豊島ミホのレビュー一覧

  • やさぐれるには、まだ早い!

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    ネタバレ

    「人はみな悩みながら
     一歩一歩進んでいるのだ
     20歳で作家になった豊島ミホは、
     なぜ東京で恋も仕事も失い、
     いま、どのように再スタートをきろうとしているのか。」

    文庫も購入。
    なので我が家には、2冊!苦笑

    だって、
    書きおろしがあるってゆーんだもん、
    買ってしまうよー!

    L25に連載されていたエッセイ集。
    きっと、
    L25を読んでいるひとは
    電車の中とか
    帰り道で疲れているひともいると思うから。
    お喋りに夢中で
    ふっと疲れてるのを忘れてしまうようにと
    描かれていたようです。

    確かに、
    学生時代や
    初恋
    忘れかけてるようなものや

    身近

    0
    2012年08月17日
  • 底辺女子高生

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    まさに現役の女子高生なので、共感できるとこが多々ありました。

    一章ごと、出だしは笑い話みたいな感じなのに、しめは心にグッとくる言葉が多く、なんか読みながら泣きそうになりましたぁ。

    いつか、今の自分に大丈夫、って優しく言える日が来てほしいなー

    0
    2012年05月27日
  • エバーグリーン

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    今まで読んだ豊島ミホのなかで一番いい。青春きらっきら小説。文章がみずみずしい。
    表紙が谷川さんて時点で読むしかない。

    0
    2012年04月22日
  • 底辺女子高生

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    すごく共感できる。
    別に何か特別な事があったんじゃない
    いじめられてるってわけでもない
    だからって毎日が満たされてるわけでもない

    そんな多感な時期を細かく書いている
    エッセイでした。

    10代のうちに読んでおいてよかった。

    0
    2012年03月14日
  • やさぐれるには、まだ早い!

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    マネキンの話が好き。
    自分と重なる部分が多いから、なんとなく思っていたことを豊島さんが言葉にしてくれているようで、読んでいて嬉しい。
    料理に対する考えが変わったきっかけが気になった。

    0
    2013年02月26日
  • 夜の朝顔

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    「小学校のアルバム」そのものだった。
    なんでこんなやるせない気持になるのかな、と考えてた。
    小学生の頃や中学生の頃の
    なんともいえない苦い思い出が蘇ってくる。
    私の記憶には、誘拐されるような女の子もいなかったし
    フィリピン人の母親を持つ友達もいなかったし
    教師に淡い恋なんかもいだかなかったはずなのに
    まるで自分が当時の中にいるような気がして苦しくなった。

    0
    2012年02月04日
  • 夜の朝顔

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    豊島ミホさんに出会うきっかけとなった本
    女の子の世界がとてもリアルで
    小学生時代を思い出しました
    豊島ミホさんの作品の中で一番好きな本です

    0
    2012年01月18日
  • やさぐれるには、まだ早い!

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    おもしろかったー!
    豊島さんの作品は「檸檬のころ」に続いて2冊目でしたが、
    何気ない日常の風景、生活の描写にあれ程背中を押されるとは思いませんでした・・・
    いい本に出会えて良かった・・・!
    豊島さんの作品をもっと読みたい!

    0
    2012年01月06日
  • エバーグリーン

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    ネタバレ

    高校時代、この作品の一部が模試の小説の問題になってました。引用された箇所が、青春!って感じで、ついにやにやしてしまったのを覚えています。
    物語はミュージシャンを目指す男の子と漫画家になりたい女の子の二人の視点で語られます。二人は中学時代に仲良くなり、卒業した時にある約束をして月日が流れます。
    二人がどんな大人になったか、夢はどうなったのか……ぜひ見届けてほしいです。
    時間が経つと、色々と変わってしまったり、現実を知ってしまったりするものですよね……

    0
    2014年12月31日
  • やさぐれるには、まだ早い!

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    やっぱり豊島ミホがすきだよ。
    高校の時からずっとつかず離れず私のそばにいた豊島ミホ。
    休業宣言耳にした時はまたやらかしたな、すぐ帰ってきちゃうくせに、って思ってた。
    でもこれ読んで、もーいーよ、あなたらしく生きてよって思った。

    普通なら妥協したり誤魔化して生きるのに、
    豊島ミホはそれをしない、できない。
    驚くほど不器用で、信じられないくらいまっすぐだ。
    なんて人なんだろうなあ。
    やっぱり、豊島ミホ。

    0
    2013年01月09日
  • エバーグリーン

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    タイトルとジャケットが
    気になって読んだ一冊。
    私が豊島ミホにはまる
    きっかけになりました。

