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五年に一度、武宮の代表者たちが集い強さを競う「武宮大賽」。優勝者には、因果を操り勝負の行方を決定することのできる宝「武神賽」が与えられる。千里も麻姑山の代表として大賽に出場すべく、弓作りに励むが――。かつての仲間との戦いに臨む時、「強さ」の本当の意味が浮き彫りになる。怒濤のシリーズ第3弾! (講談社文庫)
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Posted by ブクログ
まさかの坊さん大奮起。こ、怖い…真面目すぎる人がキレるとやばい、の典型ですね…。
怒りで相手を殺してしまうことで、ただの殺戮者になり下がってしまう絶海が哀れです。
誰よりも人間らしい彼だからこそ、優しくてちっぽけで弱かったからこそ、こうなってしまったのかな。
でも、あの場でキレないやつっているの?それってもう人間じゃないじゃん。
でも、私なら…どうしただろう。まず、私を代わりに食べてもらったかなぁ。旦那が死ぬくらいなら、その方がいい…他の誰かを差し出そうとは、もともと思わないかな。そんな罪に耐えられるほど、図太くないって自分で分かってるので。
それがわからなかったのが、絶海の"弱さから逃げてる"証左なのではないかと。たぶん、同じことになったら、バソンも千里も、自分を食べろって言ったんじゃないかなぁと思うんですよ。たとえ、代わりの人間が死なない人間でも。死を望んでても。痛みは痛みだし、食べられればやっぱりそれは死だと思うし。
でも、その場にならなきゃどうなるかは分からないので、なんとも言えないけど。後味の悪い1冊でした。何が逃げることなのか、何が戦うことなのか。何が強さなのか。考えさせられる。
ちなみに、うおっ!こんなとこで終わるのかってとこで終わります。完結しててよかった…これ、待てないでしょ次巻。読むつもりなら、これと、次の乾坤の児は絶対一緒に買うべき。読めないと、ああああーってなるに決まってる。
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