森晶麿のレビュー一覧
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雪に閉ざされた廃校、ある企みのもとに集められたメンバー、そして見立て殺人。好物がいっぱい詰まったミステリです。「そして誰もいなくなった」好きには特にたまらないなあ。
次々起こる見立て殺人には、不謹慎ながらわくわく。終盤になってくると、事件の真相はなんとなく分かってきてしまうのだけれど。だからといって...続きを読むPosted by ブクログ -
この作者の作品3作目。
淡々と進む話のペースが心地いいアニメのような読みやすさ。恋が進むようで進まない青春のもどかしさもいいと思う。
いくら酒を飲んでも酔わない主人公がいろんなものに酔って?いくお話。面白かった。Posted by ブクログ -
シリーズ2作目。大学2年目。酒に酔わない主人公が時より酔いを感じながら、身近かな謎を説いて行く。前作に続いて楽しい登場人物が出てきてさらに続きが気になるが終わり方からすると自作があるか?Posted by ブクログ
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推理研究会に入るつもりが、なぜか酔理研究会に入ることになった主人公坂月蝶子(オチョコ)。
学生時代を思い出しますね。ここまでは呑んでいませんでしたが・・・
オチョコと神酒島先輩のかけあいがほっこりな青春恋愛酔理小説でした。Posted by ブクログ -
オチョコシリーズ第二弾。2年になり、まだ自分の将来を模索しながら日々酔えないお酒をぐびぐび飲みます。恋は少し進展があり、珍しい神酒島先輩が見られます。先輩たちが卒業していき、新たに増えたメンバーもまた負けず劣らず濃いので、次回があれば楽しそうな展開です。Posted by ブクログ
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シリーズ第5弾。
もう、
久しぶりの知り合いに会うような楽しみ。
今回の舞台はシチリア。
だが、この作品の場合、
場所はどこでもいっしょ。
それよりなにより今回は、
ことばでなくて身体で語る
黒猫が見られる。Posted by ブクログ -
シリーズ2作目。蝶子も大学2年生となり、自分のやりたいことは何なのかわからぬ名無しのままに学生生活を送っていく。一歩先に自分のやりたいことを見つけてしまった神酒島先輩との距離感はそのままに、個性豊かなスイ研メンバーに加え、そこにライバルと思しき凛子や男性が登場して、1巻以上に賑やかな気がしました。
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ちょっととち狂ったメンバーが集まる酔研に入ることになったオチョコちゃんが、過去に囚われつつもそこからもがこうとしていくお話。神酒島先輩とのきゅんポイントは少なめですが、シリーズなのでこれからが楽しみです。黒猫シリーズに比べると糖分高そうなので期待したいところです。お酒ぐいぐい飲んだことがないですが飲...続きを読むPosted by ブクログ
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蝶子と神酒島先輩とのその先が気になる。続編が出るとのこと。楽しみ。
黒猫と付き人との関係といい、森さんの描く二人の微妙な距離感がたまらなく好きだなぁ。Posted by ブクログ -
黒猫シリーズ4作目は、番外編となります。
黒猫と付き人(ヒロイン)の出会いと卒業、
学部4年生の1年間を描いた、短編集です。
本編シリーズに対するエピソード0ですね。
毎度々々、読んでて挫折しそぅになる、
黒猫の美学講釈も、適度に抑え気味で、
付き人が、徐々に黒猫を意識していく、
微妙な展開は、と...続きを読むPosted by ブクログ -
推理研究会と間違えて酔理研究会(通称酔研)に入部してしまった。
日夜酔っ払い大騒ぎを起こす酔研の中で起こった謎を神酒島先輩が紐解く日常ミステリー…?
いや、こんな日常は御免被りたい。Posted by ブクログ -
聞いてはいましたがここまでえr・・・官能的な話とは。家でしか読めないです。そして想像以上に内容がヘビーで、それが繋がって積み重なるものだからもうどこまでも重く、もう忍さま、頼むから動くな!とツッコミを入れたくなるほどです。最後はあれっという方が登場し、関連した本の再読を促されます多分。Posted by ブクログ
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この作家さんの新たなシリーズの文庫化。
飲んで飲んで飲みまくる、大学のサークル、スイ研を舞台に、蝶子の大学生活の一年間を描いた日常ミステリであり、連作短編集。
神酒島先輩と蝶子のやりとりが読んでいて面白く、にんまりしてしまいます。子供時代に有名な子役をやっていた蝶子の抱えるネガティブであり、自分は何...続きを読むPosted by ブクログ -
1章を雑誌掲載時に読み、今回連作短編集となり、どのようにまとまるのだろうかとドキドキしてました。
最後まで読み、エピローグを読んで、鳥肌が立ちました。エピローグの存在が、物語を引き立てている気がします。
1章を読んだときに感じたとおり、高校生とは思えないほどの淫靡な世界が広がっていました。忍は、高...続きを読むPosted by ブクログ -
「僕のすきな眺めがここにある」
黒猫教授とその付き人による推理物。連作短編。
黒猫にもその推理にも艶があって、なんか詩的でよかった。ふたりの関係もいい感じ。
特に第一話の月まで、がすごくぐっときた。惹かれた。
ただ内容はけっこう右から左かもしれない。黒猫先生の講義は難しい。
表紙絵も素敵でじっく...続きを読むPosted by ブクログ -
黒猫と付人出会い編。
もともと巻き込まれ型な付人まさかの被害者化。相変わらず早い展開で読みやすく、ポオ他芸術作品の解釈や学術講義が程よく難解で面白い。独特の動機付けから起こる事件ばかりで端から謎解き放棄の姿勢で向き合うシリーズだったけど、今回は精神面でのおいてけぼり感も比較的少なかったような。
卒論...続きを読むPosted by ブクログ -
『メエルシュトレエムに呑まれて』に見る物質と精神。
レモンの町で成長する〈朔行する塔〉、突如解雇される使用人、付き人を見初める映画監督、塔が崩壊するとき、離れた愛が引き合わされる。
謎の着地点も比較的合理的で、なにより付き人と黒猫の関係がよかった。物理的に離れた一年間でもてあました不安と葛藤、動き出...続きを読むPosted by ブクログ -
付き人って
自分のことは仕方ないにしても
周りのことにも鈍感なんだな
黒猫と付き人
今回は別々の場所で
それぞれ謎解きをする
付き人の解釈を読んで
美学も文学も
あんまり変わらないんだぁと
思っていたら
黒猫に突っ込まれてた
やっぱり違うのね〜Posted by ブクログ -
文庫よりこっちの表紙のほうが好き。
離れてしまってるのが残念で、ふたりの掛け合いが少ないことがさみしい。
それでもこのテクストを読み込んで、別の背景と重ね合わせていくかたちが、ふたりの関係が、癖になる。Posted by ブクログ