感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年03月17日
16名が十六章にわたってZ世代の一面を論じている本。
一章、二章、五章、十章、十五章が特に興味深く、面白かった。
十二章はZ世代についてというより、ごくごく一部の女性を面白おかしく刺激的に取り上げているだけで不快でした。書いた人の経歴でお察ししました。
一章の草食世代、ゆとり世代、Z世代それぞれの...続きを読む特徴を書いた表はどの部分も当てはまるけれど、より当てはまるのはやはり自分の世代で納得できた。
二章、高齢者VS若者の図になってしまうのはどの時代も同じで、特に今は世代間格差がはっきりと存在し、その傾向は強い。
政府は事実を受け止め老人の票ばかりを気にするのでなく、未来のことを考え再分配でなく経済成長を取るべきとあった。耳障りがいいし選挙があるから高齢者に手厚くばかりになっちゃいそうだけどね…
『そもそも少子化という現象は人口動態という大きな歴史的な動きの中で生じている現象であり、特定の世代の責任に帰すことができるようなものではない。』上記は無意味にお年寄り全体へ敵対心を抱いたとき思い出したい。
五章、テスト勉強やってないよ!ではなくめっちゃやったよ笑 になるの、わかる。努力アピしてるんじゃなくて、努力を隠すのはいやらしいしかっこ悪いから。でも笑が大事なのもわかる。
一〇章、若者が本離れしてないどころか昔より読むようになっているとわかった。
簡単な文しか読みたくなくて古典文学とかも読んだ方がいいと思っていた。そしたら自分に合った本の方が語彙が増え、読解力も高まるとあって、無理せず面白そうだと思う本を読もうと思った。
十五章、SNSに載せるような特別なイベントだけでなく、取るに足らない日常のエピソードを大事にしたいと思った。
これからどんな若者がどういう時代を築くか少しだけわかったような気がして不安が減った。もう若くないけど、若者にいろいろ共感できて嬉しかった。
Posted by ブクログ 2023年12月21日
16の視点、切り口から今の若者を分析した一冊。
違った視点で捉えることで考え方の幅が広がった。
どの執筆者の方も批判的ではなく建設的な論調だったので、読んでいて気持ち良かった。
Posted by ブクログ 2024年01月28日
多岐にわたって若者(本書ではZ世代)の実態をまとめた本。団塊、バブル世代は経済成長を実感した世代であるため、冒険心が強い。一方、生まれたときから不況を経験するゆとり、Z世代は、上記の世代と異なり、チャレンジ精神はさほど強くなく、保守的な傾向という指摘は、世代間の思考を読み取るのに重要なポイントであ...続きを読むる。また、このような世代間の違いから、漫画等の娯楽の描写が変化することも面白い。本書によると、Z世代は他者とのつながりを重視するという。
Posted by ブクログ 2024年01月17日
とても面白かった。
しかしセックス中に身体中に痣ができるほど痛めつけられても日本人よりも韓国人男性が好きという女性が、韓流にのめり込む今どきの若者のリアルとして取り上げられていることにものすごい違和感と嫌悪感。
あまりにもバカにし過ぎ。
他にもタイトル無視のようなただ政治状況を批判するだけの項目...続きを読むもあり、その点は無駄だったのでこの評価。
Posted by ブクログ 2024年01月13日
人によって内容の質にバラつきがある。現代の日本の問題は一通り網羅されているので、気になった章に関連する書籍を読んだり勉強したりする入門にはちょうどいいかも。
Posted by ブクログ 2023年12月30日
Z世代の恋愛、仕事感、仲間関係、推しなどを様々な著者の視点から解説
ネットやSNSを通じてゆるくつながる人間関係
タイパなどで、オチや結末を知ることで無駄なことを省く
今の若者は本を読まなくなったというけど、昔から変わらない
かっては私も若者だったし、時間が経てば老害になるかもしれない。
いつの...続きを読む時代もこれからの時代を作るのは若者だし、かって若者だった自分たちもなんだかんだで存在してると思えば、時代も彼らに合わせて最適化されていくのだろうと思う。
Posted by ブクログ 2023年12月15日
<目次>
第1章 Z世代はなぜ「イミ(意味)消費」に向かうのか?ー牛窪恵
第2章 世代間対立に潜む「正義の独善」ー萱野稔人
第3章 マッチングアプリと恋愛コスパ主義ー山田昌弘
第4章 「みなまで言うな」は通じないー山口航
第5章 認められたいけど目立ちたくない~複雑な承認欲求の謎ー金間大介...続きを読む
第6章 「無敵の人」を生まないためにできることー阿部真大
第7章 政府公表「自殺者減少」は真実かー末木新
第8章 差別と偏見に苦しむヤングケアラーー濱島淑恵
第9章 若手社員が辞めない職場とはー古屋星斗
第10章 「若者の本離れ」というウソー飯田一史
第11章 「言葉の転換期」で格闘するわかものたちーひきたよしあき
第12章 韓国人男性に惹かれる日本人女性ー安宿緑
第13章 カラダを売らざるをえないZ世代ー中村淳彦
第14章 「推し」が出るならテレビを観るー道満綾香
第15章 『古見さんは、コミュ症です。』に見る、イベント化した日常世界ー谷川嘉浩
第16章 地域間格差と若者の希望ー轡田竜蔵
<内容>
若手社会学者による、現代のZ世代を中心とする「若者」の行動を分析した論集。やや短いので、飲み込みにくい者も。自分の学校の生徒を思い出しながら読んでいた。やや納得…。
Posted by ブクログ 2023年11月26日
まぁ普通かな。
35歳の自分がいわゆるゆとり世代における最初の世代とは知らなかった。ロスジェネ世代、草食系世代、ゆとり世代、Z世代。次の世代はなんと呼ばれるのだろう。
今年起こった狛江の事件や銀座の事件なども書かれていてタイムリーな本と感じた。
歌舞伎町の立ちんぼやら以前は考えられなかった現象...続きを読むが次々に起こっている。若い世代と呼ばれる世代の実情を垣間見ることができたのは収穫。
毎日職場で12歳から18歳の生徒を教える立場上こういった本に目を通すのは有意義だと感じる。