仁木英之のレビュー一覧
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警察官の福沢登はまもなく定年退職する。
考古学を趣味とし,退職したら信州大学の社会人向けの講座を受講したり,遺跡の発掘にも参加しようとやる気になっていた。
その退職当日,遺跡の発掘現場の何千年前の石棺から,美しい女性の死体が出てきたのである。
大学の研究室などの籍はないが,考古学の世界では一目置かれている「つちくれさん」こと瀬山紀芳に頼まれ,警察を退職した身ながら真犯人捜しを始める。
ミステリーですが,登場人物が皆個性的で生き生きしています。つちくれさん,助手の明子,また,考古学に関わる研究者といったある意味特殊な人々が,常識人である登の視点から,描かれています。
また,考古学 -
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千里…立派になりましたね。…人の美点を認めて、自分にはそれがないことを認めることができるようになった。それが、最後の最後に人の心を掴んだって感じでした。
ああなった絶海は、蔑収じゃなきゃ受け止められなかったけど、他の人は皆千里に動かされたんだものね。
最後の終わりは、ちょっと読めちゃったけど、心に残る言葉や部分がいっぱいありました。
真に強い者は、戦い続ける者だという、泰山府君の言葉。挫けても挫けても、諦めないこと。
強さは、他に任せておけばいい。という蔑収の言葉。
才能がある人では、絶海の心は分からなかった。何をやっても、なんか出来ちゃう人っているんですよね。器用貧乏にもなりがちだけど。でも -
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【本の内容】
舞台は中国唐代。
元エリート県令である父親の財に寄りかかり、ぐうたら息子の王弁は安逸を貪っていた。
ある日地元の黄土山へ出かけた王弁は、ひとりの美少女と出会う。
自らを僕僕と名乗るその少女、実は何千何万年も生き続ける仙人で…不老不死にも飽きた辛辣な美少女仙人と、まだ生きる意味を知らない弱気な道楽青年が、天地陰陽を旅する大ヒット僕僕シリーズ第一弾!
「日本ファンタジーノベル大賞」受賞作。
[ 目次 ]
[ POP ]
辛口美少女仙人とお坊ちゃまニート青年の珍道中・・・なのですが、私は少女漫画的読み方をしてしまいました。
この世の理からは違うところで生きている仙人と、 -
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『黄泉坂案内人』(2011年)の第2弾…。
あの世とこの世の狭間を漂ぅ、入日村の黄泉坂で、
迷える魂を、遠つ川の向こう(あの世)へと渡すため、
相棒の八咫鴉とデューセンバーグ(タクシー)と共に、
黄泉坂案内人の彩葉が奮闘するファンタジー短編集…。
主人公は、
前作の主人公の、タクシー運転手の速人(人間)から、
黄泉坂案内人の彩葉へと、変更されておりましたが…、
速人も、意外な形で、作中では、フルに登場しており、
前作のよさげな部分は、そのまま維持されていました。
迷える魂の、その迷ぃを解き放つといぅことは…、
それなりに、深イイお話になるところなんでそぅが…、
そこは短編なだけに、彩葉のキ -
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思っていたより長くて面白かった!!
中国の歴史に疎いから地名や人の名前は全然入って来なかったけど、弁と僕僕先生の二人のやりとりは面白く読めた
中国に縁深い人が読んだらもっと面白く読めるんじゃないかな?
弁は何もする気のない若者だったけれど僕僕先生への愛がそれを緩やかに
でも確かに変えていった
僕にもしたいことが見つかるだろうか?
仙骨って最初はピンと来なくておしりのあたりの?って思ってたけど
そういや、封神演義の太公望が仙骨を持ってたね
漫画でしか読んでないけど、そういや太公望も仙人だったなぁ
仙骨だけでなく仙縁ってのもあるのかーとちょっと興味深かったw