豊島ミホのレビュー一覧

  • 初恋素描帖

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    ネタバレ

    中高と女子校やったので 、こういう感じの、同じクラスで憎まれ口たたいてる男子、でもほんとは好き、みたいな世界はわからない分、憧れで微笑ましいことこの上なし。
    とか言いつつ、気になる人には一層可愛気のない態度をとってしまうけど。

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    2012年06月28日
  • 初恋素描帖

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    中学生の不器用な恋を、透明な筆致で描く青春群像劇。一人に割かれる頁は少ないが、他者の視点からの描写により、人物の内面と外面を描くことに成功している。偏愛したい一冊!

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    2012年02月13日
  • 神田川デイズ

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    やっぱり良かった!!
    「センチメンタル病」になるほど共感…
    裏に隠れている感情の描写に、自分の心まで
    見透かされているような気分になった。
    けど、どうにもできない無気力な時に読むとすごく
    背中を押される感じがあるし、支えられる感じがする。

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    2012年02月01日
  • 初恋素描帖

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    本来あるはずの、クラス人数分の恋がうまくちりばめられて、それぞれの中身もピリリとおもしろかった。
    恋や性にがっぷり四つ、っていうのにはまだ距離がある、中学生って感じが出てて好感持てた。

    ただ細切れに読んだからか、最後の一編がしっくりこなかったというか、よくわからなかった。また後で読んでみよう。

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    2012年01月25日
  • エバーグリーン

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    何が好き、どこが好き、という感想は特になく、全体の雰囲気が好きだなぁって思いました。
    良い所で話が切り替わって、どんどん先が気になって、また読んで。
    何年後かにもう一度読みたいと思える本だった。

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    2012年01月20日
  • 青空チェリー

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    どの話も良かったけど、「ハニィ、空が灼けているよ」は泣きそうになった…
    やっぱ豊島さんの文章が好きだなぁ。
    単行本の方も読もう!

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    2012年01月09日
  • やさぐれるには、まだ早い!

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    執筆活動は現在も休業中の著者のエッセイ。

    文庫化にあたり加筆したエピソードも、ファンにとっては嬉しい限り。
    突っ走ってたんだなぁ…と思ったし、疲れた、と言い切る姿は清々しい。

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    2011年12月28日
  • 底辺女子高生

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    豊島ミホの高校時代の
    自伝的な作品です。

    卑屈で陰キャで
    笑えました 笑
    あとがきの引用だけど
    檸檬のころがあくまでも
    高校時代のキラキラを
    すくいだしたものなのに対し
    底辺女子高生は
    高校時代のドロドロを
    純正抽出って感じ。

    因みに私事ですが
    この小説について書いた
    小論文で高校合格しましたw

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    2011年12月19日
  • ぽろぽろドール

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    絶望、諦念、憎しみ。
    「美」を遠くからでしか眺められない、美しくない人間。
    それらを通して感じる残酷さが、かえって美しいと感じた。

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    2011年11月16日
  • 初恋素描帖

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    ネタバレ

    昨日教育実習に行ってた友達から中学生の話を色々聞いたので、
    中学生の恋愛小説を読んでみた。
    色々思い出して、ぬーんってなってる。
    好きな人に毎日会える空間、って大学生になるともうあまりなかったりするし、
    余計なこと考えずに夢中になれたし、
    色んなことが一番新鮮なのってやっぱりあの頃だったし、
    そういう意味で特別な時期だったなとか。懐古主義。

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    2011年10月28日
  • 初恋素描帖

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    内容は題名の通りな感じだけど、数多いキャラクターがしっかり分けられており、相関図もオモシロい。
    切なかったり面白かったりで良かった。

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    2011年09月24日
  • 夜の朝顔

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    「手を出すべきか?」と、悩んだ本です。女子小学生が主人公ですからね。50を過ぎたオヤジが読む本か・・・。
    ふと気づけば、豊島さんは9冊目。文庫化された小説はほぼ網羅しているようです。若い女性が主人公の作品が多いのですが、その溌剌さより、どこか屈折した思いがあるのが、私の好みにあっているようです。

    「誰にとっても小学校時代のアルバムになるように・・・」とあとがきに書かれていますが、まさしくその通りの作品です。主人公センの小学校1年から6年までの小さいけれど不思議と心の底に眠り続けているような出来事を描いた7つの短編。小品ですが豊島さんらしい(ちょっと鬱屈したような)感性が随所に現れて良いですね

