森晶麿のレビュー一覧

  • 探偵はBARにいる3

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    ネタバレ

    2017/11/12 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2017/12/9〜12/10

    現在公開中の映画のノベライズもの。映画を見てから読むか迷ったが、観た後では読まないだろうと言うことで、先に読んだ。オリジナル版の探偵とはキャラが変わっていると言えば変わっているが、大泉洋さん演じる探偵も嫌いではない。映画化を意識したものなので、展開もスピーディーでどんでん返しも多数。映画も面白そうだ。来週末でも観に行くことにしよう。

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    2017年12月13日
  • 人魚姫の椅子

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    繊細な心と今どきの生活風景。幻想的な世界と事件。行ったり来たりしながら切ない旅をしたな。
    なんだかいつも森さんの作品を読んでいる間は不思議な気分になる。ふわっとその世界に入り込んでしまう。

    その輝きは消えないって。よかった。今の私には救いの言葉。


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    2017年10月02日
  • 黒猫の回帰あるいは千夜航路

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    多分なんども繰り返して読めそうなエピローグ
    上質な茶菓子のような甘さ

    黒猫がパリから戻ってきた舞台パリから日本で綴られる短編。

    なんとなく、これでこのシリーズも終わりなのかな?残念。
    素敵な世界に連れていってもらえたなぁ。

    2017.4.23

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    2017年04月23日
  • 人魚姫の椅子

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    椅子と物語のモチーフが綺麗にはまっていた。爽やかな青春小説の体裁を取りながら、様々なものを奥底から浮かび上がらせてくるのが、何とも深い。

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    2016年12月10日
  • 黒猫の約束あるいは遡行未来

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    おお、ちょっと進展?!
    2人の心は寄り添っているのに身体の距離が遠い遠い
    そんな純粋過ぎる関係に読むこちらはハラハラドキドキです。
    どうか続編が出続けてください。

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    2016年11月27日
  • 俗・偽恋愛小説家

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    童話をモチーフに、違った視点で解釈されるこのシリーズが好きで、待ちに待った続編。

    月子の編集者としての成長も垣間見たり、夢センセへの想いにも変化があったり...。

    作中に出てくる作品『彼女』。
    いつも月子の目線で読んでしまうので、一度は気づきたいなあと思う。

    屁理屈ばかりなのに、一理ある大人の男性という感じが夢センセにはあって、最後は本当に胸キュンでした。

    夢センセと月子の今後の関係も気になるところなので、これからもシリーズとして続けてもらいたいです。

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    2016年08月31日
  • 偽恋愛小説家

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    ネタバレ

    初読みの作家さん。連作短編集。一冊通して解決へと進む事件はミスリードされたなぁ。各話で童話の新解釈が現在の事件のカギとなる。新人恋愛小説家、夢先生に振り回される新米作家月子の会話が面白い。夢先生の本名は最後まで出てこなかった。続巻が出ているので、これは読まねば。他の作品も読んでみたいと思える作家さんに出会えてうれしい。

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    2016年08月28日
  • 黒猫の刹那あるいは卒論指導

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    黒猫シリーズ第ニ弾。
    一巻よりも時系列は前で2人が学生時代の頃の話となる。
    そのためどこか初々しいというか若さを感じる気がする。

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    2016年07月29日
  • 四季彩のサロメまたは背徳の省察

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    帯やら冒頭数行読んだ時点で得る先入観と、読んだ後では忍の印象が180度変わった。
    読み始めた直後は何をどうしたらこんな少年に成長するんだろうと思っていたけれど、読み進めていく内に歳相応の若さが見えてきて好感度が上がり、その後は忍の決め台詞を読む度に愛おしくなってくる。
    黒猫シリーズは大人であってもじれったい二人の話だけれど、やはり「四季彩のサロメまたは背徳の省察」は青さの残る高校生の物語。

    彼女は最後に忍を混乱させ翻弄していたけれど、自分だったらあえて「何も言わない」で同じ結果に辿り着く選択をしたい。
    気づかない彼の様子にほくそ笑み独占しながら真実を闇に葬り去りたい。
    M心とS心を同時にくす

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    2016年07月27日
  • 黒猫の回帰あるいは千夜航路

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    これで終わりなのか…
    もどかしい恋の行方も落ち着いたようで良かった。
    もっと読みたかったな、このシリーズ。とても面白かったです。

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    2016年07月16日
  • ピロウボーイとうずくまる女のいる風景

