどがありますが、下巻は結ばれたはずの少女の出番は最後の最後の方までさっぱりありませんし、それどころか50ページ以上、李嗣源自身の出番が無かったりします。

    ですから、李嗣源の小説というより、李嗣源の生きた時代の小説と見たほうが正しいです。場面も周りの十国にポンポンとびますし。既刊に「朱温」というのがでてますが、これが李嗣源より少し前の人なので、おそらく、続けて読めば唐末からの流れが小説で読めそうです。

    残念なところを上げれば
    ・あまり主人公としての

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    2011年10月04日
  • 胡蝶の失くし物―僕僕先生―

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     今回もふわふわと可愛らしく(表現おかしい)、楽しく読んでいますが、今回王弁くんの活躍が少なくてちょっと残念。劉欣さんが今後どう話に絡んでくるようになるのか、はてさて。

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    2012年08月22日
  • 胡蝶の失くし物―僕僕先生―

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    僕僕先生シリーズの第3弾です。
    第1作を読んだ時は、こんな本格的シリーズ物になるなんて予想していませんでした。面白かったけれど、どちらかと言えば軽い、仙人が美少女というキャラだけで読ませる作品でした。
    2作目で吉良という大きなキャラが現れて道連れになり、さらにこの作品ではミュータントの暗殺集団、その一人の劉欣が現れて。。。話がどんどん壮大になって行きます。
    そんな所はなんだかギャグ漫画としてスタートし、最後は人間性も描く壮大な格闘物となったキン肉マンのようです(漫画の世界は良く知らないのですが・・)。
    面白いからいいですけどね。すでに第4作も出版済み。文庫化を待ちましょう。

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    2016年07月30日
  • 薄妃の恋―僕僕先生―

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    ネタバレ

    「僕僕先生」の続編です。
    やっぱり面白い~。
    さすがに心で僕僕先生呼び(下記参照)はしなくなりましたが。

    五年ぶりに再会した師匠と弟子の旅の行く先々でアクシデントが巻き起こる!毎回王弁の横山(GS美神)ばりのやましい妄想は師匠の読心であっさり撃墜されてばかりですが、なんだよ、結局仲良しじゃん。で終わってしまうじゃれ合いも可愛くてしょうがありません。

    ただ、連作短編の形で進む今作は、ちょっと展開が急なように思います。ここで盛り上がるのか! なところで肩透かしを何度かくらいましたよ。トホホ……

    王弁が怠惰な普通の元ニートなので、大活躍! をしないのはわかるのですが今回、あまりにしなさすぎ。

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    2012年01月13日
  • 李嗣源(上)

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    「夕陽の梨―五代英雄伝」とほぼ同時代の別の人物「李嗣源」の生涯を描いた中国歴史物。とにかく登場人物が多くて場面転換めまぐるしく、表題となっている李嗣源もあまり目立たずストーリーの起伏にも乏しい。読み進めるのが大変でした(笑。ページをめくるごと(’変わるごと’ではない)に人名/地名等の難読漢字にルビが振られているのはありがたいです。レイアウトする人は大変だったでしょうけど(今日日、この程度は自動で出来るのかな?)。

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    2010年12月14日