森晶麿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレいくつものパラレルワールドと現実と幻実をかいくぐって、ものすごく壮大なお話だったと思います。
きっと全てを捉えきれてはいないな…。果てしないお話だったから。途中で自分のいる時間軸や世界がわからなくなったり、このKは??このシーは??となってしまいました。
あと、途中でジェーングレイの絵を検索してしまいました。絵は見たことあっても、タイトルまでは覚えてないものですね。
一冊読んだはずなのに、何冊かの本を読んだような気持ちになるし、450ページくらいなのに上下巻の大作を読んだみたいな気持ちになります。すごく壮大だし、SFとかミステリとかいうカテゴリも跳躍した不思議なお話。
余談ですが、先日読んだ本もやはりコロナのこの世界がふっと出てきていたのですが、今を生きる表現者の皆様は、この状況は描かずにはいられないよなぁとも思いました。 -
Posted by ブクログ
黒猫シリーズの第8弾は、大学教授と付き人という関係から一歩踏み出した「黒猫」と「私」が巡り会った5つの謎。今世の中で話題になっている事件や事柄を彷彿とさせるところが面白くて、いつになくとっつきやすい。
「本が降る」・・・薬物所持で逮捕された天才詩人。彼が違法行為を働いたことで、彼の作品は貶められるのか。「作品に罪はない」という昨今、芸能人が逮捕されるたびに繰り返される言葉に、黒猫が独自の解釈を施す。
「鋏と皮膚」・・・黒猫の姉・冷花さん登場。姉弟の信頼感が感じられる。黒猫って、やっぱり子供の頃から鋭くて、賢かったのね~
「群衆と猥褻」・・・黒猫が担当した「芸術の不発展」のある展示が不敬であると、中止を求められた。これって、あいちトリエンナーレの問題と同じ。「正論で誰かを叩けるほど我々は正解を持ち合わせていない」という黒猫の言葉が重い。
「シュラカを探せ」・・・ゲリラ的に表れて落書き的に作品を残していく覆面アーティスト・シュラカを探す話。これって、やっぱりバンクシーを思い出す。話題性や社会的メッセージばかりが作品の芸術的価値に先んじて語られる現実。それって・・・
「贋と偽」・・・贋作とオリジナルについて。贋作だからといってその作品を見て感じた感動を否定されるものではない。これって、先日読んだ「月と太陽の盤」でも話題になっていたな~。贋作であっても偽物ではない。ん~くらくらする。
そして、最初から最後までツンデレな黒猫と、意外と落ち着いて黒猫愛を育んでいる私の静かで、でもベタ甘な関係に今回もキュンキュンしながら読み終えた。
それにしても、森博嗣の犀川先生と西之園萌絵もそうだけど、どうして若き教授(准教授も)と教え子(付き人も)という関係にこれほど萌えるんだろう~。
このシリーズはまだまだ続いて欲しいな・・・ -
Posted by ブクログ
著者が浜松湖東高校出身で話の舞台が浜松で、神間智博君が森君は後輩だから読んでみて~って推薦してたから読んでみた。
最初から最後まで浜松が舞台のハードボイルドだね。
ハードボイルドといっても殺人や死体は出てこない。
恋愛小説と言ってもいいくらい。
映画の「探偵はBARにいる3」の小説化をしたのもこの著者。
私は2012年1月に 東直己著 「探偵はバーにいる」 も読んでるけどあまり良い印象はない。
私はハードボイルド系はあまり好みじゃないので、良かったよ~とはならなかった。
還暦過ぎたおっさんがハードボイルドって事もないしね。
まあ、浜松の人で若い男性なら読んでみてもイイかも。
あ、いやいや、浜松出身の作家さんなんてなかなか居ないから、是非読んでみてください。(笑)