豊島ミホのレビュー一覧

  • 檸檬のころ
    うまくいかなかった青春物語
    うまくいかなかったり恥ずかしかったり
    いつか薄くなっていく痛みとあんまり思い出したくないほろ苦い思い出

    中高生時代がいい思い出しかない人いないんじゃないかな


    でもそれも含めて
    あの時しか味わえなかった気持ちを思い出させてくれた
    戻れるなら戻りたいなと思った
  • 底辺女子高生
    自分の高校生活を記憶を必死に掘り起こして思い返してみれば、たしかにこういう女の子がクラスにひとりふたりいたよなぁ、と頁を繰りながらひどく懐かしく感じた。

    派手できらびやかで近寄りがたい女の子たちと同様、こういう3年間で男子と話したのは3回だけでそのどのシチュエーションも明確に細部まで記憶している...続きを読む
  • やさぐれるには、まだ早い!
    秋田から上京して20歳で作家になった著者の東京で失った恋と仕事、そして再出発。一人の作家が人生に逡巡するさまを赤裸々に綴った実録エッセイ。
    年齢を重ねたから感じることだが、人生の価値のひとつは経験だと思う。その引き出しが多ければ多いほど、困難に立ち向かうことができるし盾にもなる。豊島さんの作品が読め...続きを読む
  • 初恋素描帖
    純粋でしたたかな思春期真っ盛りの中学2年生×20人。男女それぞれの"ままならぬ思い"を描く連作短編全20話。
    初恋が素敵な思い出になるのは、その恋が永遠に続くと思っていたからだ。読み進めていくうちに、クラス内の人間関係が浮き彫りになる構成が面白いが、各人の個性描写がちょっと弱いのが残念。
  • 檸檬のころ
    3月、4月といえば別れと出会いの季節。
    学校を舞台とした本が読みたくなり、手に取った1冊。

    地味な高校生がテーマと言うことだが、
    描かれている子たち、言うほど地味でもない。

    「ラブソング」が良かったなぁ。

    高校時代を振り返ってみると、楽しい事ばかりだった気がする。(本当はそんな事なかったろうが...続きを読む
  • 花が咲く頃いた君と
    「サマバケ96」
    男性が間に入ると女の子の友情って簡単に壊れてしまう。
    高校生なんか特にそう。すごく繊細な感情が上手く表現されていた。
  • 大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル
    【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】
  • 夜の朝顔
    小学生の女の子センの6年間を描いた短編集
    読み始めから期間が空いたのであまり内容が入っていないが、、、
    小学生も色々考えてるし彼女らの世界があるんだということを改めて感じた
  • 夏が僕を抱く
    夏を擬人化したら、きらきらと笑いさざめいて走って行く少年少女になるのかもしれないけど
    その笑いの瞳の奥底に、深い悲しみと冬よりもながい静謐が隠されているような気がする

    豊島ミホ、昼ドラの脚本とかやったらうまいんじゃないかな〜しんどそうだから絶対みないけど…っていうか解説が綿矢りさなんだ…
  • 初恋素描帖
    面白くなかった。作者の中学の頃のクラスの観察だとか日記が元になってるて言うからもっと期待して読んだのに。各人物に割くページ数が少な過ぎて全員の印象が薄い。もう少し書いてくれないと感情移入まで行けない。
  • エバーグリーン
    中学校の卒業式で、10年後にお互いの夢を叶えて再会しようという約束を交わした、漫画家志望のアヤコとミュージシャン志望のシン。その日が近づく二人に去来する胸のうちを描く青春小説。
    何者かわからない青春時代から、何者かの限界を知る二十代。でも、まだまだ夢と希望は失わないという葛藤の日々が何とももどかしい...続きを読む
  • 大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル
    可愛らしい表紙イラストと相反する過激(!?)なタイトルに惹かれて、読んでみた。笑

    傷つけられたこちら側が環境への適応を求められる~っていうのが、自分にも身に覚えのあることで…その悔しさに共感した。当時、私も子ども心に全然納得いかなかったから。
    一体どうしてそういう結論になっちゃうのかしら。生徒の疑...続きを読む
  • 初恋素描帖
    中学2年生、20人、各8頁。恋心を綴る。目次が出色で、2年2組の名簿形式。出席番号・名前・部活欄と、備考に掲載頁を表記。出席番号順に登場しないところもイイ。

    大半が片想い。好きだと言いたいのに言えなくて、憎まれ口を叩いてばかりのところをほかの誰かに見られていることが、ほかの生徒の章で判明したりして...続きを読む
  • 花が咲く頃いた君と
    どれもうまい。よくできているな、と思う。
    解説を読むと、もう著者は小説家をやめたみたいな情報が。ええそうなの?もったいないなあ。
  • エバーグリーン
    青春だな~と。
    根拠のない自信をもち、音楽で成功すると信じている男の子。そんな男の子に憧れている漫画家を夢みる女の子。恋とも呼べない微妙な関係のまま中学校の卒業を迎えることになる。
    「10年後の今日、ここで。」
    お互いの夢を叶えて再会することを約束する。
    思い通りに行かない厳しい現実に気づくこともあ...続きを読む
  • 初恋素描帖
    あなたの“あの頃”をうずかせる、不慣れな恋の物語!
    甘酸っぱい。ほろ苦い。だけじゃない---あなたの“あの頃”をうずかせる不慣れな恋の物語。
    “思春期まっさかり”の中学2年生×20人の男女それぞれの「ままならぬ想い」を描く連作掌編、全20話。
  • 夜の朝顔
    小学生のセンリが1年生から6年生までの短編集。
    キラキラした子供時代ではなくて、子どもの頃に感じた違和感や不安、胸が痛むこと、気持ちがもやもやざわざわすることが中心に描かれていて。
    そうなんだよね。子供だった頃も色々と感じていた。小学生の毎日も大人が思うほど単純でもなかったり。
    自分の小学生時代を思...続きを読む
  • 檸檬のころ
    ううん、甘酸っぱい…!

    登場人物は誰もが普通で、悩んでいる。悲劇的な何かが起きるわけでも、サプライズな状況に巻き込まれるでもない。
    それでも『平凡』と片付けられないのは、きっと日々の其処彼処に転がるひとつひとつの表現が、丁寧だからなんだと思う。

    「こういうことあったなあ」というでもなく、苦おしく...続きを読む
  • 底辺女子高生
    著者の暗黒時代とも言うべき、高校生活を描いた自伝的エッセイ。誰にでもある、あったはずの思春期の日常が赤裸々に描かれていて、自分の過去を思い出しながら読める一冊。
  • リテイク・シックスティーン
    孝子がどこから来たかはじめはすごく気になったけど、読んでいくうちにそんなのはどうでもよくなってきた。
    タイムスリップが売りの話ではないっていう気がして。
    いつも幸せな気分になれて、豊島ミホさん好きです。