山田昌弘のレビュー一覧

  • 「今どきの若者」のリアル

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    意味消費について改めて学べる。何かの役に立ちたいと考えている世代。
    みなまで言うなではなくちゃんと説明を果たすことが重要。つまりアカウンタビリティが重要。
    認められたいけど目立ちたくない心理を持つ。
    ミレニアル世代は努力は影でやることが美学で、勝ち組負け組がはっきり出た時代。Z世代は人前で褒められたくない。努力を、隠す事はカッコ悪いこと。
    失敗しても立ち向かう人に燃える。

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    2025年01月05日
  • モテる構造 ──男と女の社会学

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    ジェンダー論・性差の非対称性の感情に焦点を当てている本書。モテるためのノウハウ本ではない(!)

    「男らしさ・女らしさ」について多角的な視点からアプローチし、データを基に「モテる男・モテない男」「モテる女・モテない女」について、その背景や理由について考察している。

    『自分が何者であるのかを知る為、自分の居場所を確立する為、自分が男・女であると確信したい為にも「男・女らしさ」の規範を利用するのである』というニュアンスのことが書かれており、男も女も理論ではなく感情でそれぞれの「生きづらさ」を生じさせてしまっている可能性を感じた。

    やはり男と女は(いい意味で)違う生き物なので相手を理解・共感する

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    2024年12月06日
  • パラサイト難婚社会

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    大部分は、いままで何回も論じられている家族学の総集編という感じの内容だが、私的には2つ面白いと思うところがあった。
    1つ目は、現代の社会は結婚に限らず、メリトクラシー(能力業績主義)のようにみえて、実はアリストクラシー(身分社会 貴族社会)に回帰しているという主張。これは、格差の再生産という文脈で語られることも多いが、実感としてもその通りだと感じる。それに関連して、中流階級から落ちないために都市部の中受戦争が激しくなっているという現象も納得感があった。
    もう1つは、結婚は相手の人生にコミットすること、という話。コミットは最初から完全にできるわけではないとは思うが、結婚後の色々なイベントを乗り越

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    2024年11月29日
  • 「今どきの若者」のリアル

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    山田昌弘さんが編者で、16人がそれぞれの議題について書いている

    面白いものもあり、眠くなる内容のものもあり、、、

    金間大介さんの章が最も興味深かった

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    2024年07月11日
  • 「今どきの若者」のリアル

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    15章、16章が特に面白かった。
    章によってはデータ紹介に終始して提案がなかったり、因果関係の分析が短絡的だったりという印象。

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    2024年05月11日
  • 底辺への競争 格差放置社会ニッポンの末路

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    2024年でも(2017年発行)とりあえず現状把握に適した本。新書一冊で社会を把握し、解決策を授けるなんて事は無理な話で、自分自身の“今後”を考えるキッカケになればと思う程度に読んでみれば短絡的思考に向かわなくて済むのではないでしょうか

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    2024年03月18日
  • 「今どきの若者」のリアル

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    地方のそれなりの都市は、生活しやすいが、国立大学を卒業すると県庁や地方銀行以外の大企業は少ない。やはり、外に出ないと大企業はない。

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    2024年03月09日
  • 希望格差社会――「負け組」の絶望感が日本を引き裂く

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    データに基づいた分析は的確で、20年ほど前のものだが、正に予言のごとく、格差の増大、未婚・離婚の増大・少子化…などその通りの社会になっている。
    ただ、基本的に高度経済成長期の日本社会-サラリーマン専業主婦家庭、1億総中流社会-を安定した「良い」時代のように記載し、その前提が崩れた現代社会をリスクのある不安定な危険な社会という論調には違和感を覚えた。
    能力、やる気、努力の有無など人によって千差万別だし、企業は営利団体なのだから能力の有無によって地位や報酬に差異を設けるのは合理的。
    寧ろ高度経済成長期に能力に関わらず全員を正社員として採用して保護して仕事の出来に関わらず年功序列で給与を上げたから成

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    2024年03月11日
  • 「今どきの若者」のリアル

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     多岐にわたって若者(本書ではZ世代)の実態をまとめた本。団塊、バブル世代は経済成長を実感した世代であるため、冒険心が強い。一方、生まれたときから不況を経験するゆとり、Z世代は、上記の世代と異なり、チャレンジ精神はさほど強くなく、保守的な傾向という指摘は、世代間の思考を読み取るのに重要なポイントである。また、このような世代間の違いから、漫画等の娯楽の描写が変化することも面白い。本書によると、Z世代は他者とのつながりを重視するという。

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    2024年01月28日
  • 「今どきの若者」のリアル

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    とても面白かった。

    しかしセックス中に身体中に痣ができるほど痛めつけられても日本人よりも韓国人男性が好きという女性が、韓流にのめり込む今どきの若者のリアルとして取り上げられていることにものすごい違和感と嫌悪感。
    あまりにもバカにし過ぎ。

    他にもタイトル無視のようなただ政治状況を批判するだけの項目もあり、その点は無駄だったのでこの評価。

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    2024年01月17日
  • 「今どきの若者」のリアル

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    Z世代の恋愛、仕事感、仲間関係、推しなどを様々な著者の視点から解説

