知念実希人のレビュー一覧
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これは、天久鷹央から「人の心を読む妖怪」と称される兄の職場の話。
ある事件により、病院を辞めた九十九医師の新たな職場は、天才達の集う変わったクリニックだった。そんな新しい職場『神酒クリニック』での九十九にとって最初の事件を描いた一冊。
患者の資産家から依頼されたのは「息子殺害の犯人捜し」。違法賭博、過去の因縁、密輸品など、事態は複雑に絡み合っていく。
現役医師の知念実希人だからこそ描ける、本格医療ミステリー小説。
天久鷹央シリーズと一緒にお楽しみください。
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あの天久鷹央のお兄さんの小説…?
これは読まずにはいられない、と思い開いた本書。
流石知念先生、今回も医療描写の細かさと本格さに驚きました。医療従事者ではないけれどが、脳内で容易に想像が出来るくらい分かりやすい。
本書の1番の面白さは、チームプレー。天久鷹央シリーズは通称タカタカペア(タカノイケトリオ)の相棒感が見どころ。でも、本書は6人のチームがそれぞれの才能を存分に生かしながら事件解決に導いていくのが最高に面白い。
でも、皆さんも言われている通り、主人公は天久翼ではないんですよね。かっこいいにはかっこいいんだけれど、「天久翼の読心カルテ」と言われるとなんだかなぁ……。
今後どんな感じに物語が展開していくのかが楽しみです! -
Posted by ブクログ
サーペントの凱旋 となりのナースエイド
著者:知念 実希人
**あらすじ**
「となりのナースエイド」シリーズ再び! 難病シムネスの驚くべき真実。
あらゆる臓器に同時多発的に悪性腫瘍が生じる奇病「シムネス」は、星嶺医大附属病院の伝説的外科医・火神郁男の命までも奪った。
火神の死から三年、ナースエイドと外科医の二刀流で働く桜庭澪は、新時代のがん治療装置「オームス」のテストオペレーターとしてハイレベルな手術を一手に引き受けていた。
オームス実用化に向けた重要な手術を控えたある日、医師免許を剥奪され海外に渡っていた竜崎大河が突然姿を現す。
澪と大河は再びタッグを組み、シムネスの驚くべき秘密に迫っていく。
**感想**
好きな作家である知念実希人さんの「となりのナースエイド」シリーズの続編ということで、今回も楽しく聴くことができました。作中では医学的にかなり専門的な内容が多く登場し、フィクションであることを理解しつつも、「シムネス」という病気にモデルとなる実在の疾患があるのか、つい気になってしまいました。
今回はナースエイドとしての澪の仕事にはあまり焦点が当たらず、むしろ新しい治療装置「オームス」を使った高度な手術に従事する外科医としての活躍がメインでした。特にクライマックスの澪と大河がタッグを組んで挑む手術シーンは、まるでRPGのラスボス戦を見ているかのような臨場感があり、息をのむ展開でした。
知念さんの作品はいつも読後感が爽やかで、今回もすっきりとした気持ちで聴き終えることができました。次回作も今から楽しみにしています。 -
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ネタバレストーリー構成は良かった。
序盤は謎解きのために行動し、翻弄され、終盤に差し掛かるにつれて集めたピースが繋がっていき、最後はさらに上をいく結末を迎えるという展開は王道でも十分楽しめた。
四元美咲という存在も良かった。漆原亮に心を開き、友達と言える関係性になっていくまでの言動の変化は、シンプルに「良い関係性を築けて良かったね」と思えた。
一方で、下記2点ほど疑問を感じた。
①なぜ漆原亮は雪乃と付き合ったのか
いくら姉が特別だからと言って恋人を作ってもおかしくはないが、姉が大好きなら恋人を作る必要はなかったのでは?とも思った。
②姉・圭子と恋仲になったのはなぜか
家族が実質二人きりになったことで普通の家族よりも異なった関係性になることはわかるが、だからと言って男女の関係(一歩手前)になるのはわからない。小説(そういう設定)だからと言えばそれまでだが、なんとなく腑に落ちなかった -
Posted by ブクログ
火葬後の頭蓋骨に鉄の塊が・・・しかも、死亡診断では頭に銃傷がなかった・・・
皮膚を貫通せずに人を銃殺できるのか・・・
そして、「正解のない問題とは」・・・
今回も非常に面白くワクワクしながら読めました。
推理カルテなので短編ですが、やはり「透過する弾丸」がよかった。
最後は本当に泣きそうになるぐらいいい話でした。
このシリーズを通して自分なりに推理する癖がつくとなぜそうしたのか。
本質を考えながら読む癖がついてきた気がします。
非常に近い答えまで導くことができました。
自分の成長を感じます。すごく個人的ですが・・・
個人的にもこの章はかなり好きです。