森晶麿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
建築者が亡き後、誰も構想を知らないのに成長していくと塔の謎を追ううちに、事件に巻き込まれていく黒猫。そして、映画に出演することになった付き人。
遡行する塔がなぜ今も成長を遂げるのか、その理由やそこに秘められた思いなどは、関わる人たちの一途な思いはとても哀しい。関わる人たちがとてつもなく知性と理性が生む美学なのかもしれません。
黒猫と付き人の関係も少しは近づいたのかな...。美学については全く理解できなくても、二人が同じ空間で討論する姿は読んでいてにんまり。今回は一歩近づいたかのように見えたので、ますますもどかしく少し糖度高めでした。黒猫、少しひどくない?と思いつつも、黒猫だから許せることで -
Posted by ブクログ
黒猫シリーズ第二作!
第一作の「黒猫の遊歩・・・」よりも、長編でしかも読みやすい。
バレエの「ジゼル」について書かれていて、バレエのことを全く知らない私でも何とか読めました。少し、知っていた方がより読みやすいのかもしれませんが。
バレエ「ジゼル」を「黒猫」と「付き人」で鑑賞中、ダンサーが倒れる事故があった。
5年前にも同じ舞台、同じ演目でバレリーナが死亡する悲劇が起きていた。
その事件の謎を解くために、黒猫の手を借りずに付き人だけで調べていく。
しかし、黒猫が亡くなったバレリーナと同居していたことに動揺する付き人。
恋心を抱く付き人、黒猫も彼女(付き人)のことが気になっているのかどうか -
Posted by ブクログ
ある日配達で訪れたタワマンで
住人と生活を入れ替えることになった主人公。
そこで出会った、初恋の女性。
何不自由なく一変する主人公の生活。
それは幸せなのか。
次第に失い始める感情。
生活を入れ替えたことで主人公は何を得るのか。
恋愛小説なのか?
読み始め、やらかしたと思った。
恋愛小説は得意ではないから。
しかし読み進めるうちに
タワマンの住人への不快感、恐怖心。
初恋の女性への猜疑心、違和感。
いくつもの黒い感情に押し潰されそうになった。
これはミステリーなのか?
エピローグで伏線回収してくれなければ、
黒い感情はずっと居座ったままだったかもしれない。
ある意味、皆が加害者で被害者だった