豊島ミホのレビュー一覧
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才能のある、上り調子の作家さんだと思っていたよ、私も。
お休みしてるということは知っていたけれど、
「神田川デイズ」は、おやすみ明けの作品かと思っていた。
お休みが功を奏して、いい作品を書けたんだな、
これから楽しみだっ!とか。
頑張り方とか、不器用に真摯なところとか好感がもてて良かった。
ただ、...続きを読むPosted by ブクログ -
豊島さんのデビュー作。
んー。思ったより合わなかったな。
「誓いじゃないけど僕は思った」がちょっと親近感を抱いたかな。
中学校時代に好きだったアッコに囚われるというより、言い訳にする主人公。中学校の思い出はなぜか美化される部分があるのは共感できる。Posted by ブクログ -
この感じ。まさに初恋を思い返す。わくわくドキドキ。イライラはらはら。一喜一憂の日々。まだ大人じゃないけど、もう子どもじゃない。あの頃が甦る。大人になってから読むことで、さらに趣が増す作品だと思う。クラスみんなの色んな視点から、いま学ぶ事がある。Posted by ブクログ
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同じクラス20人の話しを20編に。中学生の友人(恋人や片思い)に寄せる想いは、こんなに複雑だったっけ・・と自分のその当時と重ね合わせました。
巻末の相関図がとっても助かります。お互いの気持ち、わかっていそうで通じない、反対にばれたくないのに気付かれてしまう。そんなままならない関係がういういしいです。Posted by ブクログ -
「10年後に、ここで!」
初恋は実らない。
ずっと、玉砕しちゃうって意味に捉えてたけど、そうじゃないんだなーって。
途中で途絶える不実もあるし、変わってしまうこともある。
でも、恋をしてたってことは変わらない思い出になる。
そういう初恋もなんとなく幸せなのかも。Posted by ブクログ -
戦争はイヤだな、って心底思いました。
遠い田舎では、戦争が身近には感じられないけれど、
でも確かにそれは行われていて、ちょっとずつその影響が出てきて…
っていうあたりの描写がなんだかとてもリアルでした。Posted by ブクログ -
若いころ特有の閉塞感を打ち破りたい若者たちの物語。主人公たちは、全体の中では冴えない人間と見られ、また自らもそう思い込んでいるが、何かを変えたいと常に思う気持ちが、未来への可能性を感じる。
若いときってのは、それだけで特権だね。Posted by ブクログ -
少女マンガを小説にしたような読み応えの本。
中学生からの思い人と10年後に会う約束をして…少女から女性への心情の成長がテーマ。
個人的にはまぁまぁだが、後半に出てくるヒロインの彼氏がなんかリアリティが薄い。少女マンガに出てくる女の子の願望が形をとった男の人っぽい。。Posted by ブクログ -
前半は特に深く印象に残るわけでもなく、さらさらっと。でも、最後から二つ目の章、「先生のお気に入り」は好きです。表題にもなっている章は最後の章でした、うん、これもまぁまぁ好きです。
豊島さんの作品の中では、買うほどではないけど、読めてよかった、という作品です。Posted by ブクログ