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私立扇央高校朗読部の主・華影忍。“歩く女百科全書”を自称する彼は、新入部員の後輩、通称「カラス」から、春休みに一目惚れした女子生徒を探してほしいと頼まれる。だがカラスが探していたのは「存在するはずのない」少女だった……。カラスの仄かな恋心は、嫉妬が引き起こした残酷な夏の事件、軽薄さが全てを崩壊させた秋の事件を経て、次第に忍と彼の婚約者の歪な関係へと繋がっていく――。青い春の只中で、今は亡きサロメの幻影に囚われた美しき男子高校生の一年を描く。
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Posted by ブクログ
再読。原田マハのサロメを読んだ後、一番にこれを読みたくなった。 私はこれでサロメを初めて知った。 そしてやっぱり思う。私にとってはこれこそがサロメ。 「サロメさながらに、死よりも恋に価値を置く者にしかできぬ、命を賭した恋の駆け引き。」 改めて読むと、題名の通り本当に四季彩に溢れていることに気づい...続きを読むた。 初読ではストーリーを追いかけるのに精一杯で、しかもそれで満足してしまっていたからなあ。 今回、出てくる絵画もきちんと調べながら読んだけど、結構知っているものも多くて、自分の趣味がまたさらに深まった。 次に読む時は、月と陽光、曇りなど、空の描写に注意してみようかな。
黒猫シリーズにどはまりしたので森晶麿さんのをひたすらよんでた。 森さんのツイートで気になった、忍さま。 カラスと出会えてよかった…!
帯やら冒頭数行読んだ時点で得る先入観と、読んだ後では忍の印象が180度変わった。 読み始めた直後は何をどうしたらこんな少年に成長するんだろうと思っていたけれど、読み進めていく内に歳相応の若さが見えてきて好感度が上がり、その後は忍の決め台詞を読む度に愛おしくなってくる。 黒猫シリーズは大人であってもじ...続きを読むれったい二人の話だけれど、やはり「四季彩のサロメまたは背徳の省察」は青さの残る高校生の物語。 彼女は最後に忍を混乱させ翻弄していたけれど、自分だったらあえて「何も言わない」で同じ結果に辿り着く選択をしたい。 気づかない彼の様子にほくそ笑み独占しながら真実を闇に葬り去りたい。 M心とS心を同時にくすぐる忍様って凄い。 それでもどちらか選べと言われたらやっぱりカラス派だけれど…。
耽美で淫靡な連作ミステリ。「歩く女百科事典」ってなんだそりゃあ、とか。節操ないにもほどがあるだろ、とか突っ込みたくなってしまうのですが。猥談もこんな感じで語られると芸術的に思えてきますね……現実にいたらかなり困りそうだけど、キャラクターとしては魅力的です。 一人の少女の死を巡る謎から、それぞれの恋慕...続きを読むと嫉妬と謀略がぐるぐる渦を巻いて深まっていく物語は絶品。そして怒涛のラストにはもう絶句するしかありませんでした。「サロメ」を絡めたなんとも美しくて残酷な謎は、永遠に解かれることがないのかもしれません。
ああやっぱりカラス…!可愛いやないの。 乳房もんだりなんだりなかなかエロスでした。 森センセは女子が好きそうな男子をよく知っとられる。 黒猫読み返したいな。買うべきか。
フェティシズム全開の内容なのに不思議と下品にはならず、むしろ美しく感じてしまうのは森さんの醸し出す雰囲気の為せる業だと思う。癖のある登場人物達を上手く動かしている印象だが、いかんせん最後の展開は恐すぎる。
考えれば考えるほど身震いする展開ですね(⌒‐⌒) 真の目的はそれでサロメはあなただったのか… 神秘的で美しい物語のように思えました。 美しい表紙に惹かれて読みました。カラスも忍もイケメンです(*^^*)
これが昔の黒猫...? と、ソワソワしながら読みました。こんなにエロティックな本だと思わなかったので衝撃でした。
聞いてはいましたがここまでえr・・・官能的な話とは。家でしか読めないです。そして想像以上に内容がヘビーで、それが繋がって積み重なるものだからもうどこまでも重く、もう忍さま、頼むから動くな!とツッコミを入れたくなるほどです。最後はあれっという方が登場し、関連した本の再読を促されます多分。
1章を雑誌掲載時に読み、今回連作短編集となり、どのようにまとまるのだろうかとドキドキしてました。 最後まで読み、エピローグを読んで、鳥肌が立ちました。エピローグの存在が、物語を引き立てている気がします。 1章を読んだときに感じたとおり、高校生とは思えないほどの淫靡な世界が広がっていました。忍は、高...続きを読む校生活を支配しているように一見見えるけれど、サロメのような女に翻弄され、悲劇を生んでいく。そのことが、彼と婚約者との関係を歪な形に変えていってしまう。 忍の女性の身体や男女の関わりを説いている姿は、ある意味では美学なのではないかと思います。話している内容が内容ですが、この作家さんのスタイルは一貫しているように思えて、この作家さんの世界だなと思いました。そういった意味では黒猫と違うようで一緒なのかなぁ...? エピローグを読んで、鳥肌が立ちましたが、<歩く女百科全書>を自負している忍でも?と、ちょっと気になりました。それほどにサロメは魅力的ということなのかな。私は忍よりカラス派でしたが、それでも忍の言動には目が離せなくて惹かれていきました。 装丁がとても妖艶でとても素敵ですが、物語の漂う雰囲気をそのまままとっていて、本自体から妖艶さが漂っている気がしました。 追記:エピローグに隠されていた秘密がわかり、愕然としてます。本当にびっくりした....。
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四季彩のサロメまたは背徳の省察
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森晶麿
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