仁木英之のレビュー一覧

  • つちくれさん

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     警察官の福沢登はまもなく定年退職する。
     考古学を趣味とし,退職したら信州大学の社会人向けの講座を受講したり,遺跡の発掘にも参加しようとやる気になっていた。
     その退職当日,遺跡の発掘現場の何千年前の石棺から,美しい女性の死体が出てきたのである。

     大学の研究室などの籍はないが,考古学の世界では一目置かれている「つちくれさん」こと瀬山紀芳に頼まれ,警察を退職した身ながら真犯人捜しを始める。

     ミステリーですが,登場人物が皆個性的で生き生きしています。つちくれさん,助手の明子,また,考古学に関わる研究者といったある意味特殊な人々が,常識人である登の視点から,描かれています。
     また,考古学

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    2015年02月20日
  • 乾坤の児 千里伝

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    千里…立派になりましたね。…人の美点を認めて、自分にはそれがないことを認めることができるようになった。それが、最後の最後に人の心を掴んだって感じでした。
    ああなった絶海は、蔑収じゃなきゃ受け止められなかったけど、他の人は皆千里に動かされたんだものね。
    最後の終わりは、ちょっと読めちゃったけど、心に残る言葉や部分がいっぱいありました。
    真に強い者は、戦い続ける者だという、泰山府君の言葉。挫けても挫けても、諦めないこと。
    強さは、他に任せておけばいい。という蔑収の言葉。
    才能がある人では、絶海の心は分からなかった。何をやっても、なんか出来ちゃう人っているんですよね。器用貧乏にもなりがちだけど。でも

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    2015年02月20日
  • 時輪の轍 千里伝

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    前作より、千里の性格がマシになったので、読みやすかったです。前作は、千里の性格が鼻につきすぎて、イライラさせられたからなー。今度は異界で暮らす双子の兄、玄冥が仲間に加わります。これがまた千里そっくりで笑ってしまう。なんだかんだ、仲良いんじゃないのよ。そして、千里が初恋!?また一筋縄ではいかない相手です。ちょっと人として強くなった千里。時間の歪みを正すべく、恋した少女…?と時空の流れに飛び込みました。そこで出てきた楊行密という武将。彼にもまた注目です。気になる方は是非、調べてみてください。

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    2015年05月10日
  • 僕僕先生 零(新潮文庫nex)

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    拠比と僕僕の出会った頃のお話。絵が変わったけど、初々しい僕僕の姿にはぴったりだと思う。ショートヘアも可愛いらしい。
    王弁って、拠比の生まれ変わりなんだろうか?
    これからの展開が気になる〜〜。

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    2015年02月06日
  • 黄泉坂の娘たち

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    あの世とこの世の境にある村、入日村。
    黄泉坂を上って川を渡れない魂を救う村の住人達。
    シリーズの2作品目です。

    前の話の詳細を覚えていないところがあって、村の人間関係に?と思うとこもありましたが、全体にいいお話です。

    哀しい魂のお話だったり、ハヤくんの娘と会うとこだったり。人間の生と死、誰かを想う気持ちににほろり。

    ハヤくんがどうなるのか、まだまだ次の作品が読みたいな、と思う1冊。

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    2015年01月22日
  • 僕僕先生 零(新潮文庫nex)

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    僕僕先生(ちゃん?)が生まれた(創造された)時代のお話し。天界を統べる神々も神仙も大変だね。「人」の役割って何かありそうなんだけど……

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    2015年01月18日
  • 鋼の魂―僕僕先生―

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    仁木英之の鋼の魂を読みました。
    僕僕先生シリーズの6作目です。

    僕僕先生と王弁たちは唐と吐蕃という大国に接している南詔を旅していきます。
    ここには、空に聳えるほどの大きさの鋼の勇者が眠っているという伝承があります。
    その伝承の鋼の勇者を探しに胡蝶や吐蕃のスパイが暗躍するのでした。

    その鋼の勇者は僕僕の知り合いである神話の時代の勇者を模したもので湖の底に沈んでいるのでした。
    僕僕たちは湖の底に降りて、その鋼の勇者の魂に触れるのでした。

    今回もいろいろな登場人物たちの活躍を楽しみました。

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    2015年01月17日
  • 黄泉坂案内人

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    最後はもう悲しくて切なくて、でもスカッとさせてくれて、さすが仁木さんだなぁと。でも、でも、私はハッピーエンドがよかったよー!( ノД`)シクシク…

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    2015年01月15日
  • 鋼の魂―僕僕先生―

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    いつもの王弁と僕僕先生の掛け合いが ほほえましい(*^^*)

    今回の話は、民族闘争かな?


