森晶麿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ絶海の孤島を舞台にした美をテーマにした作品。
基本的にはホワイダニットで美に関するもののため、トリック等はそこまで意識されていない、そのためこの本最大のトリックである入れ替わりトリックが割とあっさりとしている印象だった。
そして動機が美に対する追求が気持ち悪く、それがまさかアキラの高校時代から始まっていたこと、そしてそれをきっかけにこの物語の全てが始まった所がとても驚いた。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
アキラ:梶裕貴
サトル:下野紘
アヤ:たかはし智秋
ミチ:上坂すみれ
ミチル:愛美
レイコ:林原めぐみ
M博士:大塚芳忠 -
Posted by ブクログ
現代アートとは何なのか。前作での私の感想に一部答えてくれるような本作だった。
▼シュラカを探せ
でも、落書きとアートもしくは芸術との違いは結局分からないまま。日本でも最近、NFTアートと称して小学生の落書きに100万円以上の値がついたそう。個人的には、そういうのは芸術じゃないように感じるけど、じゃあその境界線はなんなんだろう。長い経験や修行の果てのアウトプットかどうかか?新しい視点を齎すものなのかどうかか?人の心をどのくらい深く揺さぶるかなのか?思想や信念の有無?シュラカは「中心などない」という、その意味も結局きちんとは理解出来なかった。気が向いたら参考文献に目を通してみる。
▼贋と偽
贋作と、偽物と、本物の違い。黒猫の主張には激しく同意。そういえば、よく企画美術展で、モネが来るフェルメールが来ると皆浮き足立つけれど、一体その中のどれくらいの方々にとって、本当にその目の前にある作品が本物でなくてはならないのだろうか、と他の鑑賞者の様子を見ていてよく思う。勿論、鑑賞の仕方は人それぞれ。皮肉ではなく素朴な疑問。
▼本が降る
こちらも黒猫の主張には激しく同意。
ところで、詩の鑑賞の仕方が未だに良く分かっていない。黒猫の出世論文のテーマであるマラルメとか難解すぎ。勿論アルチュール・ランボーも良く分からない。外国語による詩はハードル高いよな。といいつつ、日本語の詩だって、島崎藤村の「椰子の実」の切なさとか谷川俊太郎の「卒業証書」の優しい眼差しくらいしか味わえないけど。
▼群衆と猥褻
トリックが無理矢理感強いなあ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレいくつものパラレルワールドと現実と幻実をかいくぐって、ものすごく壮大なお話だったと思います。
きっと全てを捉えきれてはいないな…。果てしないお話だったから。途中で自分のいる時間軸や世界がわからなくなったり、このKは??このシーは??となってしまいました。
あと、途中でジェーングレイの絵を検索してしまいました。絵は見たことあっても、タイトルまでは覚えてないものですね。
一冊読んだはずなのに、何冊かの本を読んだような気持ちになるし、450ページくらいなのに上下巻の大作を読んだみたいな気持ちになります。すごく壮大だし、SFとかミステリとかいうカテゴリも跳躍した不思議なお話。
余談ですが、先日読んだ本もやはりコロナのこの世界がふっと出てきていたのですが、今を生きる表現者の皆様は、この状況は描かずにはいられないよなぁとも思いました。