豊島ミホのレビュー一覧

  • やさぐれるには、まだ早い!
    再読ですけれどもね…いや、単行本の方は読んでいたんですけれども、今回、文庫化もされているということで読んでみました…

    僕と著者は性器の差こそあれど同じ人間…著者の類稀なる文章センスに脱帽しました…!!

    とは言い条、脱帽なんてしてませんけれどもね。 ←え??

    さすがに言い過ぎました…だけれども、...続きを読む
  • 神田川デイズ
    大学生活・・・本当はこんなんじゃなかった!と思ってる彼・彼女。抜け出すきっかけ見つけた人、まだ見つからない人、空回りの人、いろんな大学生活、人生。連作短編な感じ。

    初めて読む作家さん。
    それぞれ、もう少し物語を読みたかったので、★4つ
  • 初恋素描帖
    師岡くんの桜の花びらのラブレターを素敵だと思ったけれど、めいちゃんにはあんまり響いてないのがリアル。


    クラスの中のそれぞれの視点を見られるのは、楽しい。中学校ってこんな感じだったかな。
  • 青空チェリー
    表題作「青空チェリー」は“女による女のためのR-18文学賞”第一回読者賞(ネットで公開した応募作品の中から一般の読者が選ぶ賞)を獲得した作品。
    R-18文学賞ができた時に、「青空チェリー」がちょうど公開されていて、ちらっと読んで、何だか気になっていた作品。

    うーんとね。意外とすきです。

    正直、か...続きを読む
  • 花が咲く頃いた君と
    初めて読む作家さんということもあって最初の数ページではずれかなっと思ったが気がつけばのめり込んでいた。あとの話になるにつれて良くなる。
  • リテイク・シックスティーン
    たまたま耳にしたNHK FMのラジオドラマをきっかけに手に取った一冊。自分の16歳は男子校かつ部活一辺倒の生活だったけど、あれから22年経った今読んでも切なさが残る。
  • エバーグリーン
    「10年後の今日、ここで」
    こんな言葉、言ってみたい!きゅんきゅんしました。
    アヤコもシン君もかっこよくかんじました。
    私もクラスメイトも10年後何してるんだろう・・・?
  • 神田川デイズ
     一つの大学を舞台にさまざまな大学生の心情や日常を描いた作品を六編収録した連作短編集

     ここで主人公となる大学生たちは、無気力だったり内気だったり、何かしたいことはあっても具体的にどうしていいかわからずその気持ちを持て余していたりと、いけてない大学生たち、というところがミソです。現役のいけてない方...続きを読む
  • リテイク・シックスティーン
    出だしを少し読んでから読んでみようと買ったのだけど、その出だしの明るい調子のまま物語は終わらなかった。
    日々の生活でも明るい時と暗い時があるのが普通で、そういう意味では現実的な話運び。
    突飛な設定のある孝子がそこに馴染んでいていい。

    引き込まれて、先が気になってどんどん読み進めた。
    大きな事はほと...続きを読む
  • 夜の朝顔
    たしかに自分が小学生の頃、いつも何かに悩んでたな。大人のこともよく見ていたし、何かを感じとってた。親戚が集まるとワクワクしたことも思い出す。


    センリはきっとステキな大人になると思う。
  • 夏が僕を抱く
    幼なじみは不思議な存在だ。兄弟や友人、恋人関係とも異なるが、生涯忘れることができない存在だ。
    そんな幼なじみをテーマに、せつない想いと淡い恋を描いた短編集。雨上がりの水滴が太陽の光でキラキラ輝くような、素敵な物語ばかりである。
    一話読み終わるたびに、幼なじみを懐かしく思い出した。
  • リテイク・シックスティーン
    「あたし、今度は絶対、青春って言える青春を送るんだあ」
    未来から来たというクラスメイトの孝子と主人公の沙織達のストーリー。

    タイムトラベルのお話と思われるかもしれないけど…

    キラキラ、切なくほろ苦い、16歳の高校生活を『檸檬のころ』の豊島ミホさんが描いています。
  • リテイク・シックスティーン
    ほんと、職人芸だよ。
    こんなにも強烈に「豊島ミホにしか書けないもの」なのに。
    なのになのになのに。
    これだけの才がありながら離れていくなんて。
    なんてばかなんだ。なんて豊島ミホらしいんだ。

    私、豊島ミホの目の前であなたが好きだよって叫びたいよ。

    どうせ残るものなんて少ししかないのに。
    せっかく残...続きを読む
  • 夜の朝顔
    13/04/16再読。
    小学生センリ目線の短編集。
    普段誰でも何気なく思ってることを、リアルかつ綺麗にすくいあげていて、豊島さんらしい作品。

    14/10/15再読。
    体の弱い妹、年上の従兄、ハーフの友達。どの短編も良い。どの話も自分が小学生だった時と重ねてしまうとこがある。
  • 花が咲く頃いた君と
    久しぶりの豊島さん。
    少々SF的設定ですが、それはあくまで背景で、本筋は豊島さん得意の青春物語。主人公が勉強ができる上にグラビアアイドル並の容姿での女子高校生と言うのは、今までとちょっと違うかもしれないけれど、生き生きとして、悩み多き青春は如何にも豊島さんという作品です。
    ちょっと中盤がダレている感...続きを読む
  • エバーグリーン
    青春って子供時代だけでは終わらないし、苦いだけではないんだって思った。あと女の人の方がやっぱりちょっと大人びてるなって。これぞ大人流ハッピーエンド。
  • 夏が僕を抱く
    幼なじみをテーマに
    短編小説として書かれていて、
    読みやすい内容でした(・ω・)ノ

    私にも
    幼なじみが小学校まで
    近くに住んでいましたが、
    最近では会わなくなり、
    この小説のように
    偶然の再開をしたいと
    思いました( ´ ▽ ` )ノ
  • リテイク・シックスティーン
    わたしも、16歳の頃楽しかったなぁ。そんなことを思い出しながら読めました。高校生のキラキラが眩しい。
  • 底辺女子高生
    豊島みほがまだ作家だった頃の作品。
    もう作家活動はしないのかな。

    この作品は底辺の女子高生の人を見下す感じがよく書かれている、
    いま流行りの「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」に通じる精神の先取りだったと思う。

    家出が上手くいかないと書いてあるけど、高校生にしてはきちんと貯金してるし、...続きを読む
  • 青空チェリー
    豊島ミホさんのデビュー作。
    「女による女のためのR-18文学賞」読者賞受賞作品。
    明るい顔して泣きそな気持ちがせつない、女の子のための三つのストーリーらしい。
    私は「ハニィ、空が灼けているよ。」が一番好きかな。
    戦争の話なんだけど、昔の話じゃなくて、いまの話。
    主人公の、悲しさを感じないよ...続きを読む