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    タイトルを見て、衣良さんの娼年っぽいお話かなぁと思ったら全然違った!
    クチルの色っぽさと、それぞれのお話にほんのりただようミステリーが森さんのテイストで素敵。続編があっても楽しいだろうなと思いました。
    そして某ホテルが!!!ニヤリとしてしまいました( ´艸`)

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    2016年07月04日
  • アドカレ! 戸山大学広告代理店の挑戦

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    この作者の本は面白い!
    とても清楚で知的なラブコメとでもいうのか、ただ面白いだけではなく、色々な事を知る事が出来てありかたい
    またこのシリーズ読みたいな

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    2016年05月19日
  • ピロウボーイとうずくまる女のいる風景

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    タイトルのピロウボーイからどのような話になるのか全く想像がつかなかったが、身体的な関係のみならず、精神的な拠り所として安らぎを与えるというコンセプトが面白い。女性達との絡みの一方で正体不明の同居人との関係も気になるし、政治理論はとても興味深い。

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    2016年05月08日
  • 黒猫の接吻あるいは最終講義

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    物語はとても面白いんだけど、なんかモヤモヤするのはプラトニックすぎるからだろうか。
    最終講義ということなので、このシリーズ最後かな…まだ読みたい!と思って調べたら続編がありそうなので、こうなったら2人がどうなるか読み届けねば。

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    2016年05月05日
  • 黒猫の薔薇あるいは時間飛行

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    二人の関係がもどかしい。きっと黒猫が近くにいたら恋をしてしまうだろう。そして切なさに悶えそうだ。
    いつも文の組み立てが素晴らしいと思いながら読んでいる。私もこういう風に綺麗な文章を組み立てて言葉にしたいなぁ。

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    2016年05月01日
  • 黒猫の回帰あるいは千夜航路

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    ネタバレ

    おかえりなさい、黒猫先生。

    1話
    暗黒舞踏を見てみたが、生を思い切り表現しているなと思った。と、同時に独特の世界観に怖さを持った。
    ポオの魔術と科学の話といえば、心理出の僕としては催眠術を題材とした話のほうが先に出てくる。
    ひとり死へと向かう、向かわせる絨毯よりも誰かと乗って旅をする絨毯のほうがいい。飛べたらの話だけど。

    2話
    心理学的な解釈では頭のない人間は個性の欠落を意味すると聞いたことがある。
    トリックは、江戸川乱歩の「二銭銅貨」やアガサ・クリスティの「アクロイド殺し」を思い出させる。谷崎潤一郎の「私」もそれ系らしいが。

    3話
    世界の声を聞くという言葉にドキッとした。相手の世界を知

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    2016年04月14日
  • アドカレ! 戸山大学広告代理店の挑戦

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    コピーライターの大変さが伝わってきました。作中のコピーがいちいち秀逸だと思ってたら、あとがきで納得しました。

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    2016年04月01日
  • 黒猫の回帰あるいは千夜航路

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    ネタバレ

    付き人が表紙で微笑んでいるようにやっと、やっとです。もう沢山の絨毯爆撃の嵐に同じ行を何度も読んでしまいます。今までが今までだったのでいざこうなると疑心暗鬼です。黒猫はとりあえず、冷花さんに、ありとあらゆる登場人物からからかわれればいいと思います。謎とか色々あったのに最後の数ページとか途中の意味深な最後に全部もってかれました。

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    2016年02月18日
  • 黒猫の回帰あるいは千夜航路

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    ネタバレ

    黒猫シリーズ第6弾。黒猫がパリから帰還。久しぶりに黒猫&付き人さんが日本で一緒に謎に挑む連作短編6編。

    今作もポオの作品を解体しながら、日常のちょっとした謎を解いていく。美学談義の部分は難しいけれど、このシリーズは、黒猫と付き人さんの関係をメインで楽しむことにしてる。

    エピローグまで読むと、今までの歯痒さがようやく一段落。このまま終わるのも綺麗だけど、まだまだ2人を見ていたい気もする。

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    2018年01月25日
  • 黒猫の回帰あるいは千夜航路

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    黒猫が日本に戻り、付き人と一緒の空間にいることに戻った今作。やはり二人が同じ空間にいる風景を読めるのは読者としてうれしい。そして、微妙な距離感は相変わらずなのに、今までとは違う二人の関係にドキドキしながら読みました。付き人の研究者としての成長がすごい。

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    2016年01月20日