森晶麿のレビュー一覧

  • 四季彩のサロメまたは背徳の省察

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    考えれば考えるほど身震いする展開ですね(⌒‐⌒)
    真の目的はそれでサロメはあなただったのか…
    神秘的で美しい物語のように思えました。
    美しい表紙に惹かれて読みました。カラスも忍もイケメンです(*^^*)

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    2021年04月05日
  • 黒猫の刹那あるいは卒論指導

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    ネタバレ

     これだけは読んでなかったのを今更。付き人と黒猫の学部生時代の話なので、最新のラビリンスまで読んでいる身にとっては最初違和感。

    1話「数奇のフモール」
     噂に聞いていた2人の出会いの物語にしていきなり付き人が危険な身にあっているではないですか!!唐草教授の件(薔薇参照)を知っているとますます叶わないんだよなあと思ってしまう。それもまた皮肉。

    2話「水と船の戯れ」
     学生時代の自分に教えてあげたかったー!船の中に水は自分のことも少し重なるものがあって、なんだか分かるなあ。この辺りから黒猫のいつもの調子の片鱗が出てきて、お?ってなったり。

    3話「複製は赤く色づく」
     遊歩の2話の前の話だけど

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    2021年03月10日
  • キキ・ホリック

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    すごく神秘的な物語のように感じられました。
    最期はそうなるのかと思いました。この物語独特の終わり方ですね(⌒‐⌒)
    波瑠花の環境がかわいそすぎましたが、本人が最期幸せだと感じられたのならよかったんだと思います(⌒‐⌒)

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    2021年03月05日
  • 黒猫と歩む白日のラビリンス

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    久々の黒猫シリーズ。昔を思い返しながら読み進めたら、思ったより時間がかかりました。二人の進みそうで進まない関係もデフォルトで、まあ、二人だからなぁと思いつつ、謎解きを楽しみました。

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    2020年12月17日
  • 黒猫と歩む白日のラビリンス

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    現実に起きた出来事をイメージさせる出来事が作中で起きていることから、いつもよりも作品に入りやすかった。長さもちょうど良く、これだと蘊蓄も無理なく入ってくる。

    相変わらず2人の距離感も良い。
    でも今回1番印象的だったのは冷花がメインのお話。

    2020.11.16
    115

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    2020年11月16日
  • 黒猫と歩む白日のラビリンス

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    黒猫シリーズの短編集。リアルに話題になっている事象をモチーフにしたであろうストーリーもあり、面白い。黒猫と付き人との関係は以前と変わったようで同じようでもある。きっとこれからもそうやって続いていく関係なのだろうなとあたたかい気持ちになれるのが不思議。
    紙の本を買う場合は、初回帯に特典がついているので、帯つきを手に入れたら特典も読めます。

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    2020年11月01日
  • 探偵は絵にならない

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     香りの記憶と過去の記憶を見つめ返す物語。
     蒼と同じく、アロマってそんな?って思ってた節もあったけど、モノ・コトと記憶のつながりってやっぱり深いんだなあって。特に3話目の絵が世界とつながる切符のような役割を果たすっていうのが、印象深かった。
     ハードボイルド調なのに、時々蒼が変なボケ方(?!)をするので、時々笑ってしまったり。周りの人たちも怪しくも個性的な人が多く。きっと香りをたどれば2人はまた出会えると信じよう。

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    2020年10月31日
  • 探偵は絵にならない

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    この手の、一人の女を聖女のように扱って尊い存在としてひたすら追い求める、という構造の物語は感心できない。
    一人の女を聖女として扱うことは他の女をその他大勢として雑に扱うことで、実際に風俗嬢の描き方はとても雑になっている。なにより、大学までガリ勉して大学で出会った女と同棲を始めて結局生涯で女を3人くらいしか知ることがなかった中の下くらいのおじさん的なしみったれたみっともなさを感じてしまうのでしんどい。
    とはいえ「聖女」を最後まで登場させずに期待を煽って最後でバーンと出すのはとてもよかった。匂いとエロティシズムは結びつきやすいと思うので、濡れ場に匂いを絡めるのもよかった。あとはハッピーエンドでない

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    2020年09月12日
  • キキ・ホリック

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    ネタバレ

    少女と植物って最強の組み合わせだな…

    痛くて切なくて、けれども甘やかで、抗えない。同性に対する特別な感情。
    なくすのが怖いから、大切なものは手にとらない。手にとる資格が自分にあるのかもわからない。
    そんなことを考えていたと思い出した。

    こんな風に愛することは、寂しいけれどもしあわせなのかもしれない。

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    2020年07月03日
  • 葬偽屋は弔わない 殺生歩武と5つのヴァニタス

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    偽の葬式をして参列者の反応を見る。ともすれば悪趣味になってしまうネタですが、死と生を見つめる美しい作品になっていますね。副題にもなっている、絵画におけるヴァニタスがいいアクセントになっていました。
    この先も読みたくなるお話です。

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    2020年06月16日
  • 歌舞伎町シャーロック 囚人モリアーティ 解放のXデー

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    アニメ1期と2期の間のモリアーティのお話
    この小説を読んでから2期を見返すと更に面白く感じるかもしれない!

