森晶麿のレビュー一覧

  • かぜまち美術館の謎便り(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    18年前、香瀬町で亡くなった少年画家がピカソなどの西洋絵画を模した絵画
    その絵に込められた少年画家の想いが18年前の事件の真相を明らかにする。
    サスペンス感やスピード感とは無縁の、優しく流れるミステリーだ。

    0
    2017年06月10日
  • 僕が恋したカフカな彼女

    Posted by ブクログ

    カフカ中毒の女の子を好きになってしまった高校生の話。キャラがアレな感じなのはL文庫だからかなの?内容がどうこうというより、森作品の面白さとでもいいましょうか…。嫌いじゃない。

    0
    2017年06月01日
  • 花酔いロジック 坂月蝶子の恋と酔察

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「名無しの蝶は、まだ酔わない」では、ただの酒好きという印象だった神酒島先輩だったけれど、今作では大分かっこよく感じた。神酒島先輩は出会った時から蝶子に気が合ったのかな?最後はキュンとした。

    0
    2017年05月09日
  • 黒猫の刹那あるいは卒論指導

    Posted by ブクログ

    巻末の刊行記念インタビュウが興味深い。このシリーズの魅力は黒猫の美学論議に基づく推理と並んで、黒猫と付き人の恋の行方があるとおもう。このインタビュウでは結構聞き手が上手く話を進めていて成る程と思うこと然り。ブックファーストすごい。
    花酔いロジックでもそうだけど、『恋愛は目的に到達するかしないかのぎりぎりの部分が美しい』という説明が森作品の恋愛小説の側面での面白さをまさに説明してると思う。
    推理も面白いけど、二人の関係が気になって続刊を読まずにはいられない。

    0
    2017年04月19日
  • 人魚姫の椅子

    Posted by ブクログ

    瀬戸内海に面した椅子作りの町、宝松市鈴香瀬町。高校生の海野杏(うみのあん)は、毎朝海辺で小説を書きながら、椅子職人を目指す同級生・五十鈴彗斗(いすずすいと)と少しだけ話すことを日課としていた。
    ある日の朝、いつものようにやってきた彗斗から、「高校をやめて町を出る」と告げられる。特別仲がよかったわけではないが、傍にいて当然の存在がいなくなることに焦りを覚える杏。
    時を同じくして、杏は親友の翠(みどり)からラヴレターの代筆を頼まれる。戸惑う杏だったが、必死に頼む姿にほだされ、誰にでも好かれる、明るくてかわいい翠を思い浮かべながら、一文一文を丁寧に書きだしていく。
    そのラヴレターから、小さな町

    0
    2017年04月10日
  • そして、何も残らない

    Posted by ブクログ

    誰と誰がなんなのか?ということをしっかり理解しながら読まないといけない。それは確かに正しいのだが、そうした作品はいかに複雑な関係性でもあっても、それを複雑に表現するだけでは読んでる方にハードルの高い作品になる。そのあたりでちょっと混乱したなぁ。

    0
    2017年03月30日
  • ホテルモーリスの危険なおもてなし

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    経営の危機にある高級リゾートホテル「ホテル・モーリス」に派遣された准。現オーナーるり子に心惹かれ、元殺し屋のコンシェルジュ日野をはじめとする個性豊かなスタッフに振り回されながら、ホテル常連ギャングをおもてなしする。コメディタッチで気楽に読める。作中で紹介されるホテル映画の数々。「ホテルルワンダ」と「ベニスに死す」は今度見てみていな。

    0
    2017年03月28日
  • 人魚姫の椅子

    Posted by ブクログ

    椅子造りに込められた狂気。犯人の美学も身勝手だが、周囲の思いこみによる集団リンチにも似た行動や、風評被害の加害者たちの行動が怖い。感情は簡単に理性を凌駕する。その分、長期的視野を持ち、大局的な観点に立って理性で行動できる大作の存在が重い。また、生活力に乏しいヒロインの義父のまっとうさにほっとさせられる。

    0
    2017年02月23日
  • 俗・偽恋愛小説家

    Posted by ブクログ

    偽恋愛小説家の続編。
    前作同様に童話の異なる面を曝け出させる。白雪姫、ラプンチェル、カエルとお姫様、くるみ割り人形。今回はそこに夢センセと月子の恋愛が絡む。前作のように盗作疑惑が絡んだミステリ仕立ての方が好みだった。最後のオチも少し無理がある。童話の解釈などは面白いので読み応えはある。

    0
    2017年02月19日
  • 俗・偽恋愛小説家

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    夢センセの書いた小説の違和感はそれだったのか!とすっきり。相変わらずひねくれたおとぎ話の解釈をするけれど、その方が納得できるんですよね、不思議。夢センセが割と嫉妬丸出しで面白かった。月子も嫌いではないけれど、もっと早い段階で決断していれば死人は出なかったのではないだろうか。

    0
    2017年02月04日
  • そして、何も残らない

    Posted by ブクログ

    途中ものすごい山田悠介みたいで、「ええー……('A`)」と思ってたけど、トリックとラストに向けての展開は森晶麿ワールド全開だった。
    今回は歌、特にロックが大きなテーマだったので、なかなかおもしろかった。
    ナユタの存在は本当に神秘的だった。対極的に軽音部OBOGがすごい噛ませ犬っぽい。

