豊島ミホのレビュー一覧

  • 花が咲く頃いた君と

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    読みやすかった。
    個人的には最後の桜の話がよかった。
    この人の本は初めて読んだけど、若い人受けしそうな感じだね。

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    2014年09月07日
  • リテイク・シックスティーン

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    胸の中にある宝物のような大切な思い出が蘇ってきた。
    キラキラ輝いていて、眩しいな。

    「27歳から16歳に戻って、青春をやり直す」を軸に繰り広げられていく、瑞々しい高校生活の描写。
    SFなのかファンタジーなのか、妄想ってオチなのか、それが気になって入り込めず読み終わるまで時間がかかってしまったけれど、
    想像以上の読後感の良さにびっくり。

    やり直してる設定だから、ぐっとくるものがあるんだろうな。
    青春時代のまぶしさとか
    切なさとか
    儚さとか。

    私は、書き換えたくないくらい楽しい青春時代を送ったから、16歳に戻らなくていいや。
    毎日早起きして学校まで歩くとかも無理(笑)

    でも、何か迷ったとき

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    2014年02月07日
  • 青空チェリー

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    「女の子の気持ち、ギュッとつかんで離さない。」って帯に書いてあるこの小説を男のオレが読んでみたわけですが、なんだか、そんなに女の子女の子してないっていうか、むしろジメっとしているというか、、、。

    表題を含む3編入ってました。

    ■ハニィ、空が灼けているよ。
    これが一番良かったですかね。

    カタストロフィ+片思い風味、みたいな。
    しかもどちらの要素も不安定で不条理な感じでモヤモヤしてて良かったです。

    戦争、教授、幼馴染み、いろんな要素が盛り込まれてました。

    ■青空チェリー
    急にエロい!

    予備校の屋上、隣りのラブホの窓から見える情事をのぞき見するのが趣味の女の子。

    今日も今日とて、のぞき

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    2013年12月05日
  • 底辺女子高生

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    「こいつに何をしたっていいのだ、と思われていること自体が耐えられなかった」。否定された思い出の数々。トラウマを克服しきれていないまま書かれているので生々しい。生きにくさの原因は概ね自分で作り出している。穿って見ると、この人の場合も選別意識が仄見える。

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    2013年12月02日
  • ぽろぽろドール

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    人形愛について。
    本の装丁が綺麗だったのでジャケ買いしたのですが、内容はどろどろとした自己愛や容姿への羨望やコンプレックスにまみれていて、とても怖かった。故に幸せな夢を見ているようなドリーミン乙女なカバーイラストなのかな〜なんて、思いました。長井朋子さんという画家さん、気になる◎

    *追記
    調べたら、長井朋子さんも人形愛好者なのですね。ということはこの本は、やはり人形愛の一冊なのですね。
    お人形さん、特別好きでもなかったけど、なかなか興味深いものだ〜。

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    2013年09月23日
  • 花が咲く頃いた君と

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    初めて読む作家さん。短編集ですが、若干桜とあまり関係ないような短編もあり。でも、どれもじんわりと心にしみるよい作品。派手すぎず、私好みです。ほかのもよんでみよっと。

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    2013年08月29日
  • 花が咲く頃いた君と

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    読みやすくてすぐに読めてしまった。

    おバカな女の子の話がなんとなく頭に残っている。

    ただ、これを書いた人、めちゃくちゃ高学歴ってことにびっくり。

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    2013年08月29日
  • 神田川デイズ

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     一つの大学を舞台にさまざまな大学生の心情や日常を描いた作品を六編収録した連作短編集

     ここで主人公となる大学生たちは、無気力だったり内気だったり、何かしたいことはあっても具体的にどうしていいかわからずその気持ちを持て余していたりと、いけてない大学生たち、というところがミソです。現役のいけてない方の大学生の自分が読むには、少々リアルすぎて切なくなってしまいましたが(苦笑)

     でもこういう輝いてない大学生たちを取り上げてくれたことがまたうれしくもあります。なんだか自分のことを書かれているようで目をそらしたくなる箇所もあるのですが、そういう個所を読んで自分の傷に塩を塗られる感覚がまた楽しいとい

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    2013年09月05日
  • 初恋素描帖

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    古本屋で見つけ、タイトルを見て買うか買わないか迷ったのですが、まあ豊島さんだから間違いは無かろうと購入。
    ショートショートと言って良いほどの短い20の短編でできてます。全編、1つのクラスの中学生の男女を主人公に、それぞれの中学生らしい恋愛模様が描かれます。自分が過ごした中学時代に強い思い入れがあるようで、豊島さんのあとがきに力が入っています。

    しかし、やっぱり50を過ぎたオジサンの読む題材ではないですね。
    MF文庫だしなぁ。

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    2016年06月19日
  • 夜の朝顔

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    小学生の生活の短編集。その頃を思い出すと、あまり楽しかった記憶より苦い思い出の方が多い。大人が思うより、子どもって楽じゃないよなーって思い出した本。

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    2013年05月22日
  • 花が咲く頃いた君と

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    少年少女の青春の一頁を季節ごとに切り取った短編集。4編。
    これは、一冊としての評価は難しいなー。