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    2020年05月02日
  • キキ・ホリック

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    ネタバレ

     こりゃーすごい百合だ。美しさのある百合だ。
     読み進めていくうちに感覚が麻痺して現実が分からなくなる。植物が生み出す幻想なのか……それともホリックなのか。
     キキが最初は人間離れしたところがあるのに最後なんか普通に少女だよ……。外見では凛としていても、心の内は戸惑いと悩みの連続だったと思う。それこそあがき。
     最後のところはまるで星の王子さまのよう。悲しいけれど、光景が美しい。

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    2019年11月16日
  • 葬偽屋は弔わない 殺生歩武と5つのヴァニタス

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    190712

    自分が死んだらみんなどんな風な反応するんだろうかって私も考えたことあるなぁ
    森先生の本は孤独を美しく見せてくれる感じがして好き
    知識も増えてなおよし

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    2019年07月12日
  • 文豪Aの時代錯誤な推理

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    ネタバレ

    つい最近、朔太郎読まなきゃ!って思ったばかりなのに、今度は芥川読まなきゃ!になった。作中に出てくる作品で読んでみたいのは「蜜柑」と「魔術」かなあ

    語り口はライトだけれど、事件は実際にも起こりそう。ちょっと背中を押されて、あちら側へ行ってしまう。連鎖する犯罪に対する人々の無関心。

    茶川さんがかわいい。茶川さんと弥生の距離感がとても良いです。
    他の田端組出てきたら面白そう…だけど、そうなると違うはなしになってしまうか…

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    2019年06月26日
  • かぜまち美術館の謎便り(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    とりあえず文庫本を借りようという気持ちであまり期待もせずに選んだ本だったが、思いの外良かった。
    この作者さんの本は黒猫シリーズを一冊読んだことがあったのだが、それはあまりよくわからなかった。
    こちらは絵画が読み解きに使われていて、知っている絵も多く、それも面白く読めたし、かえでちゃんやマト君の小さい子の感性とそれに対応する大人が微笑ましくて癒やされた。

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    2019年05月03日
  • 黒猫の刹那あるいは卒論指導

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    黒猫と付き人が出会った大学4年生の頃のはなし。
付き人は、「まだ何者でもない」と自分で言っているように、付き人でもないので、呼び名がない。
    この頃の方が自然というか、普通に付き合ってる感があるんだけど…
黒猫は最初から付き人が気になってたぽい。造形の美しさかなあ。てことは一目惚れなのか…?
    安藤先生の恋のはなしが良かった。
アモンティラード、飲んでみたい。

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    2019年04月20日
  • 偽恋愛小説家

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    おとぎ話の解体と、それをモチーフにした事件。
    おとぎ話に隠された風刺?みたいなのは好き。「眠りの森の美女」のはなしがなかなかダークでおもしろかった。
    夢センセの書いた小説も作中作として織り込まれていて、最後はおおっと思ったけど、犯人の登場が唐突では?

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    2019年04月11日
  • 葬偽屋に涙はいらない 高浜セレナと4つの煩悩

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    ネタバレ

     <葬偽>屋の続編。今回は黒村さんが割と表に出る事が多い。そしてセレナ嬢の変化も。くそ親でも時が来れば……。
     前作に続いて、それぞれ<葬偽>を依頼する人たちの事情は様々。司書の話は、どこか勧善懲悪のコメディに近い。嫌いじゃないです。

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    2019年01月13日
  • かぜまち美術館の謎便り(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    読んでからだいぶ時間が空いてしまったので
    うろ覚えですが(^ ^;

    過去のしがらみが発端となって、
    様々な人間関係が交錯。
    不器用なゆえの想いのすれ違い、行き違い。
    誤解が解きほぐされた後に残る
    新たな心のざわめき。

    「風」を印象的なモチーフに据えて、
    静かな文体ながら最後まで引き込まれる佳作(^ ^

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    2018年12月24日
  • 火刑列島

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    ネタバレ

     火にまつわる事象を未来視する<予現者>・露木と、現象学者・帆ノ緒と、元カメラマン・ホムラの3人という組み合わせが既にSFなのだけれど、ばらばらになっていた事象が全てぴたりと合わさって行くのが運命的であり、必然的にも見えてくる。中盤で、もしかして、露木が全部仕組んでる?って思ってたけど、メグミをめぐる結末は複雑に見えて、ただ妹を守りたい姉の愛情の<炎>なんだなあと。ただその<炎>は大きくなり過ぎたみたいだけれど。
     特に最終章の東京の深夜の大騒動は非現実的ではあったけれど、これだけVRが発達しているとそういうことも有り得るのかもしれないし、SFと笑えなくなる。

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    2018年12月15日