森晶麿のレビュー一覧

  • そして、何も残らない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    高校卒業を目前に控え、廃校になった中学校に集まったかつての軽音楽部のメンバーたちが、一人、また一人と殺されていく。
    クリスティの『そして誰もいなくなった』のオマージュということで、クローズドサークルに見立て殺人は本家のまま。そこに中高生の恋模様やちょっとした叙述トリックもプラスされ、何となく辻村深月さんの作品を思わせる。
    登場人物がいまどきの中高生、しかも軽音楽部でロックバンドってこともあるのか、あまり森さんらしくないと言うか、森作品特有の穏やかさ、美しさがあまり見られなくてちょっと残念。

    0
    2015年11月17日
  • 黒猫の約束あるいは遡行未来

    Posted by ブクログ

    シリーズ5作目。舞台はイタリア…建物や謎解きがよくわからないが、それより二人の距離が縮まった感じが…!今回も装丁が素敵ですね。

    0
    2015年11月14日
  • そして、何も残らない

    Posted by ブクログ

    登場人物の妙にくだけた口調が気になり、読みにくかったです。ロック好きなので、いろんなアーティストが登場するのは嬉しかったですが、なかなかストーリーに親しめませんでした。ちょっと上滑りな印象です。ラストは良かったかな。しかし、いくらなんでも内山のような教師はありえないのでは?

    0
    2015年10月01日
  • 四季彩のサロメまたは背徳の省察

    Posted by ブクログ

    サロメをモチーフとし、魔性の女と引き寄せられるように関わる人々が交錯し、事件にまで発展していく話。伏線も上手く絡み合っていて面白かった。
    しかし『サロメ』感を強調するために官能性を強く押出しているのかも知れないけれど、同じ調子で続くので、少し辟易してしまった。しかも高校生の設定で・・。若さ故の浅知恵を使って入口に立ったばかりを表現したかったとしても、他にも方法があるんじゃないかと思う。
    けれども猥雑さだけにならないのは、文章力ゆえだと思う。話自体は面白かっただけに、もっとフラットな感じで読んでみたかった。

    0
    2015年09月25日
  • そして、何も残らない

    Posted by ブクログ

    今では中2病という言葉があるぐらい、中学生というのは青くて甘酸っぱくてどこかゆがんでいて悲観したりすべて見通せている気になって達観していたりする。
    歪んだ時間軸の中にいる彼女彼らの青ずっぱい恋愛ミステリでした。あちこちに散らばめられている違和感のある言葉をすべて回収しているところはすごかったです。読後はあまり後味はよくなかった。
    著者の『四季彩のサロメまたは背徳の省察』と似たタイプの作品かな。
    オマージュしている作品があるそうですがそれを知らなくても読むことができました。個人的には別の作品を思い浮かべました。

    0
    2015年09月22日
  • 黒猫の刹那あるいは卒論指導

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    黒猫シリーズ第4弾。黒猫と付き人、2人の出会った頃のエピソード。

    既刊の「現在」より甘い雰囲気じゃないですか~。相変わらずのニヤニヤ展開ですけれども(笑)
    モントレゾール君なんて、「付き人→黒猫じゃなくて、黒猫→付き人だったんじゃないの!?」と思ってしまう箇所が色々。

    0
    2019年08月04日
  • 花酔いロジック 坂月蝶子の謎と酔理

    Posted by ブクログ

    ミステリというよりはモラトリアム大学生青春譚。にしても戸谷大がまんま○大でちょっちええなあ,と明大出身の自分は思いました(笑)

    0
    2015年07月19日
  • 花酔いロジック 坂月蝶子の謎と酔理

    Posted by ブクログ

    推理とは違う酔理。酒に酔う話かと思えば様々な事に酔う話。黒猫シリーズとはまた違った主人公たちがとても良い。神酒島先輩が特に謎多き続編にて謎が少しでも減るのか増えるのか期待してしまう。風景の描写でイメージが膨らんでしまう。

    0
    2015年07月04日
  • 四季彩のサロメまたは背徳の省察

    Posted by ブクログ

    オスカーワイルドの「サロメ」を中心に置いた推理もの。

    4章からなるが、各章のテイストは少しづつ異なり、最初はオカルト風味で最後は推理風味となる。また、1章は「乳房」2章は「尻」3章は「太腿」4章は「背中」と、フェティッシュも色とりどり。全編を通じて絵画や文学それに音楽など、美学の各要素がちりばめられている。そしてやっぱポオなのね。マラルメなのね。

    0
    2015年06月24日
  • 四季彩のサロメまたは背徳の省察

    Posted by ブクログ

    私立扇央高校朗読部の主・華影忍。〈歩く女百科全書〉を自称する彼は、新入部員の後輩、通称「カラス」から、春休みに一目惚れした女生徒を探してほしいと頼まれる。だがカラスが探していたのは、「存在するはずのない」少女だった。
    カラスの仄かな恋心は、嫉妬が引き起こした残酷な夏の事件、軽薄さが全てを崩壊させた秋の事件を経て、次第に忍と彼の婚約者との歪な関係へと繋がっていく。青い春の只中で、今は亡きサロメの幻影に囚われた美しき男子高校生の1年を描く。

