森晶麿のレビュー一覧
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試し読み
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Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】
第一話 月消し帰る
第二話 昼も夜も雛
第三話 白は黒
第四話 キリンしか知らない夜
第五話 あかい雨降らば
第六話 リンゴは海に
自由律俳句の伝道師といわれる俳人・虚池空白(ウロイケクジラ)と編集者の古戸馬(コトバ)は、本の企画のため、世の中の落書きや看板などに落ちている言葉を、詠み人知らずの名句〈野良句〉として集めている。そんな彼らが手にした〈野良句〉の裏に潜む人間の愛憎や秘密、時にはある犯罪を、迷コンビが解き明かしていく俳句ミステリー。探偵役はクジラ。
暗号解読のようなくだりは面白い。
導き出された答えはもってまわった感じだが。 -
Posted by ブクログ
黒猫シリーズ、一作目。
丹地陽子さんの表紙がきっかけで知った。
黒猫というワードにも惹かれて読み始めた。
独特、一家言ある感じ。
エドガー・アラン・ポーの短編小説の「核心部分に触れています」と前置きがあったが、ポーを読んだことがなかったので、対象のポーの短編小説をまず読んで、それから本書を読むということをして、一話ずつ読み進めた。
ポーの短編小説(モルグ街の殺人、黒猫、マリー・ロジェエの怪事件、盗まれた手紙、黄金虫、大鴉)を読むきっかけになった。
『大鴉』は青空文庫にはなかったが、ネットには原文や朗読してる動画など、いろいろな情報があった。
『少年魔法士(なるしまゆり)』という漫画で -
Posted by ブクログ
ネタバレ俳句ミステリー。これまた聞き覚えのないジャンルだ!と読み始めました。
詠み人知らずの名句を<野良句>として集め、その野良句に隠された秘密を解き明かしていく。短い文の中に、秘められた感情。はたまた犯罪の記録。私が読んで記憶に残った俳句は「おりのなかキリンしかしらないこわい」です。
最初は全くわからなかったのですが、空白たちによる推理で幼い子のSOSだったということを知る。その子はもちろん意図して俳句を作ったわけではない。その切実な思いが、多くの人の目に留まったのではないか。その結果、母が気づいてくれた。物語として、悲しい話ではあるがすごく印象に残った俳句でした。
野良句が集められた『Nの歌を聴け