山田昌弘のレビュー一覧
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日本の少子化は毎年進んでおり、深刻さを増している。直近の統計では合計特殊出生率は1.15であり、本書が書かれた年から更に低下している。合計特殊出生率とは、ひとりの女性が一生の間に産む子どもの数の平均を推定した指標である。更に具体的に言うなら、その年の15歳から49歳までの女性の年齢別の出生数を合計して算出される指標となっている。因みに、人口が増えも減りもしないラインを人口置換水準と言うが、これが2.07人であるから、1.15人と言う数値は明らかに人口が減少する方向にあることを示している。これを更に出生数で表すと66.8万となり、第一次ベビーブーム(1949年)の270万人の4分の1、第二次ベビ
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格差拡大の割には、生活実感面調査などで、あまり苦しくなってはいなかったという結果が興味深い。
筆者は、趣味などに目を向け、心を満たす手段がインターネット等で増えたことを要因としてあげている。
おそらく、日本経済の悪化が、デフレのため、所得が増えなくても、なんとか生活が持続的にできてきたことが真の要因ではないだろうか(茹でカエル化現象)。
ここにきて、インフレ、外国人労働者の増加など、環境の変化を肌感で感じることが増えている。
これから、格差や貧困化が顕現された問題として噴出していくのではないだろうか?
日本の江戸時代文化化という仮説は面白い視点だと思った。 -
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⚫︎安宿緑(やすやどみどり)氏による「韓国人男性に惹かれる日本人女性」と言うコラムが印象的。
兵役していて体ができている、平均身長が高い、女性に優しいというところから入って、実際結婚してみたらエス的なところがある人だったりトラブルもあるらしい。家父長制度のせいで夫の実家から干渉されることも多い。
日本での女性の地位の低さ、男性のマウント気質を考えると、優しい。韓国の男性に惹かれるのは無理もないと女性側から見ると思う。
韓国だから良いのではなく、各個人の性格をよく見て選びたいところだ。
⚫︎中村敦彦氏の「カラダを売らざるを得ないZ世代」もわかりやすい。
そもそもいったんレールから外れた女性 -
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ネタバレ人生相談案内は昔から新聞を読むときは必ず目を通していたが、相談に答える人の立場からの本というのもなかなか面白い。ネットの人生相談でみんな匿名で適当に考えたまま感じたままを書き散らしているのとは全然違うのがよくわかる。答えを書くために事前にいろいろな資料に目を通したり、気を遣いながら答えているのだね。
最近の相談トレンドというのがよくわかる本なので、面白く読めた。
個人的に印象的だったのは「夫が女装趣味、気持ち悪くて仕方ない。どうしたらいいのか」という相談。50代の妻からだったか・・・。自分がその妻ならどうするか、というのを考えるのがおもしろい。(いや悩んでる方は深刻な問題なのだが)
最近は昔の -
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ジェンダー論・性差の非対称性の感情に焦点を当てている本書。モテるためのノウハウ本ではない(!)
「男らしさ・女らしさ」について多角的な視点からアプローチし、データを基に「モテる男・モテない男」「モテる女・モテない女」について、その背景や理由について考察している。
『自分が何者であるのかを知る為、自分の居場所を確立する為、自分が男・女であると確信したい為にも「男・女らしさ」の規範を利用するのである』というニュアンスのことが書かれており、男も女も理論ではなく感情でそれぞれの「生きづらさ」を生じさせてしまっている可能性を感じた。
やはり男と女は(いい意味で)違う生き物なので相手を理解・共感する -
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大部分は、いままで何回も論じられている家族学の総集編という感じの内容だが、私的には2つ面白いと思うところがあった。
1つ目は、現代の社会は結婚に限らず、メリトクラシー(能力業績主義)のようにみえて、実はアリストクラシー(身分社会 貴族社会)に回帰しているという主張。これは、格差の再生産という文脈で語られることも多いが、実感としてもその通りだと感じる。それに関連して、中流階級から落ちないために都市部の中受戦争が激しくなっているという現象も納得感があった。
もう1つは、結婚は相手の人生にコミットすること、という話。コミットは最初から完全にできるわけではないとは思うが、結婚後の色々なイベントを乗り越 -
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データに基づいた分析は的確で、20年ほど前のものだが、正に予言のごとく、格差の増大、未婚・離婚の増大・少子化…などその通りの社会になっている。
ただ、基本的に高度経済成長期の日本社会-サラリーマン専業主婦家庭、1億総中流社会-を安定した「良い」時代のように記載し、その前提が崩れた現代社会をリスクのある不安定な危険な社会という論調には違和感を覚えた。
能力、やる気、努力の有無など人によって千差万別だし、企業は営利団体なのだから能力の有無によって地位や報酬に差異を設けるのは合理的。
寧ろ高度経済成長期に能力に関わらず全員を正社員として採用して保護して仕事の出来に関わらず年功序列で給与を上げたから成