森晶麿のレビュー一覧

  • 火刑列島

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    現象学という独特のジャンルの学者が登場。はじめは悪女が男を唆して悪さをしてるのかと思いきやAIとかVRも出てきてなかなか追い付くのが大変。

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    2018年11月24日
  • さよなら、わるい夢たち

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    見た目と行動力にギャップがあったから最後に勝ち抜けたんだろうか?
    いつでもやられっぱなしってわけにはいかないもんね。
    ほんと、さよなら、わるい夢たち、だ。

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    2018年11月06日
  • ホテル・モーリス

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    ふわふわして掴み所のない雰囲気だった。遠くから登場人物たちが演じる劇中劇を観ているような、現実味のない不思議な距離を感じた。仕掛けもあったらしいと気付いただけで全くわからなくて、上手く受け取って読めなかった。独特さは面白いと言えば言えたけれど、合わなかったのかな。

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    2018年10月17日
  • 葬偽屋に涙はいらない 高浜セレナと4つの煩悩

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    「葬偽屋は弔わない」の続編。



    自分の死後の周囲の反応が見たい。

    そんな望みをかなえるため、

    偽の葬儀をアレンジする「葬儀屋」、

    殺生歩武(せっしょうあゆむ)、黒村、

    そして、歩武に拾われたセレナ。



    個性的な面々が、今回も、

    さまざまな「死」を演出する。



    死に向き合い、生を見つめなおす。

    死を意識し生を語る4つの物語。



    何度でも金を無心してくる母親と父親、

    今回は、セレナの「毒親」と決着がつけられ、

    一段落つけたのか、と思われる雰囲気。



    歩武とセレナの関係は、まだ、思わせぶりで、

    もう少し、この二人のやり取りを見ていたいのだが…。

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    2018年10月01日
  • 黒猫の回帰あるいは千夜航路

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    第6弾。今回は今までより美学の話がわかりやすかった、かな。ラストってこれってアレなのどうなのー!今作で終わるのかな?

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    2018年10月01日
  • 火刑列島

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    いろんなピースが少しずつはまって過去とリンクし始めるお話。なるほどなぁフムフムと読んだ感じ。
    なんとなく恋路ケ島っぽい雰囲気を感じました。

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    2018年09月15日
  • ホテル・モーリス

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    あれ、読んだことあるの? と一瞬思ったのだけれど、似たような話をどこかで読んだのだろうか?
    なんか良さそうなホテルなのに、集まってくる人が特定の人だと気楽に利用するってわけにはいかなさそう。お客が気持ちよく過ごせるように、でもその気遣いを悟られないというのが1番快適なのかもなぁ。
    どこかへのんびり出かけたくなる。

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    2018年09月02日
  • 火刑列島

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    2018年88冊目。一つ一つの要素は悪くないのに、全体を通して見るとやや消化不良な感じに。途中までキャラクターの背景がいまいち見えてこないのが、悪い方に働いてしまっている気がする。

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    2018年08月11日
  • 葬偽屋に涙はいらない 高浜セレナと4つの煩悩

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    ネタバレ

    偽の葬儀を請け負う葬“偽”屋を舞台にしたシリーズ第2弾。

    ブラック企業の告発や若い頃の忘れられない恋、明るみに出ていない犯罪に、息子の行く末。
    それぞれの思惑を秘め、偽の葬儀を望む依頼者たち。
    一歩間違えば詐欺みたいな話だけど、そこには彼らなりの切羽詰まった事情があり、切ない想いがある。

    三つ目の「書物に頼りすぎた男」が一番ミステリーぽくもあり面白かった。作中に出てくるアルチンボルドの絵を知っていればもっと楽しめたかなと残念。

    そして、全編を通して語られていくセレナと母親との関係。血が繋がっているからこそ、遠慮がなくなり、うまくいかない場合もある。
    自分の死を考えた時、やり残したことはな

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    2018年08月02日
  • 四季彩のサロメまたは背徳の省察

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    ネタバレ

    リアリティはない。だけどもそこにある種の狂気がある。

    ちょっと無理があるだろうという設定ばかりなので入り込むことはできないけれども、サロメという記号がそのあり得ない設定を許してしまう。「まぁサロメだからしょうがないか」みたいな。

    まぁ2時間ドラマみたいなところだろうかね。

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    2018年07月29日
  • 黒猫の回帰あるいは千夜航路

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    ネタバレ

    ミステリーって感じがしなくなってきた。そんなに悪い意味ではなく、もともとミステリー要素は他のことに内包されてしまっているというべきかもしれない。

    登場人物たちは行きつ戻りつ(戻りはしてないかな)、というのをずっと繰り返してはいるんだけども、それでもちょっとずつちょっとずつ進んでいる。それを垣間見るのはここまで続いちゃうと、なんだかこっぱずかしい。

    美学というのは、そういった下世話なモノから美しさを抽出することもあれば、逆に純粋な美しさの中に含まれる下世話をつまびらかにしてしまうこともあるんだろうかね。

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    2018年07月29日
  • 火刑列島

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    調べればわかるかも? という少しだけヒントがあるという場合、首を突っ込んでしまうだろうな。
    ちょっとドタバタし過ぎかなぁ。