    エロ×ホラー×ミステリ×芸術。カオス!頼むから忍先輩もう何もしないで!という感じ。忍先輩とかその周囲の女たちとかがしてることって昔の少コミとか携帯のTLマン

    0
    2015年06月21日
  • 黒猫の薔薇あるいは時間飛行

    Posted by ブクログ

    四作目?時系列が違う気がするがまあいいや。冒頭の謎は最後で解決する。パリと日本でおこる謎に黒猫と付き人がそれぞれ対応する。章立てで切り替わるが何処かつながりを感じさせる。黒猫の行動のヒントをつなげるとラストにつながるところが面白い。

    0
    2015年05月20日
  • 黒猫の薔薇あるいは時間飛行

    Posted by ブクログ

    黒猫シリーズ第3弾。
    フランスへ渡った黒猫と、東京の付き人。2人はそれぞれに音楽家の天地逆の庭の謎、小説家の処女作に籠められた謎を解く。

    2人の関係…どんだけプラトニックやねん(褒め言葉)!でも、このゆったり感が美学的なのかも。もっと美学講義を読み解けていれば、作者が言葉の端々に含ませているものをより感じられるのかもしれない と思う。

    0
    2019年06月07日
  • 黒猫の遊歩あるいは美学講義

    Posted by ブクログ

    ちょっと二人の会話が私にはレベル高すぎて理解不能な部分が多過ぎた。なんか私って物事をきちんと考えられない人間なのかと思ってしまう。
    でも他に読む本のストックがなかったから無理やり頑張って読んだ的な感じです。続編はどうしようかなあ…

    0
    2015年04月19日
  • 黒猫の接吻あるいは最終講義

    Posted by ブクログ

    『黒猫の遊歩あるいは美学講義』続編。前作は短編集だったけどこちらは長編。前作は短編ゆえ、ポー談義を入れるとどうしても内容よりそちらに目が行きがちだったけど、今回は長編にしたことでポーがうまくエッセンスになっていて前作よりもこちらの方が何倍も良かったと思う。文章も読みやすくなってるのかな?前作で黒猫の性格定義がなされているからかな?内容は『金田一少年の事件簿』に出てきそうな事件だったけど、面白かった。次回作は黒猫帰還…あるのか?2012/457

    0
    2015年04月16日
  • 黒猫の薔薇あるいは時間飛行

    Posted by ブクログ

    黒猫シリーズ第3弾。フランスの黒猫と日本に残った付き人ふたりの視点で物語が進みやがて絡み合う。切ない結末にきゅん。しかしポーが読みたくなる作品だ。2013/074

    0
    2015年04月10日
  • 黒猫の薔薇あるいは時間飛行

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『アッシャー家の崩壊』に描かれる生と死、知覚と時間から過去と現在の恋を紐解く。
    付き人は小説家の叶わなかった恋の真相を、黒猫は教授の逆さまの庭と実験音楽の関係を。日本とパリでそれぞれ経験する謎解き。付き人を慕う後輩・戸影の爛漫さは憎めなくて楽しいコンビではあったけど、やっぱり黒猫と並んで交わされるポー談義や軽口の押収が懐かしまれる。
    すぐ近くにいたのに、結局一度も対面できないじれったさ!黒猫への想いで、ちょっと苦しさが割増のエピソード。

    0
    2015年04月06日
  • 黒猫の約束あるいは遡行未来

    Posted by ブクログ

    黒猫シリーズも早第5弾。別々のところから偶然の邂逅を果たす黒猫と付き人。ふたりの距離はきっと確実に縮まっているはずなのだ…

    0
    2015年03月27日
  • 黒猫の約束あるいは遡行未来

    Posted by ブクログ

    仏滞在中の黒猫は、ラテスト教授からの思想継承のため、イタリアへある塔の調査に向かう。建築家が亡くなり、設計図すらないなかでなぜか建築が続いているという〈遡行する塔〉。だが塔が建つ屋敷の主ヒヌマは、塔は神の領域にあるだけだと言う。
    一方、学会に出席するため渡英した付き人は、滞在先で突然奇妙な映画への出演を打診され……。

    久々の黒猫本編。今回は美学談義は少なめで、話もわかりやすくロマンチック。二人が飲むシーンが久々に見れてにやにやした。相変わらずでじれったすぎるけど、いっそずっとこの距離感を保ち続けてほしいところ。

    0
    2015年03月15日
  • ホテル・モーリス

    Posted by ブクログ

    うーん……パッと見の印象より刺激も迫力も足りないような……
    ボレロの存在感はすごく面白かったですが。

    0
    2015年02月11日
  • 黒猫の接吻あるいは最終講義

    Posted by ブクログ

    バレエと美学の組み合わせ。最終講義なんてタイトルに入っているのでシリーズ最後かと思ったがそんなことはなく、いつも通り付き人と黒猫の関係は続いていく。今回もというかシリーズ一貫して黒猫が付き人を導いている。そもすれば上(立場的にも)に立っているが、ところどころに認め会っている感じが漂っていて研究者としての期待をも含んでいる気がする。

    0
    2015年01月29日