豊島ミホのレビュー一覧

  • 初恋素描帖
    浅野いにお×豊島ミホ

    そりゃ買わねばな、と。

    ものすごく若かりし頃の気持ちにさせてくれた。
    まさに思春期まっさかり。
    私がこのクラスに居たとすれば、多分、森和也くんに恋するんだろな。

    あと、浅野いにおの描く女の子はやっぱり凄くカワイイ。どんな子でもカワイイ。
  • やさぐれるには、まだ早い!
    所々、激しく共感しつつ読み終えました。
    彼女のエッセイなら、連載とか毎回読んじゃうな(苦笑)

    世代が近いので余計にそう感じるのかもしれません。
    楽しかったです。

    ただ、やっぱり私は東京には住みたくないな(笑)
  • 夏が僕を抱く
    よく漫画とかこういった小説で幼馴染が登場するが、自分に子供の頃から知っていて今も付き合いのある友達というのが居ないのでファンタジーのような気がする。そういう存在に憧れるのだがこういうものは努力でどうなるものでもないからなぁ。正直羨ましいかも・・・。読後、綿矢りささんの解説読んで吃驚。この人、いつもで...続きを読む
  • 神田川デイズ
    やっぱり豊島ミホ好き。日常の中にある絶望、自己嫌悪、投げやりな気持ちがぷんぷんで、もういやんなっちゃうよって感じなのに、やっぱりなんかがんばろ、私だって捨てたもんじゃない…かな…?って登場人物皆が希望を見つける。それぞれ自分らしく前を向き直す姿がなんだかやたらと清々しくて青春だなと感じてしまう。読ん...続きを読む
  • 夏が僕を抱く
    表題にもありましたが、幼馴染っていいなあって思える作品です。
    自分に異性の幼馴染がいたらって思う気持ちもわかります。

    短篇集なので、読み易く、色々なドラマがあった面白かったです。
  • 底辺女子高生
    豊島さんの高校時代を綴った実話。
    勉強ができ 進学校と言われる高校に
    すすんだけど 保健室登校、家出、
    同級生から遅れての 1人卒業式。
    いろんなエピソード満載で おもしろかったです。
    高校時代に読んでたら もっと共感できたんだろうなぁ。
  • 底辺女子高生
    ネガティブスイッチ入り過ぎの感じが笑えもするし、共感もできる。
    高校時代の何とも言えない、モラトリアムとか焦燥感とか思い出した。
    読んでると何だか元気出た。
  • 初恋素描帖
    私の好きな群像劇。
    中学生の恋に関わるワンシーンを切りとって集めたもの。

    痛々しさももどかしさも甘さも幼さも大人びた感じも詰まっているけど、ざくっと爽やかな印象。

    豊島ミホ、また復帰してくれないかな
  • 夏が僕を抱く
    幼なじみの恋愛を描いた6つの短篇。
    上手いですね。人物にしろ背景にしろ、直接的な表現を多用する事無く、ごく自然にきっちり描き出していきます。
    燃える様な恋ではありません。登場する男たちは皆イイオトコでは無いし、幼馴染ですから突然燃え上がるようなものも無い。どの作品も「愛おしさ」という言葉が似合います...続きを読む
  • 夜の朝顔
    『やさぐれるには、まだ早い!』
    を読んでから、
    なんだか使命感に駆られて購入しました。苦笑


    小学校のお話。
    だけど、
    ほんわかしてるものぢゃなくて
    意外と小学校って空間は
    無邪気なものぢゃなかったのを思い出しました。

    兄弟、
    いじめ、
    友達、
    恋心。



    どこか少し冷...続きを読む
  • 底辺女子高生
    豊島ミホさんの高校時代をつづったエッセイ。
    キュンキュンきらきらな高校生活のお話を描いている人なので、自分の実体験なのかと思いきや意外な高校生活だったんだな、と。
    でも共感する部分がとても多くて、卒業式の下りで一緒に泣いてしまった。
    私も「生きなきゃなぁ」と改めて実感してしまいました。
  • 神田川デイズ
    おもしろかった。
    みんな、表面では悩みなんて無さそうに、楽しそうに繕ってるけどその実、必死に自分に言い聞かせりしている。
    淡々としてるのにがむしゃらに出来たり、若いっていいー
  • 夜の朝顔
    自分は小学生の頃の記憶があまりないが、なんとなくめんどくさくて、でも一生懸命生きている姿は誰しもが共感できる小学生の姿なのだと思った。
    大人が思っているよりも、小学生は大変でめんどくさいものなのだ。
  • 底辺女子高生
    面白かったです。私は秋田県民で作中の高校についても知っていたのでとても共感できました。

    下宿や家出など、底辺というよりある意味すごく楽しそうな高校生活だと思います。
  • やさぐれるには、まだ早い!
    わりあい面白かった。
    小説書いてる人のエッセイってあんまし面白いと思わなかったんだけど、豊島さんおもろかった。
    とは言え、読み進めるうちに飽きてきて、豊島ミホの小説読みてぇなぁという気になってきたのも事実。
    やはり小説家は小説を書いて欲しいなというのが正直な感想。いや、面白かったんですけどね。
  • ぽろぽろドール
    2012/3/3
    人形にまつわる短編6編。
    「手の中のやわらかな星」と「きみのいない夜には」が好きかな。
    なんとなく自分の居場所を見つけた感じのラストが。
    逆に「僕が人形と眠るまで」は痛々しくてしんどい。
    これが最後に来るのがイジワルだなーと思う。
  • エバーグリーン
    15歳とか、そういう甘酸っぱい年齢での恋に縁がなかったものだから、尚更この爽やかさに憧れる。

    好きになるのにたいした理由なんかなくて、それが恋だと気付いた途端に相手が特別格好良く、すごい才能を持っているヒーローに見えてしまう不思議。

    10年後再会する約束に向けてまっすぐなヒロインが可愛い。
  • 初恋素描帖
    中高と女子校やったので 、こういう感じの、同じクラスで憎まれ口たたいてる男子、でもほんとは好き、みたいな世界はわからない分、憧れで微笑ましいことこの上なし。
    とか言いつつ、気になる人には一層可愛気のない態度をとってしまうけど。
  • 初恋素描帖
    中学生の不器用な恋を、透明な筆致で描く青春群像劇。一人に割かれる頁は少ないが、他者の視点からの描写により、人物の内面と外面を描くことに成功している。偏愛したい一冊!
  • 神田川デイズ
    やっぱり良かった!!
    「センチメンタル病」になるほど共感…
    裏に隠れている感情の描写に、自分の心まで
    見透かされているような気分になった。
    けど、どうにもできない無気力な時に読むとすごく
    背中を押される感じがあるし、支えられる感じがする。