豊島ミホのレビュー一覧

  • 大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル

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    まあ読み手を選ぶ本。この本で「敵」とみなされるような人間が読んでもさっぱり分からないだろうと思う。著者は自分が死んでも社会には何ら影響がない、というが、いやこの本読みたかったです。『底辺女子高生』もたしかもってたんだが、見返してみようかしらん。しかしまあ、著者もたびたび言っているが、わりあい「ぬるい」仕打ちであったことはたしかで、どうしても死ぬとか殺すとかするほかない人はどうしようもないのだろう。しょうがない。小説も拝読する。

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    2019年02月21日
  • 神田川デイズ

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    帯は
    『ダメダメの日常から、
     彼方の光に向かって
     手を伸ばす。
     痛くてかっこ悪くて愛しい
     「若さ」の物語。

     世界は
     あたしのために
     回ってる
     わけじゃない。
     でも…』

    本当に久しぶりに豊島さん読みました。
    この本も積ん読で、10年ぐらい前に買った本。苦笑
    当時は読むのがもったいなくて、そこから気づけば10年。

    20代前半から気づけば30代になっていて、
    当時の自分に会いに行くような気持ちで読み進めました。
    最初は自分も遠くまで来ちゃった感じだと思って読んでましたが、読み進めていくうちに、今でも自分には大学時代に感じていた悶々が残ってるんだと気づかされました。
    と言うか、

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    2018年12月02日
  • エバーグリーン

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    学生時代、話したことのなかった子と何かのきっかけで話すことになり、興味を持っていく過程が思い出されて懐かしくなった。

    結果的にはハッピーエンド、なのかな?

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    2016年12月20日
  • 神田川デイズ

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    短編連作。
    大学コンプレックスのせいか、登場人物にイマイチ感情移入できず。「でも、早稲田でしょ」って感じで。

    ピンク映画は、監督が女優になったということ?

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    2016年12月18日
  • 底辺女子高生

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    何度も読んでいるエッセイ。
    黒田硫黄が気になった。
    高一で秋田から大阪へ、家出をする行動力はすごい。

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    2016年02月24日
  • 底辺女子高生

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    すべての地味女子の気持ちを代弁していると思います!
    私の場合は中学時代がまさにこんな生活、底辺女子でしたねー
    始終共感しまくりでした

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    2016年01月30日
  • 神田川デイズ

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    著者の出身、早稲田が舞台の作品
    描写される場所がほぼ全部実在している

    毎日すれ違うだけの、何万人もの他人の中で
    自分が素になれる場所を見つけるってきっと誰しも難しい

    何か見つけたいなぁって思って大学に来て
    その理想と現実はまた別だけど
    みんなそれぞれに何か考えながら生活してるのかなぁって

    自分は上京組じゃないけれど、
    それでも共感することいっぱいありました

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    2016年01月04日
  • 初恋素描帖

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    久々に!だいすきな豊島ミホ。
    心が浄化された。


    ある中学校のあるひとクラスを舞台にしたお話。
    毎日学校に行けば好きなひとに会えて、
    席替えがあって文化祭があって、
    友だちに相談したり揉めたり、
    っていう、ひとつひとつの当たり前の出来事が、
    いろんな子にフォーカスされて描かれる。

    可愛い子は当たり前にモテて、地味な子はモテなくて。リアルなところもありつつ。
    いいなー。青春だなー。


    この作家さんはこっちの作風のほうがウケるんだろうな。。わたし純情エレジーとかのほうが好みだけど。

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    2015年10月24日
  • 大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル

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    リベンジマニュアル、なんて物騒なタイトルですが、そんなもんじゃない。もっと、ちょっと背中を押してくれるような、あたたかくてやさしい本でした。生きることに傷ついてる子どもたちに、ひとりでも多くの子どもたちに届けばいい。こんな本を出してくれるなら、私のなかの岩波ジュニア新書の株は上がらざるを得ないです。よくやってくれたなぁと思う。

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    2015年10月24日
  • 大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル

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    私も過去の人間関係のあれやこれやから、固定化した思考パターンが身についていることを嫌というほど感じた。

    人をスペックで見てしまうこと、仮想敵を作ってしまうこと。

    この本を読んで、そうした自分を言語化できたことが収穫。

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    2015年08月14日
  • 大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル

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    そうなんだよな。結論は簡単で「クソなヤツなんてどうでもいいと思うこと」なんだけど、そこに自分で心から納得してたどり着くまでが簡単じゃない。自分もこの本の著者と同じく10年はかかった気がする。でもこの本を読んだ人なら、もうちょっとその結論にたどり着く時間を短縮できそうだな、と思った。そして自分の子供もこの世に生きている以上、間違いなくクソ人間に会うだろうから、そういうときに親としてどう接していったらいいか、いいヒントになった。

