森晶麿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
美学講義、というタイトルに惹かれて読んでみたのだが、残念ながらあまり得意な作品ではなかった。
「黒猫」と呼ばれる准教授と同じ大学で助手をしている同級生「私」が日常で出会う謎について、美学談義を含め解いていく。
ポォの研究者である「私」と「黒猫」の談義は聴いていて確かにおもしろい。しかし世界があまりにも二人だけのものすぎて、置いていかれてしまう読者も居るのではないだろうか。
また謎と講義を噛み合わせるにしても、ちょっと飛躍というか、無理というか、現実味がないようなものもあって、ごく普通の現代世界を相手にしているはずなのに違和感が否めない。
「黒猫」と「私」の関係もうまいように進んでいるのかもし -
- カート
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