森晶麿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
父親と同じ道を目指し始めた主人公は
大学に出ていた広告代理店の求人に応募する。
連続短編で、飄々とした社長と
色々な課題に取り組んでいきます。
他の従業員は、営業とデザインだけという
出来立てそれほど時間がたってない感じの会社。
いつまで経っても、主人公の名前が出てきません。
亡き父と昔仕事をしていた
上司たる彼の名前も出てこない。
あだ名だけだな~と思っていたら、ようやく1回。
彼が気が付くほど、珍しい苗字らしいのですが
いつまでも出てこない…と思っていたら、最後に。
全編通して亡き父の話がちりばめられていて
最後の最後には! という状態でした。
これは確かに、最初に出てきていたら
駄目 -
Posted by ブクログ
「葬偽屋と弔わない」の続編。
セレナが歩武の元で働き出して、12か月。
お金の無心ばかりする両親から逃げるように、歩武の元で働いていたが、母の命が残り少ないと連絡が入り、セレナは転職を決意する。
しかし、転職先はブラック企業で、過労で倒れた上司に対する会社への怒りから、セレナは歩武に「葬偽」を依頼し、会社へ復讐することを決断する。
しかし、歩武の返事は全てセレナが仕切ること。
初めて葬偽を仕切ることで、セレナの中で「葬偽屋」への意識が変わっていく。
歩武、セレナ、黒村の3人の関係性がとてもいい。
文章が軽いタッチでありながら、死を通して見える人間関係も考えさせられるものが多い。
「黒猫シリーズ -
Posted by ブクログ
ジャーナリストの菜摘は、親友だと思っていた麻衣亜が幼い息子を連れて、行方不明になっていることを麻衣亜の夫のSNSの書き込みで知る。菜摘は麻衣亜の行方を探そうと奔走するが、彼女は何故失踪しなければならなかったのか?
その背後には待機児童問題、職場でのセクハラ、レイプなど、数々の問題が浮き上がり…
ほとんどが菜摘の視点から描かれるが、時々挟まれる女刑事の山口の視点がラストまで絡みが分からないところが、かなり興味をそそられた。
しかし、親友と言いつつ、失踪を夫のSNSで知って、しかもその理由を探る菜摘の苦悩する姿が、一人よがりで何とも理解し難い。 -
Posted by ブクログ
ススキノで探偵をする“俺”は、相棒である高田の後輩から、失踪した恋人・麗子の捜索を頼まれる。調査の過程で、麗子がバイトをしていたモデル事務所のオーナー・岬マリに会った“俺”は、なぜか既視感を抱く。だがその直後に何者かの襲撃を受け、捜索から手を引くよう脅されることに。事件は札幌で成長著しい北城グループの幹部殺害事件とつながっていたのだ―劇場映画第3弾となるオリジナルストーリーをノヴェライズ。
原作は十二冊(そんなにあったのか!)とも読んでいるが、映画はあいにく未見。新作もしばらく出ていないし、読んでみようと思った。これはこれで読ませるが、やはり著者に書いてもらいたかった。 -
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Posted by ブクログ
瀬戸内海に面した椅子作りの町、宝松市鈴香瀬町。高校生の海野杏(うみのあん)は、毎朝海辺で小説を書きながら、椅子職人を目指す同級生・五十鈴彗斗(いすずすいと)と少しだけ話すことを日課としていた。
ある日の朝、いつものようにやってきた彗斗から、「高校をやめて町を出る」と告げられる。特別仲がよかったわけではないが、傍にいて当然の存在がいなくなることに焦りを覚える杏。
時を同じくして、杏は親友の翠(みどり)からラヴレターの代筆を頼まれる。戸惑う杏だったが、必死に頼む姿にほだされ、誰にでも好かれる、明るくてかわいい翠を思い浮かべながら、一文一文を丁寧に書きだしていく。
そのラヴレターから、小さな町