黒猫の約束あるいは遡行未来

黒猫の約束あるいは遡行未来

小説・文芸
792円 (税込)

3pt

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フランス滞在中の黒猫は、ラテスト教授からの思想継承のため、イタリアへある塔の調査に向かう。建築家が亡くなり、設計図すらないなかでなぜか建築が続いているという〈遡行する塔〉。だが塔が建つ屋敷の主ヒヌマは、塔は神の領域にあるだけだと言う。一方、学会に出席するために渡英した付き人は、滞在先で突然奇妙な映画への出演を打診され……。離ればなれのまま、ふたりの新たな物語が始まる――。

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黒猫の約束あるいは遡行未来 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    フランスにいる黒猫とイギリスにいる付き人。何の偶然か、イタリアにある「遡行する塔」で出会う。黒猫の隣にいる女の人には嫌いだな。黒猫と付き人の会話がたくさん見たい。イタリアで過ごす夜に、黒猫と付き人がお酒を飲みながら会話をするシーンは目が離せなかった。2人だからこそ出来る、想いの探り合いみたいなものが魅力的だった。

    0
    2022年02月25日

    Posted by ブクログ

    おお、ちょっと進展?!
    2人の心は寄り添っているのに身体の距離が遠い遠い
    そんな純粋過ぎる関係に読むこちらはハラハラドキドキです。
    どうか続編が出続けてください。

    0
    2016年11月27日

    Posted by ブクログ

    待望の新刊。やっと読めた!一気読みでした!
    本当に面白い!!!
    建物への考察やポオの作品に対する考察も面白かったし、事件の真相も興味深かった。

    そして何より黒猫がっ!!!!!
    もうっ!!!
    この2人の関係、すごく素敵だよなぁ。
    ほっこりできました( ´ ▽ ` )

    0
    2015年01月12日

    Posted by ブクログ

    黒猫シリーズの5冊め。今回は、イタリアが舞台。パリから遡行する塔の調査にきた黒猫と、学会できたロンドンで映画監督にスカウトされた付き人が再会する。人間の可能性であるところの黒猫と、人間の心であるところの付き人が少し近くなったところで物語はおわる。
    ポオの解体中はやや少なめで、でも付き人の成長をうかがわせる内容になっている。

    0
    2015年01月12日

    Posted by ブクログ

    建築者が亡き後、誰も構想を知らないのに成長していくと塔の謎を追ううちに、事件に巻き込まれていく黒猫。そして、映画に出演することになった付き人。

    遡行する塔がなぜ今も成長を遂げるのか、その理由やそこに秘められた思いなどは、関わる人たちの一途な思いはとても哀しい。関わる人たちがとてつもなく知性と理性が生む美学なのかもしれません。

    黒猫と付き人の関係も少しは近づいたのかな...。美学については全く理解できなくても、二人が同じ空間で討論する姿は読んでいてにんまり。今回は一歩近づいたかのように見えたので、ますますもどかしく少し糖度高めでした。黒猫、少しひどくない?と思いつつも、黒猫だから許せることでしょうか。
    神秘的で凛としている付き人がモテるので(本人はあまり気づいてないけれど)、黒猫も冷静に見えて心の中では不安なのだろう。お互いを想いあう二人という構図が見えてきてますます今後が楽しみです。

    黒猫と付き人の関係ばかりに気を取られていたので、エピローグを読むことで、そうだったのかと驚かされましたが、少しもやもやとしたものが残りました。

    余談ですが...付き人はメイク落としたんじゃなかった?とちょっと不思議に思いました。

    0
    2014年09月29日

    Posted by ブクログ

    〈遡行する塔〉と約束の映画、イタリアで再会した黒猫と付き人ちゃん。

    塔がどうしてその形状なのか、とてもシンプルでもどかしい想いには泣きたくなった。
    だけど約束した未来のために、今を走る。約束があるから頑張れる。二人にとって恋とか愛とか名付けようとするにはあまりに難しいようなその気持ちがとても前向きなもので安心した。
    大切な人との約束なら、果たさなくちゃね。

    黒猫が、付き人ちゃんの名前を呼んでくれたらわたしはそれだけで幸福になれるのに。

    二人にはどんな未来が待ってるんだろう。
    まだまだ今後が楽しみ。

    0
    2014年09月25日

    Posted by ブクログ

    黒猫シリーズ第5弾。
    謎解きのためにイタリアへ渡った黒猫と通訳のマチルド。

    遡行する塔に関連する物語も良かった。映画に映り込んだ黒猫の姿から伝わる気持ちという演出も素敵だった。(ちょっと鈍感ぽいマチルドが気づくくらいだから)
    は~~~じれったいですな2人の関係は。奥手すぎやしませんかね 黒猫氏は(笑)なかなか進まない2人の関係を読んでいくのは結構幸せ。

    0
    2019年04月16日

    Posted by ブクログ

    シリーズ第5弾。
    もう、
    久しぶりの知り合いに会うような楽しみ。
    今回の舞台はシチリア。
    だが、この作品の場合、
    場所はどこでもいっしょ。
    それよりなにより今回は、
    ことばでなくて身体で語る
    黒猫が見られる。

    0
    2015年09月04日

    Posted by ブクログ

    黒猫シリーズ第5弾。〈成長〉し続ける〈遡行する塔〉の謎に黒猫が挑む。
    ア・プリオリ(先験的)、物質と精神、虚構と幻想…感覚的には分かったような気がするけど、今作の美学理論はとりわけ難しかった。
    周りから見ると相思相愛なのに、相変わらず焦れったい2人の関係。2人のセリフの「……」がもどかしくて仕方ない。でも、言葉にはしなくても、何となく暗黙の了解となっている約束。常に黒猫の背中を追いかける付き人さんが追いついた時、2人は一歩踏み出すのだろう。黒猫曰く、付き人さんの成長は著しいらしいので、その時までヤキモキしながら見守ることにしよう。

    0
    2014年12月07日

    Posted by ブクログ

    未完成で終わっているはずの建物が、成長し始めた。
    それを調査するために現地へ飛んだ片方と
    別の理由からその場にいる事になった片方。

    一緒についていった彼女の、密やかな思いは?
    彼の行動は?
    彼女はどうしたいのか。
    建築がどうなるのか、どうしてこうなったのか、が
    話の軸だというのに、気になるのはそちら。
    2人が出会ってしまった状態だと
    それはもう気になって。

    一体誰が塔を成長させているのか。
    まったくもって分かりませんでしたが
    全員の口ぶりから、多分…という予想は。
    そちらは当たりましたが、一体何がどうなったのか、は
    『答え』を見て納得。
    あのシーンについても納得(笑)

    しかし想像するに、恐ろしい建物です。
    ごく普通の発想から考えると、このバランスは
    非常に怖いものがあります。
    が、一転想像ながらも目的が何か分かると
    微笑ましいだけです。

    読んでいる時点で、彼らの発言に違和感がありましたが
    なるほど、という納得しました。
    とはいえ、あの勘違いは、言語が分からないと
    まったく気がつきません。
    やられた! という気分いっぱいです。
    この二人の関係も、それで終了しますけど!w

    0
    2014年12月03日

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