森晶麿のレビュー一覧

  • 黒猫の刹那あるいは卒論指導

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    大学最後の年 就職活動しないが大学院に進むか決めかねている私と黒猫との出会いと日常起こる事件をエドガー・アラン・ポーの物語になぞらえて解いて行く。

    私と黒猫とのやりとりが軽妙で楽しい。
    各話とも事件の推理よりそこから派生する黒猫と私のものの考え方・見え方が他のミステリにはないので新鮮に感じた。

    それから、各話とも事件の顚末が書かれていない。推理小説の体裁だが、私と黒猫の日常の物語として受けとめられるかな。

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    2016年11月09日
  • ホテルモーリスの危険なおもてなし

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    【収録作品】グリーン・ビートルをつかまえろ/ローチ氏を始末するには/けじめをつけろ、ドラゴン・フライ/シェルの歌でも聴け/バタフライを見失うな/ホテルモーリス滞在備忘録

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    2016年10月13日
  • 黒猫の回帰あるいは千夜航路

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    黒猫シリーズ最新刊。読めば読むほど知らないポーの作品があるんだなぁと思ってポーへの興味が増していく。ゆっくりじっくり海外文学に浸る暇があればよいのだけれど。

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    2016年10月12日
  • ピロウボーイとうずくまる女のいる風景

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    貧困のどん底から、政治家を目指しピロウボーイとして働く絢野クチルと、そのお客の4人の女性の物語。
    主人公が政治家を目指しているということで政治論や、他にも芸術論が頻繁に出てきて正直難しい。
    やってることは高級男娼なんだけど、将来政治家になるための手段と割り切るクチルと、彼をめぐる女性たちの色んな愛の形。そして、その中から自分の大事なものに気付いていくクチル。
    ラストはちょっとモヤモヤしたけど、一応ハッピーエンドなのかな。

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    2016年09月30日
  • 偽恋愛小説家

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    単行本でも読んでたのに、忘れてて文庫化になりまた買ってしまった。
    面白いことに前に読んだ内容をまるで覚えてなく
    、何気に面白く読めてしまったので結果オーライ。

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    2016年07月28日
  • そして、何も残らない

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    こじらせた人間関係と、それを割り切る事も忘れる事も出来ない中学時代の元軽音部のメンバー達。
    時が経ち、母校に集められた彼らに起こる事件と過去の精算。

    青春ってのは脳内で歳を取るとやたらと懐かしく美化されてしまうもの。
    10代の頃の無駄に肥大化した自意識と自尊心と言った黒歴史を思い出す、ヒリヒリと痛い物語。

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    2016年07月26日
  • 黒猫の刹那あるいは卒論指導

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     文庫版では2作目だけど、探偵役の黒猫とワトソン役の私が学生時代のシリーズ開始前のころの年代のお話し。
     私が読みなれているせいなのか、作者が書き馴れているせいなのか、前作より読みやすい。
     そして美学という観点で謎を解く探偵は魅力的だなぁと思った。
     イケメン。ただし黒猫という男子学生の金の出どころってどこなんだろう。相当裕福な気がする。

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    2016年07月05日
  • 黒猫の遊歩あるいは美学講義

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    エドガーアランポーは全く読んだことがないけど読んでおいたほうがよいのかも。美学的推理?はよくわからないがキャラクターと文体で読めた。シリーズものなのでもう少し読んでみてもいいかも。

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    2016年07月01日
  • 四季彩のサロメまたは背徳の省察

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    黒猫シリーズの作家さん+黒猫シリーズの装画で読んでみたけど、あちらとはだいぶ違ってびっくり。忍先輩豪語するわりには…という感じ。ていうかカラスは彼なんですかい!素敵装丁でした。

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    2016年06月18日
  • 黒猫の遊歩あるいは美学講義

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    2人の会話がよくわからなかった・・・。けど、2人の関係が楽しかったので最後まで読めた上に続きも気になる。

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    2016年06月03日
  • そして、何も残らない