    親を殺された 子どもたちが平凡な日々を 安心して暮らせるように するために
    生きるために死ぬって!カッコいいです。
    劉欣も大活躍です( 〃▽〃)

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    2015年02月08日
  • 僕僕先生 零(新潮文庫nex)

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    僕僕が王弁と会うはるか前のお話。
    ふむふむ(笑)
    きっと、これはこれで続きがありそうなのが
    楽しみ。

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    2015年01月14日
  • 鋼の魂―僕僕先生―

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    唐・吐蕃・南詔の三国にその支配を狙われる雲南の国境地帯。微妙なバランスの中で自立を望む人々と僕僕先生の一行が、敵対したり協力したり忙しい。お気楽で普通の王弁さんがホッとさしてくれる。

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    2015年01月01日
  • 僕僕先生 零(新潮文庫nex)

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    表紙、今までと同じイラストレーターさんにして欲しかったなぁ。統一感がないよ。レーベル違うから仕方ないかもしれないけど。神々が、人間臭い。そういう神様の話好きなんだよねー。ギリシャ神話とかも好きだし。僕僕先生シリーズの中で、重要な位置づけのキョヒが、出てきますが、これがまた、かなりの唐変木。たちの悪い天然。僕僕先生が王弁にキレない理由がわかったよ…←失礼。抜け作キョヒと若かりし僕僕先生の旅はまだ始まったばかり。

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    2014年12月24日
  • つちくれさん

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    長野県の遺跡で見つかる
    現代の遺体から
    考古学の周辺の問題が語られる。
    ミステリーというより
    元刑事とつちくれさんの人間ドラマ
    …な感じ。
    シリーズになってもおもしろそう。

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    2014年12月14日
  • 魔神航路 2 伝説の巨人

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    ギリシャ神話でお馴染みの神様や英雄達が続々登場。彼らの争いに巻き込まれる形で行動していく信之達。神様たちと関わるのはチョッピリ面白い気がする。

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    2014年10月12日
  • 魔神航路 肩乗りテューポーンと英雄船

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    事故により現代から移動した先はギリシア!!!それも神と人が共に住む世界。一部分融合してしまった彼らの行く末は?? わくわくドキドキ

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    2014年10月12日
  • 僕僕先生

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    【本の内容】
    舞台は中国唐代。

    元エリート県令である父親の財に寄りかかり、ぐうたら息子の王弁は安逸を貪っていた。

    ある日地元の黄土山へ出かけた王弁は、ひとりの美少女と出会う。

    自らを僕僕と名乗るその少女、実は何千何万年も生き続ける仙人で…不老不死にも飽きた辛辣な美少女仙人と、まだ生きる意味を知らない弱気な道楽青年が、天地陰陽を旅する大ヒット僕僕シリーズ第一弾!

    「日本ファンタジーノベル大賞」受賞作。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    辛口美少女仙人とお坊ちゃまニート青年の珍道中・・・なのですが、私は少女漫画的読み方をしてしまいました。

    この世の理からは違うところで生きている仙人と、

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    2014年10月04日
  • 黄泉坂の娘たち

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    『黄泉坂案内人』(2011年)の第2弾…。
    あの世とこの世の狭間を漂ぅ、入日村の黄泉坂で、
    迷える魂を、遠つ川の向こう(あの世)へと渡すため、
    相棒の八咫鴉とデューセンバーグ(タクシー)と共に、
    黄泉坂案内人の彩葉が奮闘するファンタジー短編集…。

    主人公は、
    前作の主人公の、タクシー運転手の速人(人間)から、
    黄泉坂案内人の彩葉へと、変更されておりましたが…、
    速人も、意外な形で、作中では、フルに登場しており、
    前作のよさげな部分は、そのまま維持されていました。

    迷える魂の、その迷ぃを解き放つといぅことは…、
    それなりに、深イイお話になるところなんでそぅが…、
    そこは短編なだけに、彩葉のキ

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    2014年10月04日
  • 薄妃の恋―僕僕先生―

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    うんうん
    可愛い話だ
    帰ってきた僕僕先生と王弁がまた旅に出て困った人を助けてまわる話

    最後の薄妃と歌姫のくだりが次巻を匂わすな~
    王弁の5年とか
    今はすごい続きを読みたい!!ってわけじゃないけど
    機会があれば読みたいな~

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    2014年09月15日
  • 僕僕先生

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    思っていたより長くて面白かった!!
    中国の歴史に疎いから地名や人の名前は全然入って来なかったけど、弁と僕僕先生の二人のやりとりは面白く読めた
    中国に縁深い人が読んだらもっと面白く読めるんじゃないかな?

    弁は何もする気のない若者だったけれど僕僕先生への愛がそれを緩やかに
    でも確かに変えていった

    僕にもしたいことが見つかるだろうか?

    仙骨って最初はピンと来なくておしりのあたりの?って思ってたけど
    そういや、封神演義の太公望が仙骨を持ってたね
    漫画でしか読んでないけど、そういや太公望も仙人だったなぁ
    仙骨だけでなく仙縁ってのもあるのかーとちょっと興味深かったw

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    2014年09月11日
  • 乾坤の児 千里伝

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    武神賽を手に入れて己の望む世界にしてしまった帝たちを千里は仲間と共に打ち砕くことが出来るのか?そして千里が望む世界とは……

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    2014年07月12日