豊島ミホのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「人はみな悩みながら
一歩一歩進んでいるのだ
20歳で作家になった豊島ミホは、
なぜ東京で恋も仕事も失い、
いま、どのように再スタートをきろうとしているのか。」
文庫も購入。
なので我が家には、2冊!苦笑
だって、
書きおろしがあるってゆーんだもん、
買ってしまうよー!
L25に連載されていたエッセイ集。
きっと、
L25を読んでいるひとは
電車の中とか
帰り道で疲れているひともいると思うから。
お喋りに夢中で
ふっと疲れてるのを忘れてしまうようにと
描かれていたようです。
確かに、
学生時代や
初恋
忘れかけてるようなものや
身近 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「もやもや大学生に贈る」っちゅうかんじでした。短編。だけど、ひとつの大きな大学のなかでの話ですな。だからどっかしら繋がっている。
どれもこれも共感しながらよみすすめました。
飾っていない感じが生っぽくていいなあと思った。
いろんなタイプの人間がどっさりでてきて、こういう人大学にいるよなあ、と度々思えた。
すらすら読める本ですな。
所々にでてくる、おっと思えることばえらびもちょいちょいあって素敵。
それから作者のあとがきを読んで、また読もうと思える作品。「選ばれる」と「選ぶ」ね。なるほどなあ、と。
とにかく大学生のうちに読めて良かったと思えた。でも大学出てからのほうが案外、グッとくるものが -
Posted by ブクログ
子供は元気で明るくて能天気で誰とでもすぐに仲良くなれる、
わけじゃない。いつでも楽しいわけじゃない。
心の中でおとなの様子をみながら葛藤して
友達の中での自分の立場ってもので葛藤して、
ほんとーに色々なことを考えながら成長しているんだ。
その考えていることはおとなからしてみれば驚くほど
ちっぽけなことなんだけど、子供にとってはほんとーに
重大なことなんだ。ということをしみじみ思いだしながら
読んだ。豊島さんのこの青少年少女の心をあらわす物語は
本当に秀逸だと思う。自分の忘れていた子供時代の
甘酸っぱいような苦いような気持ちを思い出した。 -
Posted by ブクログ
アヤコは、中学校では目立たない少女だった。こっそりと少女マンガを描きながら、オタクな友達と一緒に、教室の隅のほうでマンガの話で盛り上がっていたけれど、自分の描くものに全然自信なんてなかった。同じクラスの男子・シンはバンドでギターを弾いていて、いつか有名ミュージシャンになるという夢を抱いていた。
アヤコの目に、シンはきらきらと輝いて見えた。その歌には力があって、アヤコはシンなら夢をかなえることができると信じた。その応援に力を得て、シンもまた自分の可能性を信じた。
十年後にここで会おう。そのときは、シンは有名ミュージシャン。アヤコは漫画家。卒業式の日、そう約束した二人。
そして時は流れて、