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    2015年06月06日
  • 檸檬のころ

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    切ない。 切なさと愛しさと。それがいっぱい詰まった連載短編集。
    どこにでもある進学校。 そこにいる目だったところが少ないような普通の、普通の生徒達が繰り広げる、部活や恋愛や友情や嫉妬や別れや。
    「ルパンとレモン」からの「雪の降る街、春に散る花」の切なさには心打たれた。違う視点から見る恋愛。 大きな何かがある訳じゃないのに、だからこそ自分が経験したように胸に響いて。
    今を大切にしなきゃって、思った。

    ルパンとレモン
    笑顔きらきらサル系野球部男子と吹奏楽部美少女がいい感じになってる横にいるクール野球部男子目線。「好きだった」て切ないね。

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    2015年05月03日
  • ぽろぽろドール

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    人形に色々な思いを託す人々の6編の短編集

    駅で切符を買うときに後ろに人が並んでいるのにもたついてしまう時、道を間違えて人の流れに逆らって歩かなければならない時、しまったなあという行動をする時、「ああもし私が美人だったら、今舌打ちされなかっただろうな、苛々させなかっただろうな」と思ってしまう。
    それは自分の性格が歪んでいるからだと分かっても、反射的にずっと。

    だからこの本のあとがきに書かれていたのは、私にも共感できることで、この短編集はそれぞれ救いようがないようで、救われるような美しいものだったように感じた。
    働いて、広い社会に出て、何十年間か後に読んだらまた違うかも。

    「手のひらの中のや

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    2015年04月04日
  • 底辺女子高生

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    作者の高校生時代を綴った本
    題名通りの「底辺」女子高生だと思った
    この時期独特の考えとか辛さとか行動とか周りの視線が気になるとか、
    現役の私からすると本当に共感できる

    家出して1日で捕まらずに割と満喫していたところが時代のなせるわざなのかなーって関心しました笑
    意気地のない私はそんなに図太く家出できんわ

    保健室仲間の友達とだったり、
    先輩だったり、
    そこにはそこの青春があって、
    どんな思い出でもどんなことがあっても、
    振り返ったらそこが青春なんだなぁと

    高校生頑張ろうと思える

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    2015年03月29日
  • ぽろぽろドール

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    綺麗で可愛いお人形に心を引き寄せられた人たちのお話。
    ドールが好きで容姿にコンプレックスありと、思い当たる節がありすぎる自分にはグサグサと突き刺さりすぎて痛い内容でした。
    (僕が人形と〜はスーパードルフィーをモチーフにしてる?いや、でもなんか憶測で書いてるから実際のドール界と色々ずれてるぞ!と、勝手にモヤモヤしてしまいましたが)
    瑞々しくて痛々しくて淡く儚い、美しいお話でした。

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    2015年03月14日
  • エバーグリーン

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    久しぶりに大満足。
    シンくんとアヤコのそれぞれの気持ちがとってもよく書かれている。
    あぜ道での再会のシーンでは泣いてしまった。なんでだろう。感動的でも劇的でもないんだけど。それまでの10年間を思うといろんな感情が交錯しました。
    雪融けの匂いや音、まぶしい太陽、田舎のちょっとぬかるんでるあぜ道、寒いけど暖かいみたいな気候・・・。
    そして私の頭の中にはレミオロメンの3月9日!

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    2019年05月26日
  • 底辺女子高生

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    何度も再読している。豊島さんの行動力、何だかんだ周囲と違っていても自分を突き通す所、ネガティブながら妙なところがポジティブな所がすごいなと思う。

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    2014年08月02日
  • 底辺女子高生

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    学生時代のあれこれなんて、のどもと過ぎればなんともない。
    でも、のどもと過ぎるまでが辛いんだよね。

    私は、まさしく「底辺女子高生」だったし「底辺OL」を経て今は「底辺主婦」だ。
    きっと、豊島さんはこんな底辺女から「豊島さん好きです」なんて言われてもちっとも嬉しくないんだろうな。
    だって私がそうだもの。

    でも、豊島ミホが、私は好きだ。

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    2014年07月27日
  • 底辺女子高生

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    初めて、「エッセイ」というものを読みました。
    これは豊島ミホさんを知らなくても面白いと思います。


    しかし…自分も割りと底辺な高校生活を送ったけど
    全然違う !
    すごい楽しそうだし行動力もあると思う。
    もっともっと底辺な人はいっぱいいるぞ!
    と思うが、平均的な学校生活を送った人ならば
    どこかしら分かり合える話題もあるはず。


    作者自ら描いた挿絵もよく合っていて、
    さらっとめくって目についた部分だけ読んでも面白い。

    時々、ふと目を通したくなります。

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    2014年05月18日
  • リテイク・シックスティーン

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    16歳のころ、
    訳もなく哲学してたり、
    友人を作ろうとしていたり、
    表に出せないちゃちな反抗心を抱いていたり、
    そういう少し恥ずかしくなるような
    あどけなさを思い出す事ができます。

    こういう年齢を描いたら一品の作家さんですね。

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    2014年03月08日