森晶麿のレビュー一覧
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新人編集者の月子が、“恋愛小説家”夢宮と組んで、シンデレラや眠り姫など童話になぞらえた恋愛体験談の裏側を暴いていく連作ミステリーです。
甘いエピソードだと思って聞いていると、夢宮の冷静なツッコミで一転して別の顔が立ち上がる感じが小気味よく、「恋愛ってきれいごとだけじゃないよな」としみじみさせられます。
一方で、童話モチーフの説明がやや多く、仕掛けを理解するのに少し構えて読む場面もありました。
それでも、亡くなった幼なじみへの負い目を抱えた夢宮と、彼に振り回されながらも惹かれていく月子の距離感が程よく苦くて、続きも読みたくなる一冊でした。 -
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飲食店の配達代行サービスのアルバイトをする創一。
配達依頼を受けて六本木のタワーマンションへ向かうと、届け先の青年から部屋に上がってショウを見ていかないかと誘われた。
そしてタワマンでの生活を紹介される創一の前に、高校時代の初恋の相手、静香が現れる。
この出来事をきっかけにタワマンに通うようになった創一の運命は、思いがけない方向へと進んでいく。
最後で、この物語ってそういう話だったの?という予想外の展開に驚かされた。読み返してみると、なるほどと思わされる。
ジャンルとしては何になるのか、はっきり言えない複雑な魅力のある作品だと感じた。
一方で、主人公やタワマンの住人等、登場人物の背景や心情も -
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ネタバレSFではない短編もあるが、SFとして読む。
宮内悠介 「国境の子」
対馬と韓国は近いのね。
藤井太洋 「月の高さ」
お金のない劇団って大変そう。影のない太陽を見てみたい。
小川 哲 「ちょっとした奇跡」
自転が止まった地球で生き残った人類のたった2隻の船が180度離れて燃料が無くなる1200年後まで走り続ける。ちょっとした奇跡があってもいいじゃないか?でも本当にちょっとした奇跡だ。
これが一番好き
深緑野分 「水星号は移動する」
移動式宿 水星。 人情物で連載はできそう。マーキュリーの意味を調べる
森 晶麿 「グレーテルの帰還」
ヘンゼルとグレーテルを読み直さなきゃ!
老人は殺しても -
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ネタバレ【収録作品】
第一話 月消し帰る
第二話 昼も夜も雛
第三話 白は黒
第四話 キリンしか知らない夜
第五話 あかい雨降らば
第六話 リンゴは海に
自由律俳句の伝道師といわれる俳人・虚池空白(ウロイケクジラ)と編集者の古戸馬(コトバ)は、本の企画のため、世の中の落書きや看板などに落ちている言葉を、詠み人知らずの名句〈野良句〉として集めている。そんな彼らが手にした〈野良句〉の裏に潜む人間の愛憎や秘密、時にはある犯罪を、迷コンビが解き明かしていく俳句ミステリー。探偵役はクジラ。
暗号解読のようなくだりは面白い。
導き出された答えはもってまわった感じだが。 -
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黒猫シリーズ、一作目。
丹地陽子さんの表紙がきっかけで知った。
黒猫というワードにも惹かれて読み始めた。
独特、一家言ある、という印象。
エドガー・アラン・ポーの短編小説の「核心部分に触れています」と前置きがあったが、ポーを読んだことがなかったので、対象のポーの短編小説をまず読んで、それから本書を読むということをして、一話ずつ読み進めた。
ポーの短編小説(モルグ街の殺人、黒猫、マリー・ロジェエの怪事件、盗まれた手紙、黄金虫、大鴉)を読むきっかけになった。
『大鴉』は青空文庫にはなかったが、ネットには原文や朗読してる動画など、いろいろな情報があった。
『少年魔法士(なるしまゆり)』とい