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    2016年07月30日
  • 底辺女子高生

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     中学から始めたラッパを吹奏楽以外で試してみたいというのと、毎日昼休みにお姉さん達から勧誘されたこともあり、ジャズバンドクラブに入部、これが3年間の高校生活の思い出の大部分かもしれない。演奏もさることながら、良い意味でもそうでない意味でも高校生らしい人間関係が思い出される。

     「底辺女子高生」では、想像していた高校生活と実際に過ごしていった高校生活を比較したり、振り返ったり、恨んだり、逃げ出したりした著者の人生の切り取りだ。なんとなくよくあるような気もするが、意外となめらかな文章の中に著者自身の想いが込められている。この滑らかさが本書を「面白い」と思わせているのではないか。

     こんな女の子

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    2011年09月13日
  • エバーグリーン

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    豊島ミホの青春小説。
    甘酸っぱいタイプのそれ。

    この本を読むのは単行本で何年か前に読んだ時以来で、主人公が奥田民生を歌うことくらいしか覚えてなかったけど、そのころと今じゃ、展開に対する感想がだいぶ違う。
    どの本でも何年かあけて読むと感想が変わるもんだけど、この本に対しては正反対といっていいくらい。

    2011年時点の僕はこの本の展開けっこう好きです。

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    2011年09月05日
  • 初恋素描帖

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    豊島ミホに出会ったのは『檸檬のころ』。
    なんて素敵な小説を書くんだろう、と、私にはど真ん中の本だった。

    高校編だった『檸檬のころ』。
    この『初恋素描帖』は、その中学編とも言える。

    タイトル通り、初恋が集まった短編集。
    中学校の生活よりも、初恋に重きを置いた作品。

    一冊の本としては良く考えられていて、一つ一つのお話が短いので、もしかしたら、雑誌の連載になっていたのかもしれない。

    “だから”なのか、『檸檬のころ』ほどの思い入れはない。
    切なさも楽しさも何もかも、踏み込むほど書かれてはいないからだ。
    そもそも、中学の頃なんてそんなものだったのかもしれない。

    しかし、悪い作品ではない。
    ただ

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    2011年09月03日
  • 初恋素描帖

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    中学生たちの、ちいさな教室での懐かしい恋たち。

    甘酸っぱくてこどもっぽくて、でも精一杯。
    かと思えば大人びたお話もあって。
    ひとクラス分の、それぞれの初恋たち。
    もう切なくて可愛くてきゅんきゅん。
    ああ、やっぱりこういうのは豊島ミホにしか書けない。

    私も中学は黄金時代だったなぁ。
    何も知らず毎日ただ笑って楽しくて全力で。
    今でも思い返し懐かしむ、無垢だったわたし。
    でも同じ教室の中にそうじゃない人もいただろうね。
    私が幼くて気付かないこともあっただろうなあ。
    出たくて仕方なかった小さな箱は、守られた宝箱だったんだなあ。

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    2011年08月29日
  • エバーグリーン

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    甘酸っぱいような、爽やかな一冊。
    ブルーハーツの曲がまたこの物語を引き立てる。
    読み終わった後、5歳若返ったような気がしました笑

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    2011年08月15日
  • 青空チェリー

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    女の人は、好きなんじゃないかなあと思う。読みやすいけどしっかりと読み応えがあってすごく好き。

    タイプの違う3つの短編からなる一冊。私はどれも好きですが、ハニィ~の読後のなんとも言えないもどかしい感覚がすきでした。

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    2011年07月02日
  • 青空チェリー

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    豊島ミホは、なんというか…とにかく味があって良い。
    読んだ後に切なさとか虚しさとか可笑しさが入り混じった感情が押し寄せてくる。

    現代と戦争をテーマにした「ハニィ、空が灼けているよ。」は大変なことがが起きているのにその影響を何も考えずに暮らす人々や、急に後になって大勢の市民を巻き込んで重大な事実を発表する報道などが現在の状況と重なってすごくリアルな物語のように感じた。収録作品の中ではダントツで面白かった。

    中学時代に好きだった人を思い続ける「誓いじゃないけど僕は思った」は、主人公のひねくれ具合やサークルのリア充っぷりへの「どーでもいい」感じが素敵。私も何人か恋人を作りつつ今もなお、中学時代に

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    2011年06月24日
  • エバーグリーン

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    中学校で友達以上恋人未満だった2人が卒業式の日に「10年後に夢を叶えて再会する」という約束をするところから始まるお話。いかにも青春っぽくて甘酸っぱくどきどきするけど、後半はお話の主軸がぶれてしまった感じがして読後感はいまいち。時間がある時にぶっ通しで読み直したい。

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    2011年06月12日