森晶麿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
短編集。
主人公である「私」と黒猫との出会いから黒猫の留学前までを描いている物語。
「美学」に照らし合わせて黒猫は論理的にいくつもの謎を読み解いていく。
もしかしたら好き嫌いがわかれる物語かもしれない。
次から次へと出てくる美学にまつわる単語、いつだって抽象的な言い方しかしない黒猫。
解体という作業によって浮き彫りになる新たな景色、新たな思考、新たな結末。
ポオの作品を例に、黒猫と私は表層的にみえるものから、さらにその奥に眠っているかもしれないものへと思考を掘り下げていく。
ハマる物語だった。
読み終わった後にまたポオの作品を読みたくなるような・・・。
もしかしたらまた違った視点でポオの面白さ -
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Posted by ブクログ
シリーズ二作目。相変わらずの偽恋愛小説と偽恋愛論……ロマンス懐疑派の私としては、陳腐な恋愛小説よりはこっちの方が何倍も楽しいなあ(笑)。お伽話に秘められた恋愛論も面白くって。そうか、「かえるの王さま」は私も納得いかないと昔から不思議だったのですが。やっと謎が解けた気がしました。とてもすっきり。
月子と夢宮との恋愛?話はまあ恋愛小説と言えなくもないのだけれど。ちょっとひねくれてていい感じに楽しめます。さらなる人物の登場でいったいどうなっちゃうのかどきどきでしたが。そうかあ、そう来るかあ、という印象。作中の小説にも騙されてしまいました。ほんっとひねくれてるなあ。夢宮先生の小説、ファンになっちゃいそ