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    ネタバレ

    過去を清算するために廃校になった校舎に集まる元軽音部関連のメンバーたち。なかなかありえないような場所で、久々に復讐かねて演奏しようと集合しましたが、次々とメンバーが以前に作った曲の歌詞と同じように殺されていきます。過去を思い出しながら解決のために頭を巡らしますが、糸口はつかめないままばたばたと倒れていきほんとに誰もいなくなっちゃうんじゃと。正直最後は、手をかけたのは妹だと思ってたので、そうか・・でした。しかしこの道をいくとまた妹に邪魔されそうですが、どうなんでしょう、ナユタが中間に立つんでしょうか。

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    2016年05月26日
  • 花酔いロジック 坂月蝶子の恋と酔察

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    二年がおわるのでこれはあと二作は続くかなー。お酒飲めないので呑まれるという感覚はよくわからないけれど。

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    2016年05月17日
  • ピロウボーイとうずくまる女のいる風景

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    ネタバレ

    どちらかというと黒々とした作品。

    最後の結末は何故かすっきりしないものがある。なんかまだ残っている伏線があるような気がして。

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    2016年05月03日
  • ピロウボーイとうずくまる女のいる風景

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    ピロウボーイってそういうお仕事のことでしたか。いろんな才能がないとできないようで…。今回は政治論、クラシック音楽論までが盛り込まれている。ホテルモーリスが出てきてニヤリ。

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    2016年04月10日
  • 黒猫の遊歩あるいは美学講義

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    美学講義、というタイトルに惹かれて読んでみたのだが、残念ながらあまり得意な作品ではなかった。

    「黒猫」と呼ばれる准教授と同じ大学で助手をしている同級生「私」が日常で出会う謎について、美学談義を含め解いていく。
    ポォの研究者である「私」と「黒猫」の談義は聴いていて確かにおもしろい。しかし世界があまりにも二人だけのものすぎて、置いていかれてしまう読者も居るのではないだろうか。
    また謎と講義を噛み合わせるにしても、ちょっと飛躍というか、無理というか、現実味がないようなものもあって、ごく普通の現代世界を相手にしているはずなのに違和感が否めない。
    「黒猫」と「私」の関係もうまいように進んでいるのかもし

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    2016年04月02日
  • 奥ノ細道・オブ・ザ・デッド

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    1巻完結。
    ゾンビと俳句の融合。日本のわびさびの斬新な表現。話の展開は良くわからんけど、むちゃくちゃを楽しむ作品。

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    2016年03月20日
  • そして、何も残らない

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    読み進めながらアレコレ推測したのですが、『犯人はこうなるの!?』『いや、まさかのこっち??』『でも待てよ…』とぐるぐるしまして、最終的に、私の予想が3回転半くらいでんぐり返ったところが結末となりました…笑。
    青春だなぁ。青いなぁ。若いなぁとしみじみ。

    全部消えてもロックンロールは終わらないぜ。

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    2016年02月12日
  • 黒猫の回帰あるいは千夜航路

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    パリで大規模な交通事故が発生。深夜そのニュースを目にした付き人は、相変わらず連絡のない黒猫の安否が気になっていた。1年前、イタリアで二人の距離が縮まったと感じたのは、勘違いだったのか。互いに研究で多忙な日々を送る中、いつしか声を聞かない時間ばかりが増えていた。そんの時、大学院の後輩戸影から、ペルシャ美学の教授が失踪したと連絡を受ける。黒猫のことが気になりつつ、付き人は謎を追いかけてゆくが……。

    全編愛の話。六話プラスエピローグの連作短編集。懐かしい人々も再登場。美学談義もポオを根底に、ペルシャ美学やワーグナー、演劇にコメディアンとバラエティに富んでいてわりと飲み込みやすい。やっぱり黒猫シリー

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    2016年01月24日
  • 黒猫の接吻あるいは最終講義

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    前作は短篇集の代わりに今回はたった一つの物語を中心として語った。相変わらずな雰囲気が、登場人物の美意識や愛のこだわりが絡み合い過ぎて、逆にストーリー性が蒼白になって様な感じ…

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    2015年12月14日
  • 名探偵だって恋をする

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    ネタバレ

    ライトな謎説きアンソロジー。別に必ずしも恋してない。
    『空蜘蛛』の異色さと落ち着きが際立って魅力的だった。『ローウェル骨董店の事件簿』も落ち着いた文章と人間味ある雰囲気で好感度高い。本編後日談やスピンアウトが多いので新たなシリーズへの出会いもあるかも?

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    2015年11月24日