森晶麿のレビュー一覧
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黒猫シリーズの第8弾は、大学教授と付き人という関係から一歩踏み出した「黒猫」と「私」が巡り会った5つの謎。今世の中で話題になっている事件や事柄を彷彿とさせるところが面白くて、いつになくとっつきやすい。
「本が降る」・・・薬物所持で逮捕された天才詩人。彼が違法行為を働いたことで、彼の作品は貶められるのか。「作品に罪はない」という昨今、芸能人が逮捕されるたびに繰り返される言葉に、黒猫が独自の解釈を施す。
「鋏と皮膚」・・・黒猫の姉・冷花さん登場。姉弟の信頼感が感じられる。黒猫って、やっぱり子供の頃から鋭くて、賢かったのね~
「群衆と猥褻」・・・黒猫が担当した「芸術の不発展」のある展示が不敬で -
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著者が浜松湖東高校出身で話の舞台が浜松で、神間智博君が森君は後輩だから読んでみて~って推薦してたから読んでみた。
最初から最後まで浜松が舞台のハードボイルドだね。
ハードボイルドといっても殺人や死体は出てこない。
恋愛小説と言ってもいいくらい。
映画の「探偵はBARにいる3」の小説化をしたのもこの著者。
私は2012年1月に 東直己著 「探偵はバーにいる」 も読んでるけどあまり良い印象はない。
私はハードボイルド系はあまり好みじゃないので、良かったよ~とはならなかった。
還暦過ぎたおっさんがハードボイルドって事もないしね。
まあ、浜松の人で若い男性なら読んでみてもイイかも。
あ、いや -
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ネタバレ夢センセによる独自解釈が、童話を穢すとか貶めるとか言われても全くもって理解出来なくて、むしろぼやぼやしたある意味取るに足らないとも言える曖昧なものを、しゅんっとした価値あるきれいさに生まれ変わらせてくれるように感じてしまって
でもなんか、性格が悪い的なことをことごとく言われているので、わたしも大概らしい。。
とりあえず夢センセ本人も美しいつもりで言っているらしいので、だよねー!となった。
感覚を共有出来る訳がない、食い違わせずに共同体験として括ろうとすれば当たり障りない感想に終始せねばならない、細かい分析まで始めたら結果的に相手の底の浅さが透けて別れ話に発展しかねない、とかいう考え方も、最大 -
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まったく関係ないサークルに入ってしまった主人公。
それもこれも、知られたくない弱みを握られたから。
5話の日常ミステリー。
最初の話で友人を失い(?)
サークル仲間は恋仲の女性に振られたかもと嘆き
合宿先で飲み比べをさせられ
まさかの文化祭のためのサークル乗っ取りを命じられ。
最後には、ちらちらと出てきていた主人公の父親の
頑張り具合により~な見合いが。
どれもこれも、主人公は動いているような
傍観して巻き込まれているような、で
微妙にかわいそうな…という気分に。
面白いですけどw
最後に関しては、両親『一生の頼み』を
使い果たしてしまいましたが、次に使うのは
祖母とかでしょうか??
幹 -
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自死を遂げたはずの芥川龍之介が、現代の田端に茶川龍之介として蘇ったという突飛な設定。
全体的に軽いノリで、茶川と弥生の掛け合いや、時代のギャップに戸惑う茶川が面白い。特に、平野レミの料理番組を見て夕飯を作ったり、こっそり村上春樹を読んでる茶川が可愛い!
髪切り婆に鬘燃やし、水風船爆弾魔、メッセンジャー潰し。同じエリアで同時多発的に起こるいくつかの奇妙な事件が、すべて繋がっていく様子は、パズルのピースがはまっていくみたいで気持ちがいい。
芥川龍之介の作品は、昔「羅生門」を読んだかなーという程度。もっとちゃんと読んでおけば、作中の羅生門の解釈も、もっと理解できたかも知れない。「羅生門」とか「