【感想・ネタバレ】大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアルのレビュー

あらすじ

他人から理不尽な仕打ちを受け相手に憎しみを抱いてしまっている若者や、スクールカーストがはびこる教室や空気を読み合う狭い人間関係に息苦しさを感じている若者たちへのメッセージ。高校時代に級友に傷つけられその精神的ダメージに長く苦しめられてきた著者が、自らの体験を振り返りながら憎しみとの向き合い方を語る。

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Posted by ブクログ

まあ読み手を選ぶ本。この本で「敵」とみなされるような人間が読んでもさっぱり分からないだろうと思う。著者は自分が死んでも社会には何ら影響がない、というが、いやこの本読みたかったです。『底辺女子高生』もたしかもってたんだが、見返してみようかしらん。しかしまあ、著者もたびたび言っているが、わりあい「ぬるい」仕打ちであったことはたしかで、どうしても死ぬとか殺すとかするほかない人はどうしようもないのだろう。しょうがない。小説も拝読する。

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2019年02月21日

Posted by ブクログ

リベンジマニュアル、なんて物騒なタイトルですが、そんなもんじゃない。もっと、ちょっと背中を押してくれるような、あたたかくてやさしい本でした。生きることに傷ついてる子どもたちに、ひとりでも多くの子どもたちに届けばいい。こんな本を出してくれるなら、私のなかの岩波ジュニア新書の株は上がらざるを得ないです。よくやってくれたなぁと思う。

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2015年10月24日

Posted by ブクログ

私も過去の人間関係のあれやこれやから、固定化した思考パターンが身についていることを嫌というほど感じた。

人をスペックで見てしまうこと、仮想敵を作ってしまうこと。

この本を読んで、そうした自分を言語化できたことが収穫。

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2015年08月14日

Posted by ブクログ

そうなんだよな。結論は簡単で「クソなヤツなんてどうでもいいと思うこと」なんだけど、そこに自分で心から納得してたどり着くまでが簡単じゃない。自分もこの本の著者と同じく10年はかかった気がする。でもこの本を読んだ人なら、もうちょっとその結論にたどり着く時間を短縮できそうだな、と思った。そして自分の子供もこの世に生きている以上、間違いなくクソ人間に会うだろうから、そういうときに親としてどう接していったらいいか、いいヒントになった。

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2015年06月06日

Posted by ブクログ

不登校学生や過去の自分に向けて書かれた、自分を否定し続けた半生記の振り返り

「他人の価値観という枠の中で、自分の価値を上げる」アプローチで負の循環に陥る様子、そして価値観や人との付き合いなどを「自分ルール」でやるしかないという反省

「君の幸せだけが、君に起きたいろんなことに対する復讐なんだ。」と引用している、よしもとばなな氏の「彼女について」を読んでみようと思った

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2025年10月14日

Posted by ブクログ

自分も「気にするな」と言われてモヤモヤしたことがありますが、このモヤモヤは正しかったんだなと思いました。

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2025年05月20日

Posted by ブクログ

学級全体を挙げての無視や暴力などという強烈な「イジメ」を経験したわけではない、それでもクラスからの疎外されていることを痛切に感じ、保健室登校となった筆者。
高校時代の人間関係の失敗の原因を自分自身に原因があると固く思い込み、相手(当時の敵)への復讐と人間不信に陥って10年以上苦しんだ、その様子を赤裸々に語っています。
「つらい」と感じる事柄は人それぞれですし、「筆者よりもつらい経験を、今自分はしているんだ」という人もいると思いますが、(言葉を選ばずに言えば)暴力を伴ったり逃げ場が全くないというほどの過剰な「いじめ」ではないからこそ、多くの読者にも思い当たる(共感できる)ことが多いのではないかと思います。
自分に対する他者の評価が気にならない人はほとんどいないでしょうし、「他人に(肯定的な)評価をされたい」と願うことは自然な欲求だと思います。それでも、他者の視点に囚われてしまうと、生きてゆくのがつらくなってしまう。
そのバランスを見出すまでにたどった筆者の歩みを追うことで、特に思春期の悩み多い世代にとっては、生きてゆくことが少し楽になるヒントがもらえるのではないかと思います。

