森晶麿のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
出会いからの短編集。
出会ったころばかりかと思ったら
そうでもなかったです。
しかし初っ端からあだな確定。
まったく名前を呼ばれないのも悲しい…?
一種の記号、と言い切られそうですが。
初詣に行く道すがら、回想されていく過去。
すべてに、その話の軸になる『話』が。
少々興味はありますが、多分
読み上げる事ができないかと。
一番4話がすごいタイミングでした。
記憶が刺激されているな、というのは分かりましたが
まさかの人物背景。
色々とありですか!? と言いたくなる状態でした。
どれもこれも短編なので、そこまで美学を
深く追求していないので、読みやすかったです。
後、ぶりの味噌煮、美味しそ -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ジャケ買い」なんて言葉がありますが、美しい装丁や言葉のリズムに惹かれて手に取る作品というものがあります。
今日、手に取った一冊はそんな一冊。
早川書房が主催する第1回アガサ・クリスティー賞受賞作。
24歳にして教授職につく通称「黒猫」と、同じく24歳でエドガー・アラン・ポオの研究者「付き人」が出会う6つの事件を通じた物語。
殺人事件と名探偵といった狭義のミステリではない、いわゆる「日常の謎」系の短編小説。
かなりクセの強い小説。ミステリよりも、黒猫と付き人、各編に登場する人々の幻想のような淡く浮かぶ恋物語を感じる小説、だと思う。
そういう意味で、英国アガサ・クリステイー社の許諾を得て募集