    前半2編は全くもって面白さを感じなかった。
    全然共感もできなかったし。

    後半2編はとっても面白かったです。
    タイトルに惹かれたものって、たいてい当たるね。
    『椿の葉に雪の積もる音がする』なんて絶対外れないだろと
    思ってたらその通り。ちょっと物悲しいけど、いい話。
    最後の1編も、主人公の男の子については、
    「こんな奴いるかよ」と思ってしまうけど、
    物語としては興味深かった。

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    2013年04月30日
  • リテイク・シックスティーン

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    主人公は普通の高校1年生の沙織。
    友人になったばかりの孝子からは、「未来から来た」と告げられて…

    もっとSF的な話かと思ったら意外と現実的でした。
    その点は個人的には良かったんですが。

    全体を通してみると、高校生という青春を上手く描いてて
    読んでて面白かったし、どんどんページをめくらせてくれた。
    ただ、残念なことに主要人物(沙織の母と孝子)のことが
    どうしても好きになれず共感できず、ずっとイライライライラ。

    まだまだわたくしも人として浅いのかな。
    沙織&孝子と仲良くなっていつも一緒に行動することになる同級生の
    男子については、それぞれ居そうなキャラなので男性も共感しながら
    読むことができ

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    2013年02月19日
  • 底辺女子高生

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    評判が良かったので手にとってみた、“【底辺】女子高生”。底辺、という自負はあまり好きではないけれど、カースト制度的にいえばわりと、や、かなりの身分の低さに思わず失笑。当時の豊島さんからしたらものすごく苦悩したのだろうなというのが読み取れる。真っ直ぐすぎて、一生懸命すぎたために歪んでいる感じがうまく描けてて好きです。

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    2013年01月29日
  • 青空チェリー

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    青い空に白い雲、爽やかな空の下で結ばれた変態条約。豊島さんらしい作品である「青空チェリー」。
    都会でインテリ教授と恋愛関係にありながら、故郷に戻り同級生と恋愛ごっこから本当の愛が生まれる「ハニィ、空が灼けているよ。」。
    すべての作品の登場人物が等身大だ。だから、喜びも悲しみも痛みも気持ちよさもグッとくる。

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    2013年01月01日
  • 青空チェリー

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    ネタバレ

     思ってたよりよかった。
     明るさの中にピリッとした怖さがある。

     そりゃあ忘れろなんて言われても無理な
     話です。
     そこまでされちゃあね。
     この手紙が届く頃には…なんてベタな
     オチだけど、鼻の奥につん!とくるものが
     ありました。

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    2012年11月28日
  • エバーグリーン

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    よくある学生生活から十年経って‥って物語。さっき読んだのがインパクト有りすぎたかな。ちょっと柔いってか甘いってか響くものが少なかった。つまらなくはないけれど。なんかバンドをキーにする物語とか多いよなぁ、最近。

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    2012年10月28日
  • ぽろぽろドール

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    すべてのお人形好きに読んで欲しいです。私もそこまで信者じゃないけど、人形を題材にした話って好きです。

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    2012年10月08日
  • 夏が僕を抱く

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    この人の本は、良くも悪くも同じような雰囲気の物語が多い。
    物語ごとに設定は数あれど、どちらかというと淡々としているのに小さな痛みを孕んでいて、終わり方も切ない。
    ハッピーエンドでも何かしら切ない。
    納得できない何かを飲み込んで生きていく。
    でも全面的に不幸なんじゃなくて、切ない中にも希望がある。
    人生そんなものなのかも。

    あとは、思春期の心理描写がいい意味で生々しい。
    ちょっと少女マンガっぽいところもあるけど、必ずしもその切なさが解消されないのがいい。

    歳を重ねるにつれ、色んな感情が薄くなって、切なくてもがくなんてことも減った気がする。
    悲しいことや腹立たしいことに過敏な分、嬉しいこともよ

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    2012年10月03日
  • 青空チェリー

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    んんんん軽く読めるし、おもしろかった。ちょっとびっくりするような表現があったのは、「女による女のためのR-18文学賞」受賞作品だとおいうことを見落としていたからですね(笑)

    ハニィのが切なくて好きだった。

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    2012年08月26日
  • 夏が僕を抱く

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    幼なじみをテーマにした作品集。
    ・変身少女
    ・らくだとモノレール
    ・あさなぎ
    ・遠回りもまだ途中
    ・夏が僕を抱く
    ・ストロベリー ホープ

    あさなぎが一番印象に残ったな。
    見合い相手は、近所に住む研吾。小学生の時にお姉ちゃんがキスした人。

    やっぱり豊島さんは、人のコンプレックスをもとに話を書くのが上手い。読んでるとザラザラした気持ちが甦る。


    2015/02/07再読。
    2018/01/14再読。
    豊島ミホさんは何度も読み返してみたくなっちゃう。
    今回はタイトル作の「夏が僕を抱く」が印象に残った。冬だからかな(笑)。ハネとミーちゃん。久しぶりに再会してもすぐに馴染めちゃうのは、やっぱり幼馴

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    2018年01月14日