森晶麿のレビュー一覧

  • 偽恋愛小説家

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    新人編集者の月子が、“恋愛小説家”夢宮と組んで、シンデレラや眠り姫など童話になぞらえた恋愛体験談の裏側を暴いていく連作ミステリーです。
    甘いエピソードだと思って聞いていると、夢宮の冷静なツッコミで一転して別の顔が立ち上がる感じが小気味よく、「恋愛ってきれいごとだけじゃないよな」としみじみさせられます。
    一方で、童話モチーフの説明がやや多く、仕掛けを理解するのに少し構えて読む場面もありました。
    それでも、亡くなった幼なじみへの負い目を抱えた夢宮と、彼に振り回されながらも惹かれていく月子の距離感が程よく苦くて、続きも読みたくなる一冊でした。

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    2026年07月28日
  • 虚池空白の自由律な事件簿

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    こう言うミステリーの形があるのかー
    ふむふむ…、と思いながら読んだ
    自由律俳句が暗号の役割と言う感じかな

    まあ、面白かった

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    2026年07月04日
  • あの日、タワマンで君と

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    飲食店の配達代行サービスのアルバイトをする創一。
    配達依頼を受けて六本木のタワーマンションへ向かうと、届け先の青年から部屋に上がってショウを見ていかないかと誘われた。
    そしてタワマンでの生活を紹介される創一の前に、高校時代の初恋の相手、静香が現れる。
    この出来事をきっかけにタワマンに通うようになった創一の運命は、思いがけない方向へと進んでいく。

    最後で、この物語ってそういう話だったの?という予想外の展開に驚かされた。読み返してみると、なるほどと思わされる。
    ジャンルとしては何になるのか、はっきり言えない複雑な魅力のある作品だと感じた。
    一方で、主人公やタワマンの住人等、登場人物の背景や心情も

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    2026年06月20日
  • 旅する小説

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    ネタバレ

    SFではない短編もあるが、SFとして読む。
    宮内悠介 「国境の子」
    対馬と韓国は近いのね。

    藤井太洋 「月の高さ」
    お金のない劇団って大変そう。影のない太陽を見てみたい。

    小川 哲 「ちょっとした奇跡」
    自転が止まった地球で生き残った人類のたった2隻の船が180度離れて燃料が無くなる1200年後まで走り続ける。ちょっとした奇跡があってもいいじゃないか?でも本当にちょっとした奇跡だ。
    これが一番好き

    深緑野分 「水星号は移動する」
    移動式宿 水星。 人情物で連載はできそう。マーキュリーの意味を調べる

    森 晶麿 「グレーテルの帰還」
    ヘンゼルとグレーテルを読み直さなきゃ! 
    老人は殺しても

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    2026年06月19日
  • あの日、タワマンで君と

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    Uber eatsも経験あって、タワマンの清掃してるから、興味本位あって読みました。
    富裕層といえど、次元が違いすぎる。
    こういう人たちとは関わったら、偉いことになると思いました。

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    2026年05月16日
  • チーズ屋マージュのとろける推理(新潮文庫nex)

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    人間関係を、チーズで紐解いてくのが面白かった!
    また、要所要所に出てくる、"もの"の表現の仕方が素敵だった!

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    2026年05月11日
  • 名探偵の顔が良い―天草茅夢のジャンクな事件簿―(新潮文庫nex)

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    推しと一緒にジャンク飯を食べ、事件を推理するという夢のような世界線。実際にはありえないからこそ楽しい。潤子が潜入する仕事場で、なぜか次々と殺人事件がおき、そして、なぜか自分の推しである王子と何度も出会う。まさか王子が犯人?と潤子も疑い始めるが・・・王子は何者なのか?潤子の仕事とは?謎がいっぱいの物語だった。そして、出てくるジャンク飯がまた、美味しそう。カロリーがすごい高そうだけど(笑)

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    2026年03月18日
  • ホテル・モーリス

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    ネタバレ

    途中からは勢いで読ませる本。嫌いではない。
    ⭐︎3.5くらい。

    途中で少し『この人誰だっけ…』とはなった。
    あと、ミステリーかと思ってたら、なんかコメディかコレ?って感じだった。

    ・お父さんの遺言書がどっから出てきたのか。
    →突然出てきてビックリ。手品か?

