森晶麿のレビュー一覧

  • あの日、タワマンで君と

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    王様のブランチで見て無性に買いたくなった新作小説。伊坂幸太郎のアヒルと鴨のコインロッカーを連想したが、しっかりと読者の想像を裏切ってくれたし一気に読み進めることができる面白さがあったと感じる。
    VR、タワマン、株、ウーバー、芸能界とこの現代社会でありえそうな設定がより引き込まれた要因なのかもしれない。

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    2025年05月25日
  • あの日、タワマンで君と

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    タワマンに飲まれる人々の有り様が面白い、すいすい読み進められ、ラストもちゃんと意外性があってよかった。

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    2025年05月18日
  • 探偵と家族

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    最強に格好良い探偵たちでも、家族だったらしんどいよね、というお話。マイペースお姉さん探偵、ゲーマー高校生探偵、おばさん経営者探偵、不思議中年系探偵……。それぞれに合うワトソンがいたらなあ、と妄想しつつもチームとして良い味出すのが堪らない。

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    2025年05月15日
  • 名探偵の顔が良い―天草茅夢のジャンクな事件簿―(新潮文庫nex)

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    推し活、ジャンク飯、何やら秘密のありそうな潜入捜査、そして殺人事件。ちょっと要素が混線している気がします。探偵役である天草芽夢は現場に赴くこともないので、ある意味では安楽椅子探偵と言えるかも。もっともその椅子はジャンク飯屋の椅子ですけど。
    登場するジャンク飯はどれもおいしそうです。モデルになったお店とかあるんでしょうか。

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    2025年05月09日
  • あの日、タワマンで君と

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    配達員をしながら細々と生活をしている青年がある日タワマンへ配達したら強引な家主と知合い、ある日家主から自身と入れ替わりを提案される。
    タワマンや、溢れるお金があるからこその事件が起こるが、最後のタワマン×恋愛はかなり意外。

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    2025年05月07日
  • 名探偵の顔が良い―天草茅夢のジャンクな事件簿―(新潮文庫nex)

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    事件に巻き込まれた主人公を助けたのは“愛しの推し”。謎解き×ジャンク飯×推し、という交わらなそうな3つが絶妙なバランスで絡み合う。主人公は冒頭から何か隠しているし、そのホームズ役の「推し」もミステリアスで…どういう結末に着地するのかが予想出来なくて、楽しみつつ読めた。

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    2025年04月25日
  • あの日、タワマンで君と

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    ネタバレ

    タワマン文学か〜…………?何かが違う。
    気づいた時には目が離せなくなりました。

    静香は一体どうしたのか?
    みんなそう思うはずです。
    そして騙されるはず。
    静香だと思い込んでいたけれど、本当に思い込んでいただけでビビり散らかしました…。
    どんどん不穏な雰囲気に包まれていく本作。
    人の思い込みって恐ろしいですね…。
    こうだった、なんて書いてないのに文脈からこうなんだろうな〜って予想して裏切られる。
    タワマンサスペンス!!!
    創一だけでも報われますように。

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    2025年06月17日
  • 名探偵の顔が良い―天草茅夢のジャンクな事件簿―(新潮文庫nex)

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    面白い!ミスディレクションが至る所に仕込まれていますし、架空のジャンクフードもめちゃめちゃ美味しそう。

    それにしても推しが偶然同じ趣味でその繋がりで突然リアルな知り合いになれるなんて夢のような出来事で羨ましい限りですよね

    …ところでこれ元ネタ大丈夫ですか?

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    2025年03月02日
  • 名探偵の顔が良い―天草茅夢のジャンクな事件簿―(新潮文庫nex)

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    ライトノベルと思いきや。密室、見立て殺人、双子に、消失などなど。本格推理ネタが、1つの短編にドカドカとジャンクに積み上がってる。
    読みやすいが、とっても読み応えがあった。

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    2025年01月06日
  • 名探偵の顔が良い―天草茅夢のジャンクな事件簿―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    イケメン×名探偵好きなので、ジャケ&あらすじ買い。正月の帰省のお供にしました。

    とても連ドラ向きだなぁという第一印象。
    その場合王子はやはりあのアイドルグループかな?と思いながら読んでいたところで徐々に雲行き怪しくなってきた(笑)アイドルグループにはオファーがいかなそうだ…。

    短編なのに序盤はなかなか入り込めず進まず…。1話目は主人公の背景も、ストーリーの雰囲気も分からず、「いやいやいや無理じゃないの?」となり、2話目は面白いけど状況整理に混乱し、個人的にはカレーあたりから入り込めました。王子と王妃の霞がかった姿が徐々に見えてきて真相が知りたい!と後半は楽しく一気読み。組み木パズル

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    2025年01月04日
  • 名探偵の顔が良い―天草茅夢のジャンクな事件簿―(新潮文庫nex)

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     ジャンク飯が大好きな俳優・天草茅夢と彼を推しと崇める潤子のコンビが事件を解決していくミステリーで、事件の謎解きも去ることながら、
    天草茅夢と潤子を始めとする彼を崇める人たちの人物描写や潤子の職業の正体、それぞれの短編で浮かび上がる『N徽章』に作中に出てくるジャンク飯などミステリーだけでなくエンタメ作品としての面白さも抜群だった。特に『やみつき温玉唐揚げ炒飯』は実際に食べてみたい…

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    2024年12月08日
  • 名探偵の顔が良い―天草茅夢のジャンクな事件簿―(新潮文庫nex)

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    名探偵の顔がいい、って、そりゃ買いますよ(笑)

    アイドルと助手の組み合わせは良かった。
    伏線が割とありつつ進行して最後までネタは分からなかったし読みやすかった。
    シリーズ化しそう?

