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Posted by ブクログ
「葬偽屋と弔わない」の続編。
セレナが歩武の元で働き出して、12か月。
お金の無心ばかりする両親から逃げるように、歩武の元で働いていたが、母の命が残り少ないと連絡が入り、セレナは転職を決意する。
しかし、転職先はブラック企業で、過労で倒れた上司に対する会社への怒りから、セレナは歩武に「葬偽」を依頼し、会社へ復讐することを決断する。
しかし、歩武の返事は全てセレナが仕切ること。
初めて葬偽を仕切ることで、セレナの中で「葬偽屋」への意識が変わっていく。
歩武、セレナ、黒村の3人の関係性がとてもいい。
文章が軽いタッチでありながら、死を通して見える人間関係も考えさせられるものが多い。
「黒猫シリーズ」で有名な著者だが、私はこの作品の方が断然好き。
Posted by ブクログ
偽の葬儀を請け負う葬“偽”屋を舞台にしたシリーズ第2弾。
ブラック企業の告発や若い頃の忘れられない恋、明るみに出ていない犯罪に、息子の行く末。
それぞれの思惑を秘め、偽の葬儀を望む依頼者たち。
一歩間違えば詐欺みたいな話だけど、そこには彼らなりの切羽詰まった事情があり、切ない想いがある。
三つ目の「書物に頼りすぎた男」が一番ミステリーぽくもあり面白かった。作中に出てくるアルチンボルドの絵を知っていればもっと楽しめたかなと残念。
そして、全編を通して語られていくセレナと母親との関係。血が繋がっているからこそ、遠慮がなくなり、うまくいかない場合もある。
自分の死を考えた時、やり残したことはないか、自分の大切な人がこの先きちんと生きていけるのか、確かに気になるところではある。
だからと言って、自分が実際に“葬偽”を仕掛けられたら腹が立つだろうけど、その発想が面白い。
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