森晶麿のレビュー一覧
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駆け抜けるように読むのは惜しく、少しずつ味わうように読んだ。色や匂い、ドーナツの甘さが小説のスパイスになっているように思う。
誰と過ごしたいか、あるニュースを自分はどう解釈するのかをじっくり考えてみたくなった。ミステリーでもあり少し自己啓発の要素もあると思う。読む人の背中を押してくれるような小説だっ...続きを読むPosted by ブクログ -
黒猫と付き人の美学の物語。
今回は「ポー」の短編に擬えた考察。短編。
それにしても、二人の関係が一歩ずつ近寄って来ていることが微笑ましい。
相変わらず、クセの強い人間は登場するし、心穏やかに対処出来ないことも。
だけど、黒猫が付いていれば大丈夫。なるほど、解決!Posted by ブクログ -
付き人と黒猫の関係が、一方的に頼るのでは無く、付き人の自立が好ましかった反面、前回での結婚が保留のままで寂しい。
相変わらず付き人に甘い黒猫が可愛いです。
黒猫の姉・冷花のデザイナーとしての原点が素敵です。ここで大手に誘われてもなびかないのが冷花らしいかな。
灰島と付き人のコンビも中々板...続きを読むPosted by ブクログ -
発売日当日に買い、ちょっとずつ読み進めてようやく。一言でいうなら「黒猫シリーズはいいぞ~」。
今回もポーの作品が絡んでいるのは嬉しい。しかも「黒猫」は遊歩でも扱ってましたね……。そして今回は割と最近の話題やニュースを取り扱ったものが下敷きになっているので、黒猫シリーズの中では取っ付きやすい1冊。...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズとは知らずにタイトルと表紙に惹かれてこちらから読んでしまいましたが、面白かったです。
黒猫が甘くて悶えました。これは惚れちゃう。
第一弾から全部読もうと思います。Posted by ブクログ -
黒猫シリーズにどはまりしたので森晶麿さんのをひたすらよんでた。
森さんのツイートで気になった、忍さま。
カラスと出会えてよかった…!Posted by ブクログ -
森晶麿さんの黒猫シリーズ第一作目、アガサクリスティー賞受賞。
話は黒猫と付き人が出会うところから始まる。
ポオの作品の解剖も面白いですが、何かを人に教える側の黒猫、教育上手い!
ミステリとも恋愛小説とも取れる二面性のある小説です!Posted by ブクログ -
不幸を寄せ集めるタイプ、いる。
そして同情は対価を要求するっていうのが、すごく身につまされる。
私多分やったことある、覚えもある。
意識的か無意識的かは関係なくこれは結構やってしまうことだなあ……ラストのウェイもいつかこうならないといいけれど。
読後も重たい感じが残る。
こういった毒々しい社会から...続きを読むPosted by ブクログ -
死に損なって転生した芥川氏が周りで起こる事件を解決する結構お気軽なミステリだと思っていた己を恥じたい。ていうか、良い裏切りに遭いました。
ちゃんと読まなければ、芥川小説。Posted by ブクログ -
黒猫が客員教授として働くフランスで、大規模なテロが起きたというニュースから本作は始まります。安否不明の彼を心配する私ですが、日本ではペルシャ美学の教授が失踪する事件が起きます。 美学講釈を中心に、謎を読み解いていく連作短編集。相変わらず美しい解釈と、一見不可思議な事件からまっすぐな信念が浮かび上がる...続きを読むPosted by ブクログ
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前日譚であり、黒猫と私の出会いから交流が書かれた連作短編集。シリーズを全体の話ですが、物語と登場人物たちの行動が重なり、物語解釈から読み解けていく真相という構図はあまりにも美しく、また短編ですっきりまとまり、読みやすい作品。 二人の距離感が理性的でながら情熱的で、引き込まれる作品です。Posted by ブクログ
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2018年53冊目。葬偽そのもののインパクトより、それを巡るドラマが濃密に描かれている。人の死というものが周囲に及ぼす影響の大きさを再認識させられる。最後は展開こそ読めなくはないものの、やっぱり感動的。何もかもがうまく行く訳ではないちょうどいい決着だと思う。シリーズの次があるとすれば、歩武の掘り下げ...続きを読むPosted by ブクログ
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忍が良くも悪くも変わっていなくて、一安心。黒猫の登場も嬉しいし、溝渕や道子もいいキャラしてる。そして相変わらずラストが怖すぎる。⌈四季彩のサロメ~⌋をまた読みたくなりました。Posted by ブクログ
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2017/11/12 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2017/12/9〜12/10
現在公開中の映画のノベライズもの。映画を見てから読むか迷ったが、観た後では読まないだろうと言うことで、先に読んだ。オリジナル版の探偵とはキャラが変わっていると言えば変わっているが、大泉洋さん演じる探偵も嫌いで...続きを読むPosted by ブクログ