森晶麿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこのシリーズはどんどんすっきりとして面白くなっていっている気がする。構成が特にうまくなっているように思う。それから事件の内容も、シリーズのはじめの方はややリアリティに欠けると感じていたが、違和感なく読めるようになってきた。
最後の映画の描写は、本当に映画を一本見たような感覚がしたが、そこに様々な謎の答え合わせが詰め込まれていて驚いた。ミステリらしさはあまり期待していなかったが、回収されずに終わるのかと思われた伏線がいろいろと回収された。ゆっくり読めば気づいたかもしれないが、本書はサクサク読めるので流していた。
個人的に気になったのは
・エレナはどこの出身なのか
・エレナはなぜ、どうやってヒヌマと結婚したのか
・なぜヒヌマは殺されなければならなかったのか
の三点。まぁ、エレナは天才悪女だったから、とかそんな感じで納得できなくはないが。いつになく黒幕らしい人物だった。 -
Posted by ブクログ
建築者が亡き後、誰も構想を知らないのに成長していくと塔の謎を追ううちに、事件に巻き込まれていく黒猫。そして、映画に出演することになった付き人。
遡行する塔がなぜ今も成長を遂げるのか、その理由やそこに秘められた思いなどは、関わる人たちの一途な思いはとても哀しい。関わる人たちがとてつもなく知性と理性が生む美学なのかもしれません。
黒猫と付き人の関係も少しは近づいたのかな...。美学については全く理解できなくても、二人が同じ空間で討論する姿は読んでいてにんまり。今回は一歩近づいたかのように見えたので、ますますもどかしく少し糖度高めでした。黒猫、少しひどくない?と思いつつも、黒猫だから許せることでしょうか。
神秘的で凛としている付き人がモテるので(本人はあまり気づいてないけれど)、黒猫も冷静に見えて心の中では不安なのだろう。お互いを想いあう二人という構図が見えてきてますます今後が楽しみです。
黒猫と付き人の関係ばかりに気を取られていたので、エピローグを読むことで、そうだったのかと驚かされましたが、少しもやもやとしたものが残りました。
余談ですが...付き人はメイク落としたんじゃなかった?とちょっと不思議に思いました。