知念実希人のレビュー一覧
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前半は恋愛小説、後半はミステリーといった感じで構成されている。
登場人物が如何にも「小説の中のキャラクター」感が少し強く、特にユカリさん、冴子さん等の女性キャラクターが良くも悪くも完璧過ぎて、リアリティを求め過ぎてしまうと少し白けてしまうかなと言う感じがした。
(そう言えば、この著者の他の作品の女性キャラにも同じようなことを感じた。)
ただ、小説の中のお話なんだと割り切って、変にリアリティを追求しようとしなければ気にならないだろうし、寧ろ上記に挙げた2人は本当に魅力あるキャラクターなので、そこがこの作品の売りの一つにもなり得るのだろうなと思う。
ただ単に私自身が、小説において、特に人物描写 -
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天久鷹央シリーズ第n弾です!
第何弾か調べる気がないなら、冒頭で意気揚々と語るなって話ですよ
ごめんねごめんねー
時系列的にはけっこう前のお話しになるんですな
ってそんなことより!
出版社変わってるがな!
正確には前作からなんですが、新潮社から実業之日本社に変わってるんです
実業之日本社さん、聞き慣れない方もいらしっしゃるかもしれませんが、創業は明治30年となかなかの老舗です
なかなか個性的なラインナップが特徴的で、古い作品の文庫化なんかも手掛けてたりしますっていらないですか?今、実業之日本社の説明いらないですか?
あ、そう
ごめんねごめんねー
いらないらしいんで、本題に入ります
なんで -
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ネタバレマブイグミを成功させ次々と患者を救っていく識名は、救ってきた患者達が23年前の事件に関わっていることを知る。上巻の時点から多くの伏線が張り巡らされおり、それがどんどんと回収されていくところはとても面白かったです。そして終盤につれて衝撃の事実が次々と明かされていくとろ、並びに“この世界”の本当の姿が明らかになった瞬間はとても驚き、鳥肌が立ちました。そこからの怒濤の負の感情の結晶体であるマブイとの闘いはバトル漫画かと思うほどの描写でとても熱かったです。辛い展開を乗り越えた主人公(と読者)が見た(読んだ)最後のシーンは最高のご褒美なのかと思うほどに感動的でした。1ページも飽きることの無い本ですので是
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ネタバレ「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ12
小鳥遊が赴任して約1年。ついに鴻ノ池が統括診断部に研修にやってくる!不安を覚える小鳥遊を横目に鷹央は新しい謎に食いつく。
今回の謎は不老不死。かつては秦の始皇帝もが憧れたものである。
天医会総合病院で検査を受けた一人の少女。年齢は32歳とのことだが、以前に診断した精神科医の墨田によると全く老けていないらしい。16年前にアイドルとして活動していたそのままの姿なのである。
そんな彼女が不老不死を売りにして、オンラインサロンで会員を増やし、ついには死者の復活をライブ配信する。
非科学的な現象を目の当たりにしても鷹央は、持ち前の知識で真相を明らかにしていく。
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ネタバレ天久鷹央シリーズ第四弾。
前作、前々作でちらっと出ていた「宇宙人」事件の話。
ということで、時は遡り、小鳥遊が鷹央に出会うところから話は始まる。
鷹央とその下についたばかりの小鳥遊の目の前で患者が飛び降り自殺、
さらに医師が患者に「宇宙人の命令」で殺され、
と普通に考えればそれだけでも病院は大スキャンダルにまみれているのに、
さらに宗教団体に突撃するふたり。
いや、正しくは突撃しているのは鷹央だけで、
小鳥遊は巻き込まれているだけだが。
宇宙人とのコンタクトは何らかの薬物による厳格だろうとは思っていたが、
糞生菌のキノコだったとは思わなかった。
さらには、放射線照射装置を凶器に使う医師が -
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ネタバレ「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ14
臓器移植による命のリレー。死者の崇高な遺志により誰かの命が助かるはずだった…
心臓の強奪を筆頭に次々と奪われる移植されるはずの臓器。犯人の目的は一体なんなのか。
鷹央、小鳥遊に鴻ノ池も加わり、その真相を明らかにしていく!
その中で小鳥遊の鷹央へ対する保護者みが深まっていくところも見どころです。
エジプトの古代文明や臓器移植について勉強になりました!
時系列が気になる人へ…
小鳥遊が赴任して一年以上。ようやく鴻ノ池が研修医として統括診断部にやってきた。
ナイトミュージアム事件、火焔の凶器、幻影の手術室、魔弾の射手より後の話。