仁木英之のレビュー一覧

  • 仙丹の契り―僕僕先生―(新潮文庫)

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    王弁君の成長に反するように僕僕先生がやけに人間味?溢れる存在になってきた。
    初期の頃に比べると僕僕先生が無敵の存在では無く、仙人でも手に負えない相手が出てくるところが周囲の人との関係を深める原因となっており、単なる面白い読み物から共感する要素が強くなってきたような気がする。
    いつまでも旅が続いて欲しいと思えるシリーズなので、終わりに近付いているのが寂しいです。

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    2020年01月05日
  • 千里伝

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    昔の中国を舞台に普通の人間と人間ではない存在とが交わっている様子を自然なこととして描写しているところは僕僕先生シリーズと同じです。
    このような作品を得意とする作家を他に知らず、またいずれも面白いので、このジャンルでは無二の存在だと思っています。
    五嶽真形図を巡る争いもひと通り決着したので先の展開の予想ができませんが、後半になってようやく性格がまともになり始めた千里が成長していく物語になるのでしょうね。
    最後に解説を読んで、千里が仁木氏の創作ではなく歴史上の人物だったことに驚きました。

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    2019年11月27日
  • 黄泉坂案内人 愛しき約束

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    亡くなった人の心残りを解く。もつれた糸を無理に解くのではなく、本人が納得するのを手助けする感じが良い。無理矢理成仏させるのもねぇと思う私がいる。
    ハヤくんもいつかは?

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    2019年11月12日
  • レギオニス 勝家の決断

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    柴田勝家の終盤。武将それぞれに野望があり道があった。戦があれば生死があり忠誠があれば裏切りもあった。その評価は自分自身が付けるのだろう。自ら選び取ってきた結果が今なのだから。

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    2019年08月22日
  • 王の厨房―僕僕先生 零―(新潮文庫nex)

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    仕事の区切りがつき、ちょっと軽い本を。

    神仙の世界、宝具「一」とか、炎帝・黄帝の争いとか、見慣れない世界観になじめるかどうか。
    それが受け入れられれば、文章は読みやすい。

    料理仙人の卵、僕僕は、「対」である水の神仙拠比とともに、「一」を求める旅をする。
    黄帝が作り出した「人」と交流し、料理の世界、味わうとは何かを学んでいく僕僕の初々しさが神仙、いや新鮮だ。
    蓬莱の桃の神仙、蟠桃(ピンクの鎧を着た老人の姿で出てくる!!)も面白い。
    桃が逃げ回ったり、青くなったり、プルプルするのだ。

    喁(アギ)という獣に仲立ちされた不思議な石との契約をした、族長辺土、彼を満足させることを自分に課した料理人剪

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    2019年08月01日
  • 立川忍びより 忍ビジネスはじめました!

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    初出 2017〜18年「文芸カドカワ」の6話。シリーズ2作目。

    忍者の末裔大倉多聞が、親の借金のために同じ忍者の末裔の藤林家の娘杏子の婿候補兼家政夫として忍者屋敷に住んでいるが、今回は藤林家の人々の協力を得て、人助けのビジネスを始める。
    最初の依頼者は、多聞の元恋人で婚約者の秘密が気になる。次は実家中華料理店北京楼の隣に進出してきたおしゃれな上海楼の社長。その社長と明神池の仲間でいじめられている紘一。江湖の親友で親しくなる人に恐怖の幻覚を見せてしまう七海、の弟。大食い四天王の一人でかつての駅伝ランナー俊、多聞のブラック企業勤務時代の同僚。
    まあ、トンデモな展開の娯楽作なのだが、多聞が次第に杏

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    2019年06月07日
  • 先生の隠しごと―僕僕先生―

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    まさか僕僕先生が人間と結婚するなんて。。。
    表面的に全てが綺麗に見える理想郷を目指す独裁者の危なさと、いざという時に踏ん張れる普通の人の強さが印象的な作品でした。

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    2019年05月26日
  • レギオニス 秀吉の躍進

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    天才肌の信長に、先代からの家臣たちの年の功は対抗しきれるのか?
    信長のきらめきがなければ、戦の時代が終わる時は来なかったかも知れないけれど……

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    2019年05月26日
  • 僕僕先生

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    個人のブログで興味を持って購入。
    美少女が好きなので面白く読めた。
    2巻目以降、どんな変化が起きていくか気になるので続編も買うと思う。

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    2019年05月16日
  • 恋せよ魂魄―僕僕先生―(新潮文庫)

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    大唐帝国は玄宗の時代。
    仙骨を持つ王弁君とその師の仙人僕僕の旅も、そろそろ終わりを感じさせるようになった。
    ・・・と書いてみたものの、前の巻『仙丹の契り』を読んだものか記憶が曖昧。
    僕僕一行に薄妃や劉欣がいなくなり、デラクという人が加わっている―ということは、きっと前巻を読み飛ばしたに違いない。

    チベットで出会って、王弁が治療することとなった心臓に病を持つ少女、タシは、その後物語にかかわりを持つのか?

