四季彩のサロメまたは背徳の省察

四季彩のサロメまたは背徳の省察

1,760円 (税込)

8pt

私立扇央高校朗読部の主・華影忍。“歩く女百科全書”を自称する彼は、新入部員の後輩、通称「カラス」から、春休みに一目惚れした女子生徒を探してほしいと頼まれる。だがカラスが探していたのは「存在するはずのない」少女だった……。カラスの仄かな恋心は、嫉妬が引き起こした残酷な夏の事件、軽薄さが全てを崩壊させた秋の事件を経て、次第に忍と彼の婚約者の歪な関係へと繋がっていく――。青い春の只中で、今は亡きサロメの幻影に囚われた美しき男子高校生の一年を描く。

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四季彩のサロメまたは背徳の省察 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年02月25日

    再読。原田マハのサロメを読んだ後、一番にこれを読みたくなった。
    私はこれでサロメを初めて知った。
    そしてやっぱり思う。私にとってはこれこそがサロメ。
    「サロメさながらに、死よりも恋に価値を置く者にしかできぬ、命を賭した恋の駆け引き。」


    改めて読むと、題名の通り本当に四季彩に溢れていることに気づい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年06月12日

    黒猫シリーズにどはまりしたので森晶麿さんのをひたすらよんでた。
    森さんのツイートで気になった、忍さま。
    カラスと出会えてよかった…!

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    Posted by ブクログ 2016年07月27日

    帯やら冒頭数行読んだ時点で得る先入観と、読んだ後では忍の印象が180度変わった。
    読み始めた直後は何をどうしたらこんな少年に成長するんだろうと思っていたけれど、読み進めていく内に歳相応の若さが見えてきて好感度が上がり、その後は忍の決め台詞を読む度に愛おしくなってくる。
    黒猫シリーズは大人であってもじ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年06月30日

    耽美で淫靡な連作ミステリ。「歩く女百科事典」ってなんだそりゃあ、とか。節操ないにもほどがあるだろ、とか突っ込みたくなってしまうのですが。猥談もこんな感じで語られると芸術的に思えてきますね……現実にいたらかなり困りそうだけど、キャラクターとしては魅力的です。
    一人の少女の死を巡る謎から、それぞれの恋慕...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年06月16日

    ああやっぱりカラス…!可愛いやないの。
    乳房もんだりなんだりなかなかエロスでした。
    森センセは女子が好きそうな男子をよく知っとられる。
    黒猫読み返したいな。買うべきか。

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    Posted by ブクログ 2015年06月07日

    フェティシズム全開の内容なのに不思議と下品にはならず、むしろ美しく感じてしまうのは森さんの醸し出す雰囲気の為せる業だと思う。癖のある登場人物達を上手く動かしている印象だが、いかんせん最後の展開は恐すぎる。

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    Posted by ブクログ 2021年04月05日

    考えれば考えるほど身震いする展開ですね(⌒‐⌒)
    真の目的はそれでサロメはあなただったのか…
    神秘的で美しい物語のように思えました。
    美しい表紙に惹かれて読みました。カラスも忍もイケメンです(*^^*)

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    Posted by ブクログ 2017年08月30日

    これが昔の黒猫...?
    と、ソワソワしながら読みました。こんなにエロティックな本だと思わなかったので衝撃でした。

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    Posted by ブクログ 2015年06月06日

    聞いてはいましたがここまでえr・・・官能的な話とは。家でしか読めないです。そして想像以上に内容がヘビーで、それが繋がって積み重なるものだからもうどこまでも重く、もう忍さま、頼むから動くな!とツッコミを入れたくなるほどです。最後はあれっという方が登場し、関連した本の再読を促されます多分。

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    Posted by ブクログ 2015年04月24日

    1章を雑誌掲載時に読み、今回連作短編集となり、どのようにまとまるのだろうかとドキドキしてました。
    最後まで読み、エピローグを読んで、鳥肌が立ちました。エピローグの存在が、物語を引き立てている気がします。

    1章を読んだときに感じたとおり、高校生とは思えないほどの淫靡な世界が広がっていました。忍は、高...続きを読む

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