    0
    2017年01月20日
  • 人魚姫の椅子

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    森さんの話は、合うものと合わないものが極端に
    別れるのですが、これは…中間くらい?
    青春期のモヤモヤと未成熟さとがありつつ
    殺人事件が起きて、関係が変わっていく話。

    黒猫シリーズは「ポー」ですが
    まさかのこっちは「乱歩」…
    悲劇的展開に押しつぶされそうになった時に
    帯のQRの黒猫シリーズ出張版に救われました。(何)

    0
    2017年01月20日
  • 僕が恋したカフカな彼女

    Posted by ブクログ

    ヘルメットに芋虫に拷問具…カフカがモチーフなだけあって、そこで起こる事件も真相もシュールで不条理。
    怪物率の様などこかファンタジーめいてる訳じゃなくて現代の高校生達のはずなのに主人公楓とヒロイン風香のキャラクターもどこか浮世離れしていて、それがまた世界観のシュールさに拍車をかけている。
    楓は中学時代の内に恋愛に飽いて天然を詐称している様だけど、意外とリアルに天然で奥手で、でもそこがいい。
    読み終わる頃には章間に挟まれる断章のせいで、カフカに火夫禍の当て字の幻が…。

    某公園で初々しさを醸し出してる大人のカップルはいつも蚊に噛まれまくっているんだろうか、なんて余計な心配をしてしまった。

    0
    2017年01月20日
  • 黒猫の約束あるいは遡行未来

    Posted by ブクログ

    2017年1冊目。黒猫シリーズ第5弾。2作目のラストでフランスに渡ってしまい、バラバラになった黒猫と付き人。前作では、二人は出会わないまま、終わったけど、今回の舞台はイタリア。恩師の依頼で「遡行する塔」の調査に向かった黒猫と、学会でイギリスに来ていた付き人が、こちらも恩師のいたずらか、イタリアに行くことになり、久しぶりに再会する。製作者が亡くなった後も、変化を遂げる「遡行する塔」が物語のキーポイントだが、相変わらず、この講釈はなかなか難しいというか、非現実的だけど、段々人間味を増してきた二人の関係に注目!順番が逆になってしまったけど、次は「卒論指導」!

    0
    2017年01月04日
  • 恋路ヶ島サービスエリアとその夜の獣たち

    Posted by ブクログ

    サービスエリアで起こる摩訶不思議な事件のかずかす。時系列が最後になるにつれてあれってなってくるのは私だけでしょうか。そしてマキノさん、あなたはもしや。

    0
    2016年12月25日
  • 黒猫の接吻あるいは最終講義

    Posted by ブクログ

    黒猫シリーズ第2弾(発売から言うと、間に1冊あるらしい…)。第1弾が短編集だったので、そのままの流れかと思いきや、まさかの長編。バレエ演目の「ジゼル」に沿った5年前の主役の不審死と、同じ演目を演じることになったプリマを巡るミステリー。頭を切り替えながら、読まなければならない短編と違い、文章の癖も分かってきて、一気読み。とにかく「美学」に則り、謎を解決していくところから、犯人の動機に寄り添えない部分はあるけど、黒猫と付き人の話として読めば、結構面白い。続けて読むことは決めているけど、2作目にして黒猫がパリに行ってしまうことになり…この後の展開はどうなるのだろう?

    0
    2016年12月22日
  • 黒猫の遊歩あるいは美学講義

    Posted by ブクログ

    黒猫シリーズ第1弾。本格的に読む本がなくなってきて、友人に勧められて、読み始めたシリーズ。ポーの短編集に沿って、描かれた短編集だが、最初は独特な雰囲気に慣れず、そもそもの作品のあらすじを2,3回読まないと理解出来ない部分も…文体にもくせがあり、違和感もあるが1冊読めば、結構慣れる。推理も独特なので、続編も読んでいこうと思う。

    0
    2016年12月21日
  • 偽恋愛小説家

    Posted by ブクログ

    面白かったです。夢センセの童話の解釈が思いもよらなかったものばかりで、とても興味深かったです。幼少の頃に読んだ、シンデレラや人魚姫が苦く感じられました。読みやすくてすらすら進みます。人魚姫の中の、「感傷と恋は似ているけんが、違うもんだで。」、心にちくりと刺さりました。ちょっと黒猫を思い出しましたが、夢センセもいいなぁ。続きがあるようなので気になります。「彼女」が読んでみたくなりました。

    0
    2016年12月10日
  • 黒猫の約束あるいは遡行未来

    Posted by ブクログ

    このシリーズやっぱり面白いなあ。
    敷居が高い雰囲気はありますが、読み出したら止まらなくなるし、二つの物語が絡み合い、一つの物語に到達する。
    なかなかいいミステリを読んだ。
    あと、黒猫と付き人の話しをうまく書いていていい感じ。

    0
    2016年12月05日
  • 俗・偽恋愛小説家

    Posted by ブクログ

    夢先生は直球に見せかけた変化球を投げる。あーこんにゃろーと思わず唸った。
    結局は俗なんだなー……。前作もまた読み直そうかなー。

    0
    2016年11月14日