豊島ミホのレビュー一覧
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同じ大学に通う学生たちの連作短編集。
あるお話では天真爛漫に見えた彼女も別の章では悩みをかかえていたりする。そういうのもひっくるめて大学生っていいなと思える一冊。Posted by ブクログ -
タイトルがどストレートで好き。久しぶりの豊島ミホさんの作品。
読んでてこの人生きづらそうだなと思った。わたしも上手く生きられない人なので良くわかる。傷つきやすくて憎みやすく上手に渡り歩けない。
わたしは幸いいじめや無視にあうことはなく、最近でいうスクールカーストも下位に属したことも下位として扱われる...続きを読むPosted by ブクログ -
表題作がだんとつでいい。十分濡れているのに初体験に失敗したところがとても新鮮でいい結末となっている。オナニーの描写もいきいきと瑞々しさがあって好感がもてる。Posted by ブクログ
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家出する行動力がすごい!よく無事に帰ってこれたなあ。私もバレーとかグループでやる競技嫌いだったわ。共感する。卓球じゃなくて友達同士でするバトミントンが楽しかった!あの時は悩んでいても今ではいい思い出。イラストがいいね!Posted by ブクログ
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恋し恋される中学生が惜しげもなく登場する。恋の行動もいいが、内面をもっとじっくり読みたいと思う。当然登場人物も限られるだろう。タイトルの「初恋」にあてはまるのは誰と誰か。Posted by ブクログ
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花をテーマにした恋愛短編集、全4編。
「コスモスと逃亡者」の主人公の知能指数の低さに驚かされた。
3日間だけ不純異性交遊していた相手との性交渉を覚えてるってどういうこと、断れないの?……と思ったら、誘っているし。
うーん、そういうことでしか気持ちを繋ぎとめられないのって悲しいね…。Posted by ブクログ -
胸の中にある宝物のような大切な思い出が蘇ってきた。
キラキラ輝いていて、眩しいな。
「27歳から16歳に戻って、青春をやり直す」を軸に繰り広げられていく、瑞々しい高校生活の描写。
SFなのかファンタジーなのか、妄想ってオチなのか、それが気になって入り込めず読み終わるまで時間がかかってしまったけれど...続きを読むPosted by ブクログ -
「こいつに何をしたっていいのだ、と思われていること自体が耐えられなかった」。否定された思い出の数々。トラウマを克服しきれていないまま書かれているので生々しい。生きにくさの原因は概ね自分で作り出している。穿って見ると、この人の場合も選別意識が仄見える。Posted by ブクログ
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初めて読む作家さん。短編集ですが、若干桜とあまり関係ないような短編もあり。でも、どれもじんわりと心にしみるよい作品。派手すぎず、私好みです。ほかのもよんでみよっと。Posted by ブクログ