    ネットやSNSを通じてゆるくつながる人間関係
    タイパなどで、オチや結末を知ることで無駄なことを省く
    今の若者は本を読まなくなったというけど、昔から変わらない

    かっては私も若者だったし、時間が経てば老害になるかもしれない。
    いつの時代もこれからの時代を作るのは若者だし、かって若者だった自分たちもなんだかんだで存在してると思えば、時代も彼らに合わせて最適化されていくのだろうと思う。

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    2023年12月30日
  • 「今どきの若者」のリアル

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    <目次>
    第1章  Z世代はなぜ「イミ(意味)消費」に向かうのか?ー牛窪恵
    第2章  世代間対立に潜む「正義の独善」ー萱野稔人
    第3章  マッチングアプリと恋愛コスパ主義ー山田昌弘
    第4章  「みなまで言うな」は通じないー山口航
    第5章  認められたいけど目立ちたくない~複雑な承認欲求の謎ー金間大介
    第6章  「無敵の人」を生まないためにできることー阿部真大
    第7章  政府公表「自殺者減少」は真実かー末木新
    第8章  差別と偏見に苦しむヤングケアラーー濱島淑恵
    第9章  若手社員が辞めない職場とはー古屋星斗
    第10章  「若者の本離れ」というウソー飯田一史
    第11章  「言葉の転換期」で格闘す

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    2023年12月15日
  • 「今どきの若者」のリアル

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    ネタバレ

    まぁ普通かな。

    35歳の自分がいわゆるゆとり世代における最初の世代とは知らなかった。ロスジェネ世代、草食系世代、ゆとり世代、Z世代。次の世代はなんと呼ばれるのだろう。

    今年起こった狛江の事件や銀座の事件なども書かれていてタイムリーな本と感じた。

    歌舞伎町の立ちんぼやら以前は考えられなかった現象が次々に起こっている。若い世代と呼ばれる世代の実情を垣間見ることができたのは収穫。

    毎日職場で12歳から18歳の生徒を教える立場上こういった本に目を通すのは有意義だと感じる。

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    2023年11月26日
  • 「今どきの若者」のリアル

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    デジタル時代の若者に焦点を当てたこの書籍は、Z世代の独特な価値観や生き方を興味深く解説していました。推し活動や消費行動など、彼らの日常から日本の将来を考察する点が特に面白かったです。

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    2023年11月21日
  • 新型格差社会

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    コロナ禍の中で際立ってきた格差について論じた本だが、目新しいところは少なかった。塾などに子供を通わせられる家庭とそうでない家庭などの教育格差や、仕事でリモートできる職業と、そうでない職業の間の仕事格差などについて論じているが、読まなくても知っていたり、感じていたりすることが多かった。

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    2023年06月14日
  • パラサイト社会のゆくえ――データで読み解く日本の家族

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    この本のキモは、1998年を境に社会の構造に変化があり、これまで親と同居してリッチな独身生活を謳歌しているとされたパラサイト・シングルが、リッチでもなく独立して暮らせない生活困窮者と定義付けが変わったということである。
    その理由を探るために社会変化を可視化し推考しているが、多くが原因を当事者に求めている結果、社会がなぜそのように変化したのかへの記述が少なく、なんだかなぁという思いが残る読後感となった。

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    2023年05月06日
  • なぜ若者は保守化したのか 希望を奪い続ける日本社会の真実

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    どうもそこかしこに腑に落ちない部分があって、なぜなんだろうかと考えていたんだけど、この著者の他の本も含めての印象として、元々が教員養成系大学の先生がする発想なんだろうなと思った。というのも教育を現実がたとえそうであっても、将来の職業につながる流れの中で考えており、大学院は教員養成のためのシステムととらえている記述もある。現実がそうなんだからそれに合わせるのが現実的であるという発想の一方で、こういう現実だと先がないと述べるのだが、その分析も解法も国内制度だけで論じていて、海外比較する際の海外の制度がどのようなもので、それが適用できない原因はなにかなど比較検討する事はない。あくまでも現状を変革して

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    2023年05月02日
  • 新型格差社会

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    新しい発見があったというよりは、新型コロナウイルスが大流行していた頃を思い出すような内容。
    教育格差と地域格差は確かに感じる。

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    2023年04月20日
  • なぜ日本は若者に冷酷なのか―そして下降移動社会が到来する

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    2023年に読んで発行年2013年が描く社会の変化を“確認”したのだが、社会ってものは自然とそうなっているわけでなく、それを選択した結果の姿なわけで、13年の選択が変わらずにそのまま23年の社会を作り続けている。
    つまりその間に我々は社会の、制度の、思考の変化を望まず、結果として予想されたジリ貧状態を突き進んでいるわけである。
    こういう読み方をして世の中を振り返る読書というのもある。

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    2023年04月17日
  • 新型格差社会

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    日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?は面白かったが、この本は格差拡大に関する昨今言われてきたことをまとめなおしているだけ?なので、私的には学びは少なかった。日本社会の格差拡大について幅広く知りたい人にはおすすめ。
    ただ、やや言い過ぎている感じもありやなしや。

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    2023年03月01日