    ・叔父さんがその後どうなったのか。
    ・会社はボレロが継ぐのか、准(主人公)が継ぐのか。
    ・るり子さんはどうする(どうなる)のか。

    余韻は必要だけど、どれかは書いて欲しかったな。

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    2026年02月22日
  • あの日、タワマンで君と

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    途中、とても怖かったです。
    最後、安心してしまっている自分がいて、本当にこれで良いのか?悩んでしまいました。

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    2026年02月03日
  • 超短編! ラブストーリー大どんでん返し

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    超短編!シリーズ通り、1話約4分でサクッと読めました。
    純愛からパス味のあるものまで色々なラブストーリーがあって楽しめました。
    あれ、この語り手〇〇では?みたいな、クイズっぽい読み方もできて面白い。

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    2026年01月27日
  • あの日、タワマンで君と

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    配達員をしていた男がタワマンに商品を届ける話。届けてからラストまで絶叫系かのようなテンポの良さ。タワマンにする多和田のパンチすごいな、って思ってたところから何でそうなる?って事態に転げる早さとそこから坂を転げ落ちるかのような急展開か楽しい。

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    2026年01月18日
  • 人魚姫の椅子

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    初読みの作家さん。何となくタイトルに惹かれて。

    高校生の恋や友情の青春物語かなぁなんて思って読んでいたら、終盤はけっこうサイコだった。あー怖い。
    でも事件のこと以外は、わりと好きだったんだけど。友情とか、義理のお父さんとの会話とか。個人的には少し残念な読後感。

    この著者の黒猫シリーズというのが有名?らしいので、次はそちらを読んでみよう。

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    2026年01月16日
  • あの日、タワマンで君と

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    ミステリーというには事件めいた謎はほとんどない。エピローグの内容も、伏線が少なすぎて唐突な展開だった。
    続編が書ける終わり方だったので、出版されれば2人の関係が気になるところです。

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    2025年12月31日
  • 名探偵の顔が良い―天草茅夢のジャンクな事件簿―(新潮文庫nex)

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    謎の任務で潜伏調査をしている潤子。ジャンク飯に目がない潤子は任務の休憩中にジャンク飯を食べに行くと、そこには推しの天草茅夢の姿が…
    事件ごとに行く潜伏先の近くのジャンク飯店に現れる天草と潤子の掛け合いは面白いしジャンク飯の描写も胃もたれしそうだけど美味しそう。
    事件の内容も密室やら毒殺やら双子が3組出てきたりとジャンクなものばかり。

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    2025年12月29日
  • あの日、タワマンで君と

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    最後にどんでん返しはあったけど、うーん。設定も主人公が落ちていく様も少し残念でした。読みやすかった文体だったので、そこは高評価かな。

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    2025年12月28日
  • 旅する小説

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    6人によるアンソロジー 昔の記憶を呼び覚ます旅 二つ目の月が生まれてしまった為 一生動き続ける旅 自分の家族を探す旅 大好きだった兄を探す旅等 どこかに行くだけが旅ではない

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    2025年12月23日
  • 虚池空白の自由律な事件簿

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    ネタバレ

    【収録作品】
    第一話 月消し帰る
    第二話 昼も夜も雛
    第三話 白は黒
    第四話 キリンしか知らない夜
    第五話 あかい雨降らば
    第六話 リンゴは海に

    自由律俳句の伝道師といわれる俳人・虚池空白(ウロイケクジラ)と編集者の古戸馬(コトバ)は、本の企画のため、世の中の落書きや看板などに落ちている言葉を、詠み人知らずの名句〈野良句〉として集めている。そんな彼らが手にした〈野良句〉の裏に潜む人間の愛憎や秘密、時にはある犯罪を、迷コンビが解き明かしていく俳句ミステリー。探偵役はクジラ。

    暗号解読のようなくだりは面白い。
    導き出された答えはもってまわった感じだが。

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    2025年12月08日
  • 黒猫と語らう四人のイリュージョニスト

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    ネタバレ

    えっ…えええええ。
    二人が、というか「私」が成長した結果なんだろうけど、さみしすぎる結末…。久しぶりの新刊見つけて喜んだけど、逆にこの二人には二度と会えないことが確定してしまった。

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    2025年12月06日
  • 黒猫の遊歩あるいは美学講義

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    黒猫シリーズ、一作目。

    丹地陽子さんの表紙がきっかけで知った。
    黒猫というワードにも惹かれて読み始めた。

    独特、一家言ある、という印象。

    エドガー・アラン・ポーの短編小説の「核心部分に触れています」と前置きがあったが、ポーを読んだことがなかったので、対象のポーの短編小説をまず読んで、それから本書を読むということをして、一話ずつ読み進めた。

    ポーの短編小説(モルグ街の殺人、黒猫、マリー・ロジェエの怪事件、盗まれた手紙、黄金虫、大鴉)を読むきっかけになった。

    『大鴉』は青空文庫にはなかったが、ネットには原文や朗読してる動画など、いろいろな情報があった。
    『少年魔法士(なるしまゆり)』とい

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    2025年11月30日
  • 虚池空白の自由律な事件簿

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    ネタバレ

     詠み手知らずの野良句に背景あり。
     5・7・5にとらわれない自由律俳句×日常の謎の本作。解釈次第で無限に背景が広がってました。思えば万葉集だって見方を変えれば意味が変わってくるように、野良句だって人知れない意味が転がっていてもおかしくない。
    鯨のように言葉を飲み込んでいくクジラは底知れず。そして最後……つながっていたのね……。

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    2025年11月22日