教員として生徒に推薦するには少しハードルが高い本であると思いますが、もし人間関係に悩んでいる生徒がいるのであれば、そっと教えてあげたいと思いますし、自分の息子が悩んでいるときには、彼のありのままを受け止められる、そんな親になりたいと改めて思わされました。

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2021年12月03日

Posted by ブクログ

スクールカーストに苦しんだ人が大人になってもそれを引きずり、かりそめの成功を掴んでも苦しみ続け、そしてある意味解脱して楽に生きていけるようになった過程を綴ってくれた本。今苦しんでいる人は、少々長いが、是非読んで、生きていく糧としてほしいと思う。「そのままでいんだよ」「悪いのはあなたじゃないよ」の言葉が心にしみる。

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2018年11月12日

Posted by ブクログ

語り口調だから、すいすい読めて、そのまま流しちゃって、読み終った今はまだ消化出来てない感じ。
自分の実感や、これからにどう活かしていこうとかがまだ見えないという意味で。

「豊島ミホ」の小説もエッセイも大好きだし、どんな形であれこうやってまた本が出たことが私は嬉しい。

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2015年06月07日

Posted by ブクログ

リベンジマニュアルっていうより、私はこう乗り越えましたっていう自叙伝な気がする。参考になるところとならないところとがある感じでした。

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2025年01月25日

Posted by ブクログ

小説家としては現在に至るまで筆を折ったままの豊島ミホさんのYA向けの新書。彼女の過去のことなどが書かれている。リベンジマニュアルという感じはしないかな。

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2025年04月25日

Posted by ブクログ

【由来】


【期待したもの】

※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

【要約】


【ノート】


【目次】

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2018年10月28日

Posted by ブクログ

可愛らしい表紙イラストと相反する過激(!?)なタイトルに惹かれて、読んでみた。笑

傷つけられたこちら側が環境への適応を求められる~っていうのが、自分にも身に覚えのあることで…その悔しさに共感した。当時、私も子ども心に全然納得いかなかったから。
一体どうしてそういう結論になっちゃうのかしら。生徒の疑問に答えるのが教師のつとめなんだから、せめて納得できる理由を説明せんかい!まったく!!

もう(自分を傷つけたやつとは)二度と会わないことが復讐~っていうところに、この人の強さと弱さを感じた。
たぶん、どういうかたち(立場とか)で再会したとしても萎縮してしまって…結局、何年経ってもその相手とは当時の関係から抜け出すことはできないんだろうなと思う。
でも、だからってそれを暴力(自傷行為含む)とか第三者への八つ当たりとかで晴らそうとしないあたり、とても忍耐強い人なんだなと思った。

しかし、人生で見ればほんの一部にすぎないのに、その期間にあんなに苦しめられるとは…学校って不思議な所よねー。笑
今は、学校がすべてじゃないから逃げてもいいよね☆って思ってるけど、その世界で(しかも人生の序盤で)受け入れられなかった恐怖は大きいし、抜け出すにも勇気がいるから…辛い状況にある人に、もっと頑張れ!って受け取られるようなことを安易には言っちゃいけないなと思ってる。

ただ相手ルールに流されずに、自分ルールで生きてくこと~に、早い段階で気づければいいんだなと。
負けるが勝ち!とは、大人になったはずの今でも、そうそう素直には受け入れられないんだけどね。笑
まだまだ私も修行が足りんかな?

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2017年11月09日

Posted by ブクログ

タイトルがどストレートで好き。久しぶりの豊島ミホさんの作品。
読んでてこの人生きづらそうだなと思った。わたしも上手く生きられない人なので良くわかる。傷つきやすくて憎みやすく上手に渡り歩けない。
わたしは幸いいじめや無視にあうことはなく、最近でいうスクールカーストも下位に属したことも下位として扱われることも一切なく、どちらかといえば常に上位にいたのでそこは豊島さんとは違うのですが、スクールカーストの上位も上位なりに大変で、結局は孤立することを選び保健室ではなく学校に通うことを捨て単位ギリギリで卒業した高校時代を思い出した。
嫌なことや憎しみが生まれる気持ちを関係ない、と捨てるのは難しい。それは生きづらい人は感情的な思考を持ってるからだと思う。だからと言って感情に振り回されずに生きる術を得るのはなかなか難しい。それらを得て、初めて今を生きれるのかな。難しいね。

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2015年06月24日

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