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    2024年11月26日
  • 黒猫のいない夜のディストピア

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    思わず溜息が出てくるストーリー
    この作品で黒猫ではない教授に出会うのか…
    読む順番を間違えてしまった

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    2024年07月18日
  • チーズ屋マージュのとろける推理(新潮文庫nex)

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    ほのぼのミステリーが進行していく中で、主要人物の過去にまつわる話も紐解く、その伏線の張り方とキャラの作り込みが見事だと感じました。

    また、読みやすい文章の中に含まれた、上品な描写が素敵で、目が離せませんでした。
    チーズ料理の描写も上手くて、この本を開く度にチーズの香りを感じてしまう気がします。

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    2024年03月12日
  • 黒猫と語らう四人のイリュージョニスト

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    ネタバレ

    読後に考えたのは、理想と現実のちがいについて。
    夢は、幻想は、どれだけ現実に近くとも現実にはなれないのかななどと考えてしまった。黒猫含め様々な人と出会い、対話していく中で成長し、身の回りの環境が変わっていく中でした彼女の決断を尊重したい。

    過去は忘れるべきなのかどうか。解釈のずれが見られたが、どちらも正しいと思える。過去は変わらないし消えない。私は忘れないと言う彼女の成長と強さを垣間見た。

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    2024年02月18日
  • 黒猫と語らう四人のイリュージョニスト

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    ネタバレ

    自分の脳だけでは結末の理解ができず。本当にこの結末で合ってるの?と思いつつ、節々でおかしいな、怪しいなという点はあったのに。毎回ちょっとした点が最後の最後に線になるという…。

    身近な人、今まで二人三脚できた母が病に罹りキーパーソンは自分となった時、ひとりで物事を考えるのって辛いよな…そんな時にあんなプロポーズされたらそりゃ揺らぐわな…この先どうなっていくんやろ…。

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    2023年07月05日
  • チーズ屋マージュのとろける推理(新潮文庫nex)

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    チーズは特別好きではありませんが、どの話に出てくる料理もおいしそうで食べてみたくなります。ビジュアルも臭いもないのにおいしそうに思わせるんですから、やはり描写が巧みです。ちらっと某20歳の教授を揶揄するセリフがあります。お遊びですね。

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    2023年06月09日
  • 黒猫と語らう四人のイリュージョニスト

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    ネタバレ

    今回、何となく不安な気持ちで読み進めてましたが、確かに衝撃的なラストでした。

    思えば、節々に決定的な関係をハッキリ言わない付き人の気持ちが解らず、それでも黒猫を追い続けてるのも違和感がありました。

    このまま2人は完全に別の道へ歩き始めてしまうの?え?これが最終巻なの⁉︎疑問がいっぱいでした。

    次巻は未定みたいですが、是非ともハッピーエンドをお願いします!

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    2023年05月07日
  • 黒猫と語らう四人のイリュージョニスト

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    ネタバレ

    美学を芯にして紡いできたこれまで。
    集大成と言うべきこの本でした。
    ミステリアスなイリュージョニスト4人の物語と、失踪した「黒猫」を捜そうとする
    「付き人」の胸打つ想いが錯綜する。

    そして、最終章「黒猫」から語られた言葉は…
    これでこのシリーズ完結なのですか?
    放り投げられた感が否めません。
    これまでの甘酸っぱいトキメク思いすべてブラックホールへ。
    美学とはこんなにも刃物の切っ先のようなものなの?忘却すべきモノなの?

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    2023年05月06日
  • 黒猫と語らう四人のイリュージョニスト

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    ネタバレ

    このシリーズを読むとき、いつも「言葉」について考える。
    言葉を尽くしても伝わらないこと。
    言葉にしたら消えてしまうこと。
    言葉にしたくないこと。できないこと。
    前作で、黒猫は「結局は行動」と言っていた。

    ここに出てくる4人も、誰かに何かを伝えるために行動する。その行動の意味を、黒猫の言葉によって暴かれて、黒猫の言葉によって救われる。

    行動も、言葉も両方があった方がいいよなあと思う。

    そうして、ふたりは、恋ではないもっと崇高な絆、を手に入れてしまったのだろうか。
    その上で、プロポーズする(プロポーズの言葉がなんとも自信満々だし)灰島教授、男前だな…

    でも最後の黒猫の作品の意味は、いまいち

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    2023年04月07日