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    2018年07月25日
  • さよなら、わるい夢たち

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    SNSで親友の失踪を知ったジャーナリストの菜摘が、彼女の家族や知人たちを訪ね、失踪の理由や彼女の行方を追っていく物語。

    いつも自信なさげで自分の意見を主張することが出来ない親友 麻衣亜を、自分が守ってあげなければと考える菜摘。
    最初は、その上から目線で独善的な感じがどうにも鼻について共感しにくかった。でも、彼女を探す過程で、自分がいかに物事を一面的にしか見ていなかったかに気付き、新たな一歩を踏み出す姿に少し親しみを覚える。

    待機児童問題にまだまだ弱い女性の立場など、社会問題を詰め込んだ感があるのと、後味があまり良くないので評価は少し低め。

    それにしても、フィクションとは言え麻衣亜の不運さ

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    2018年06月22日
  • 心中探偵 蜜約または闇夜の解釈

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    可もなく不可もなく。
    それ相応の雰囲気を狙った感はあるけど、みんなどこか感情が嘘くさくて皆さん勝手にしてくださいな、って感じ。

    黒猫さんが出てきたのが加点ポイント

    2018.6.7

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    2018年06月07日
  • アドカレ! 戸山大学広告代理店の挑戦

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    父親と同じ道を目指し始めた主人公は
    大学に出ていた広告代理店の求人に応募する。

    連続短編で、飄々とした社長と
    色々な課題に取り組んでいきます。
    他の従業員は、営業とデザインだけという
    出来立てそれほど時間がたってない感じの会社。

    いつまで経っても、主人公の名前が出てきません。
    亡き父と昔仕事をしていた
    上司たる彼の名前も出てこない。
    あだ名だけだな~と思っていたら、ようやく1回。
    彼が気が付くほど、珍しい苗字らしいのですが
    いつまでも出てこない…と思っていたら、最後に。
    全編通して亡き父の話がちりばめられていて
    最後の最後には! という状態でした。
    これは確かに、最初に出てきていたら
    駄目

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    2018年06月03日
  • 葬偽屋に涙はいらない 高浜セレナと4つの煩悩

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    「葬偽屋と弔わない」の続編。
    セレナが歩武の元で働き出して、12か月。
    お金の無心ばかりする両親から逃げるように、歩武の元で働いていたが、母の命が残り少ないと連絡が入り、セレナは転職を決意する。
    しかし、転職先はブラック企業で、過労で倒れた上司に対する会社への怒りから、セレナは歩武に「葬偽」を依頼し、会社へ復讐することを決断する。
    しかし、歩武の返事は全てセレナが仕切ること。
    初めて葬偽を仕切ることで、セレナの中で「葬偽屋」への意識が変わっていく。
    歩武、セレナ、黒村の3人の関係性がとてもいい。
    文章が軽いタッチでありながら、死を通して見える人間関係も考えさせられるものが多い。
    「黒猫シリーズ

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    2018年05月29日
  • 俗・偽恋愛小説家

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    前回の続き。今回も似たようなテンポで話が進むので読みやすい。何度もこんな解釈があるのかぁと思ってしまう。
    最後は収まるところにおさまった感じになって一安心。

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    2018年05月16日
  • さよなら、わるい夢たち

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    何となく森さんぽくないなと思いつつも一気読み。親友が失踪したのをSNSで知り、行き先を探すジャーナリスト。親友が背負っていた「悪い夢」とは何か、本当に親友だったのか。なぜ彼女ばかりこんな目にとも思うが、引き寄せる人っているんだろうな…。読後感はあまり良くなかった。

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    2018年05月05日
  • さよなら、わるい夢たち

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    ジャーナリストの菜摘は、親友だと思っていた麻衣亜が幼い息子を連れて、行方不明になっていることを麻衣亜の夫のSNSの書き込みで知る。菜摘は麻衣亜の行方を探そうと奔走するが、彼女は何故失踪しなければならなかったのか?
    その背後には待機児童問題、職場でのセクハラ、レイプなど、数々の問題が浮き上がり…
    ほとんどが菜摘の視点から描かれるが、時々挟まれる女刑事の山口の視点がラストまで絡みが分からないところが、かなり興味をそそられた。
    しかし、親友と言いつつ、失踪を夫のSNSで知って、しかもその理由を探る菜摘の苦悩する姿が、一人よがりで何とも理解し難い。

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    2018年03月09日
  • 黒猫の接吻あるいは最終講義

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    【あらすじ】
    黒猫と付き人がバレエ『ジゼル』を鑑賞中、ダンサーが倒れるハプニングが発生した。五年前にも同じ舞台、同じ演目で、バレリーナが死亡する悲劇が起きていた。ガラスアーティストの塔馬から聞いた黒猫の過去と、二つの事件の関連を気にする付き人。しかし何やら隠し事をしているらしい黒猫は、関わらないよう忠告するだけだった。仕方なく付き人は一人で事件に挑むが…ジゼル、ガラスアート、ポオを絡め、二度の事件を結ぶ図式が見えたとき、黒猫の最終講義が始まる―。

    【感想】

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    2018年01月20日