    胡蝶の首領貂とか、その他の胡蝶の間者や、それと結託する神仙たち。
    どういう人だっけ?となってしまい…。
    ああ、本を処分するんじゃなかった、と後悔。
    心もとない読者で申し訳ない気分だ。

    でも

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    2019年04月21日
  • 立川忍びより

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    ブラックな企業で働きたくないよね。
    山王丸には……乗ってみたいような、みたくないような
    いきなり落ちてくる薬缶やたらい、飛んでくる刃物
    他人に向かって飛んでくるのはチョット面白いけど、自分に向かって飛んでくるのはごめんこうむりたいね、やっぱり。

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    2019年04月15日
  • 鋼の魂―僕僕先生―

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    一巻の僕僕先生から途中の話を大分、飛ばしましたが、唐などの大国に囲まれた雲南の国境地帯で「鋼人」を巡る争いに僕僕先生の一行も巻き込まれて。

    飄々とした僕僕先生と弟子の王弁の関係も久しぶりに見ることが出来て楽しかったし、同行する人たちも増えて、賑やかで楽しそうに見えました。物語に出てくる宋格之と馬銀槍の最後の方の友情も良かった。きちんと全巻読みたいです。

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    2019年04月03日
  • レギオニス 信長の天運

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    桶狭間後から信長が足利義昭を奉じて上洛するまで。
    この巻からようやく柴田勝家の人ととなりや、魅力が伝わってきた。
    歴史の奔流の中にいる人の眼から見える景色
    中でも、守るべき土地、民衆を持つ者が見る、信長を先頭に、しがらみを持たない者たちの考え方や行動。
    面白くなってきた。

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    2019年03月17日
  • 僕僕先生 零(新潮文庫nex)

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    僕僕先生が仙人として新米の時代の頃、そして神話の時代の壮大なお話。

    神がひとを作り出すと言う話は、全世界共通の認識なんだすね。そして彼女の対となる存在の拠比の存在。彼の真面目な性格がマイペースの僕僕と正反対なのが面白いと思いました。神様とひとが共存する世界がファンタジーっぽくて良かったです。
    神様にとって、ひとはどういう存在なのか。ひとが神様の存在を考えることは有りがちだけど、視点を変えて、みるのはファタジーならではですね。

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    2019年02月03日
  • 僕僕先生

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    教養小説=ビルドゥングスロマンという分類は
    日本の物語作品であまりお目にかからず
    青春小説に含まれがちだが
    形成成長老化すなわち自らの手の届く範囲のみを
    知っていることとする正しさという
    大人になることという要素があるかないかで決定的に異なる
    この作品は中華歴史もの舞台に神話的道教要素で
    主人公に対する親も家族も周囲も優れた政治家も名君も神仙であっても
    何が正しいというあいまいさで
    その達観をうまく表現している
    かまえない文章は好き嫌い分かれるところだが主題には良く合っている

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    2019年01月07日
  • まほろばの王たち

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    新しい強い国を目指す<里>と古代からの神とともに生きる<山>の対立をあおる神喰い・人喰いを陰で操る者と、役小角との対決。

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    2019年01月04日
  • レギオニス 興隆編

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    信長でも秀吉でも家康でもない武将からみた戦国時代。
    ちょっぴり身近に感じるおじさんの、主君や社会を見る方向は今のところ堅実に見える。さていつかは変化するのだろうか?

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    2018年11月14日
  • 薄妃の恋―僕僕先生―

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    シリーズ第2弾。
    様々な街を訪れ、そこで出会うトラブル?を解決していきながら王弁が少しずつ成長していくという構成なのですが、全体に漂うどこかほのぼのしたゆるい雰囲気と登場人物やトラブルのアイデアのユニークさから、マンネリ感を全く感じることなくワクワクしながら読みました。

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    2018年09月30日
  • 僕僕先生

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    珍しく中国が舞台の、ほのぼのファンタジー。
    仙人が身近に存在することに対して100パーセント受け入れるでもなく、否定するでもない微妙な距離感が面白い。
    また、中国の歴史に易しく触れられる所も良い。
    長く続くシリーズみたいなので、登場人物がどんな変化を遂げるか楽しみです。

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    2018年09月18日
  • 恋せよ魂魄―僕僕先生―(新潮文庫)

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    もうすぐ終わってしまうそうで。。どういう結末になるのか。劉欣のこともあるし。何があっても不思議ではないか。

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    2018年07月22日