森晶麿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
カウンセラーの千尋は、自殺願望のある女子高生の相談者から自殺サイトの存在を知らさせれる。千尋はそのサイトを確認し、管理人が8年前に故郷の山口県で知り合った「ヒロアキ」ではないかと疑いを抱き、調査を始めるが……。
現実と虚構が曖昧になるような、複雑な構成の小説。読んでいて、どこかにずっと違和感を抱き続けるような、もやもやした気分になります。
作中で語られる事件に「あれ?」と思い、ネットで検索したのですが、そんな読者の行動も作品の中に組み込まれているようで、踊らされているなあと苦笑いしてしまいました。
もう一度注意深く読み返しても楽しいかも。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ黒猫シリーズ第9弾。
休暇届を出して以来連絡が取れなくなった黒猫。唐草教授に頼まれ、付き人は黒猫を訪ねていた4人から手掛かりを探る。
えー…「衝撃の結末」ってこれで終わり? 4人の話より最後で全部持ってかれた。
「結婚」するの?母親看病する間の安定のために?
灰島って後半の方に出てきて大して登場しないキャラに思い入れがないのと、付き人と灰島の関係描写そんなにあった?
理解できない…理解っていうか気持ちがついてこない。母親のためにした結婚、母親が死んだらどうなるんでしょうね…
早くから気付いていた黒猫は言い出さない付き人にあの映画を作って区切りを付けたんだろうか、とか悶々と考えてしまう。
てか他のシリーズと言い、作者って恋愛にネガティブな偏見でもあるんじゃないの、と思う。
9作続いたシリーズの最後がこれなの…?って読後感。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ絶海の孤島を舞台にした美をテーマにした作品。
基本的にはホワイダニットで美に関するもののため、トリック等はそこまで意識されていない、そのためこの本最大のトリックである入れ替わりトリックが割とあっさりとしている印象だった。
そして動機が美に対する追求が気持ち悪く、それがまさかアキラの高校時代から始まっていたこと、そしてそれをきっかけにこの物語の全てが始まった所がとても驚いた。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
アキラ:梶裕貴
サトル:下野紘
アヤ:たかはし智秋
ミチ:上坂すみれ
ミチル:愛美
レイコ:林原めぐみ
M博士:大塚芳忠 -
Posted by ブクログ
現代アートとは何なのか。前作での私の感想に一部答えてくれるような本作だった。
▼シュラカを探せ
でも、落書きとアートもしくは芸術との違いは結局分からないまま。日本でも最近、NFTアートと称して小学生の落書きに100万円以上の値がついたそう。個人的には、そういうのは芸術じゃないように感じるけど、じゃあその境界線はなんなんだろう。長い経験や修行の果てのアウトプットかどうかか?新しい視点を齎すものなのかどうかか?人の心をどのくらい深く揺さぶるかなのか?思想や信念の有無?シュラカは「中心などない」という、その意味も結局きちんとは理解出来なかった。気が向いたら参考文献に目を通してみる。
▼贋と偽
贋作と、偽物と、本物の違い。黒猫の主張には激しく同意。そういえば、よく企画美術展で、モネが来るフェルメールが来ると皆浮き足立つけれど、一体その中のどれくらいの方々にとって、本当にその目の前にある作品が本物でなくてはならないのだろうか、と他の鑑賞者の様子を見ていてよく思う。勿論、鑑賞の仕方は人それぞれ。皮肉ではなく素朴な疑問。
▼本が降る
こちらも黒猫の主張には激しく同意。
ところで、詩の鑑賞の仕方が未だに良く分かっていない。黒猫の出世論文のテーマであるマラルメとか難解すぎ。勿論アルチュール・ランボーも良く分からない。外国語による詩はハードル高いよな。といいつつ、日本語の詩だって、島崎藤村の「椰子の実」の切なさとか谷川俊太郎の「卒業証書」の優しい眼差しくらいしか味わえないけど。
▼群衆と猥褻
トリックが無理矢理感強いなあ。