    初恋は玉砕したり
    苦かったりという
    イメージを覆し、
    初恋はいつまでも
    甘酸っぱさを残して
    思い出になるんだなあと
    妙に納得しました 笑

    0
    2011年12月19日
  • 初恋素描帖

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    なんだか涙が出る。
    切なくて、愛しい時間。
    自分はどうだったのかなぁ。あんまり向き合いたくないなぁ。
    中学生になると、「○○君が好き」「××ちゃんが好き」って簡単に言えなくなる。羞恥心とか、自尊心とか。

    色んな人間がたくさんいる、学校って妙な空間だったんだなぁ

    1
    2012年02月04日
  • ぽろぽろドール

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    人形は人間が作るから、作るのに、その人間は人形に及ばなくて、人形って不思議なものだと感じました。
    人形にまつわる短編集ではあるけれども、かえって人間の感情が繊細に表れているような気がしました。

    0
    2011年09月11日
  • エバーグリーン

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    文庫が3月発売だったのですが、
    うめまつりの部分がすごくリアルでよかった。
    凄くいい作品だと思う

    0
    2011年08月27日
  • 神田川デイズ

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    ネタバレ

    「もやもや大学生に贈る」っちゅうかんじでした。短編。だけど、ひとつの大きな大学のなかでの話ですな。だからどっかしら繋がっている。
    どれもこれも共感しながらよみすすめました。
    飾っていない感じが生っぽくていいなあと思った。
    いろんなタイプの人間がどっさりでてきて、こういう人大学にいるよなあ、と度々思えた。
    すらすら読める本ですな。

    所々にでてくる、おっと思えることばえらびもちょいちょいあって素敵。

    それから作者のあとがきを読んで、また読もうと思える作品。「選ばれる」と「選ぶ」ね。なるほどなあ、と。

    とにかく大学生のうちに読めて良かったと思えた。でも大学出てからのほうが案外、グッとくるものが

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    2011年08月04日
  • ぽろぽろドール

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    喪女の思いを描くことにかけては他の追随を許さない作家、豊島ミホの「人形」をモチーフにした短編集。装丁の美しさ、美しくも残酷なストーリー、どれをとっても素晴らしく、何度も読み返したくなる作品。

    特に「手のひらの中のやわらかな星」、「サナギのままで」が切なくて泣けた。

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    2011年06月20日
  • 夜の朝顔

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    子供は元気で明るくて能天気で誰とでもすぐに仲良くなれる、
    わけじゃない。いつでも楽しいわけじゃない。
    心の中でおとなの様子をみながら葛藤して
    友達の中での自分の立場ってもので葛藤して、
    ほんとーに色々なことを考えながら成長しているんだ。
    その考えていることはおとなからしてみれば驚くほど
    ちっぽけなことなんだけど、子供にとってはほんとーに
    重大なことなんだ。ということをしみじみ思いだしながら
    読んだ。豊島さんのこの青少年少女の心をあらわす物語は
    本当に秀逸だと思う。自分の忘れていた子供時代の
    甘酸っぱいような苦いような気持ちを思い出した。

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    2011年06月03日
  • エバーグリーン

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     アヤコは、中学校では目立たない少女だった。こっそりと少女マンガを描きながら、オタクな友達と一緒に、教室の隅のほうでマンガの話で盛り上がっていたけれど、自分の描くものに全然自信なんてなかった。同じクラスの男子・シンはバンドでギターを弾いていて、いつか有名ミュージシャンになるという夢を抱いていた。
     アヤコの目に、シンはきらきらと輝いて見えた。その歌には力があって、アヤコはシンなら夢をかなえることができると信じた。その応援に力を得て、シンもまた自分の可能性を信じた。
     十年後にここで会おう。そのときは、シンは有名ミュージシャン。アヤコは漫画家。卒業式の日、そう約束した二人。
     そして時は流れて、

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    2011年04月09日
  • 神田川デイズ

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    初めて手に取った作家さんだったけど、なんだろうか、意外と好き。
    若干哀愁漂いつつも底の方に力強さみたいなものを感じた。
    他の作品もぜひ読みたい。

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    2010年12月24日
  • エバーグリーン

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    10年後に男女が再会を約束して、という古典的な枠組みを豊島さんらしく料理。その約束の日に向かっての最後の二ヶ月間の二人の日々が描かれています。その二ヶ月に二人がじわじわっと成長していくところが良かったです。主人公の女の子が、自分の作品の締めくくりをきちんと告げられるところ、とか、男の子が奈月さんに怒られて反省するところとか。記憶と想像力で人と人の距離は埋まっていくはずだ、という豊島さんの信念がしっかり形になっています。彼女のこれまでの作品の中で一番大好きです。

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    2011年09月25日